バラエティ番組などの放送作家として活躍していた百田尚樹さん(58)の小説家デビュー作で、昨年12月にV6の岡田准一さん(33)主演で映画化もされた『永遠の0』が、来年2015年にスペシャルドラマとしてテレビ東京系で3夜にわたり放送されることが分かりました。
ドラマで主演を務めるのは、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』で一躍人気俳優となった向井理さん(32)で、この役を演じるにあたり頭を丸刈りにするそうです。
「永遠の0」は、太平洋戦争末期に戦闘機・ゼロ戦のパイロットとして生きた一人の男の生涯を、60年の時を越えひも解いていく物語で、小説は累計販売530万部を突破した国民的ベストセラー。
向井さんは本作で「臆病者」「卑怯者」と周囲から評されながらも天才的な操縦技術を持つ零戦パイロットで主人公・宮部久蔵役を演じる。
原作者の百田氏は今回のドラマ化について、「映画版は原作者である私自身が大いに満足した出来栄えでしたが、もとが600ページ近い長編だけに、原作の世界観が十全に再現されたものではありませんでした。
しかし、今回のテレビ東京の企画は、限りなく原作に近づいたものです。脚本も見せていただきましたが、主人公である宮部久蔵だけでなく、彼を取り巻く様々な男たちの姿が生き生きと描き出されていることに感動しました。どんな風に映像化されるのか、本当に楽しみです」とコメントしている。
これにネットでは、
- せっかくヒットしたんだから映画のイメージを落とさない為にもドラマ化しない方がいいと思う
- 向井さんてかっこいいけど演技下手だよね。あの映画みたいな緊張感あるシーンとか大丈夫かなと不安
- 映画版を放送した方がいいよ ノーカット、ノーCMで
- せっかくの映画のイメージが・・・あの役は、岡田だからハマったのに。向井では弱すぎる・・・
- なんですぐドラマ化?金の匂いに群がる大人。映画の感動台無し
などのコメントがありました。
大ヒットした映画だけにドラマ化が決定したことに対してネットでは大きな反響が出ていますが、そのほとんどが向井さんが主演を務めることに対して不安視するコメント、また批判的なコメントでした。
向井さんはイケメン俳優なのですが、演技が一本調子でどの役を演じても代わり映えしないので、原作や映画が良いだけに批判が出るのもしょうがないことかもしれません。
ですが、スペシャルドラマでは映画で描ききれなかった部分が追加され、更には原作に近付いているとのことなので、観る価値はあるのではないでしょうか。
ちなみにですが来月23日には、映画『永遠の0』のDVDとブルーレイが販売されますので、スペシャルドラマが放送される前に、まずはこちらをご覧になってみてはいかがでしょうか。
V6岡田准一主演映画『永遠の0』(Blu-ray)