フリーアナウンサー・古舘伊知郎さん(62)が21日、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『古舘伊知郎のオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送 第3金曜22時00分)にて、話をねつ造していたとしてネット上で物議を醸しています。
古舘さんは21日放送の番組で、住友生命のCMソング『よー、そこの若いの』などで知られるシンガーソングライター・俳優の竹原ピストルさん(本名=竹原和生 40歳)について、「いい歌、歌うよなぁ」と絶賛し、14日放送の音楽番組『ミュージックステーション』(以下:Mステ テレビ朝日系 金曜20時)に初出演した際のことについて言及しました。
14日放送のMステでは、竹原ピストルさんの前に声優ユニット『どうぶつビスケッツ×PPP』が登場。
『どうぶつビスケッツ×PPP』は、今年6月に舞台化も決定したメディアミックス作品『けものフレンズ』(略称:けもフレ)の3DCGアニメの声優陣で結成されたユニットで、アニメ『けものフレンズ』の主題歌『ようこそジャパリパークへ』を担当しています。
<↓の画像は、14日放送のMステに出演した『どうぶつビスケッツ×PPP』のメンバーと竹原ピストルさんの写真>
- どうぶつビスケッツ×PPP『ようこそジャパリパークへ』(YouTube)
そんな『どうぶつビスケッツ×PPP』のメンバーたちがハイテンションで番組に登場すると、タモリさんがうんざりした様子だったと古舘さんは番組で語り始めました。
古舘さんは、「もう、タモリさんの興味のなさぶり。もう、脱力の極み。『ブラタモリ』は、あんなにノリノリのくせに。最高じゃん、俺、『ミュージックステーション』のタモさんのやる気のなさは、最高に好きなんだよ。その時、アニメの子達は、もうテンションが高い。『初めてのMステです!』みたいな感じで、『タモさ~ん』って、アニメとかをやってるから、声がギンギン、ギンギンイラつくような声で。」と、番組での様子を説明。
また、『どうぶつビスケッツ×PPP』のメンバーそれぞれが自己紹介した上でタモリさんに質問を投げかけても答えず、その後もメンバーが「ちょっと、タモリさんにちゃんと質問しよう。タモリさんに逆質問。質問してくれないから、逆質問。タモリさんは動物で言うと、何かな?何かな?何かな?」と聞くと、タモリさんは嫌々「イグアナかな…」と答えていたとしています。
しかし、タモリさんのイグアナ芸を知らないメンバーたちは、「え?タモさんって、イグアナなんだって、ビックリしちゃった」「ビックリだよね」「ビックリだよね」「ビックリだよね」と輪唱のように反応し、それに対してタモリさんが小声で一言「…何なんだよ」とこぼして歌に行ったとし、その一方で、タモリさんは竹原ピストルさんには興味を持っている様子だったとしていました。
- 14日放送の『古舘伊知郎のオールナイトニッポンGOLD』(YouTube)
古舘さんはMステでこのようなやり取りが行われていたと番組内で説明をしていたのですが、実際には、タモリさんが『どうぶつビスケッツ×PPP』メンバーの質問を流すという場面は一切なく、特別興味が無さそうな様子も見せていませんでした。
その他にも、タモリさんが何か似てる動物について聞かれて「イグアナぐらいかなー?」と答えると、メンバーたちは「おおおぉぉー!!」「すっごーい!タモリさんはイグアナのフレンズなんだね!」と決めフレーズで反応。
それに対してタモリさんも「(笑)なんだそれ(笑)そういうの(笑)」と照れ笑いしていました。
<↓の画像が、Mステのワンシーン>
さらに、タモリさんが一言「…何なんだよ」などとこぼす場面は見当たらず、番組ではその後も『どうぶつビスケッツ×PPP』のメンバーが「うー!がおー!」という『けものフレンズ』のポーズがあることを紹介し、タモリさんと一緒にポーズを披露するなど、歌唱前は和気あいあいとした雰囲気でした。
そうしたことから、古舘さんの発言はねつ造だとネット上では物議を醸しており、
- 古館フィルターを通すとこうなるのか。報道に関わってはいけない人だね
- 会話が歪曲(わいきょく)されすぎてて、もはやあきれるレベル
- 報ステの頃から嘘ばっかり。誰もこいつの言う事なんか、一言も信じてないよ。
- 面白ければ多少の過剰演出もOKのノリで報道番組やっちゃってたのが罪なんだな
- 報道ステーションの頃から捏造、偏向、反日の人だったんだし、いつものこととしか思えないわ
- 『フルタチさん』打ち切りの話でてるけど、当たり前だよね この人世間的には嫌われてるし、テレビ局はなぜこの人が人気あると勘違いしてるんだろうか?
- 長いこと捏造や偏向して伝えることが仕事だったんでクセが抜けないんだろ
- 古舘の虚言癖は今に始まった事ではないだろ、昔からその場が面白くなれば何言っても良いと思ってやってるよ。それが滑るから更にタチが悪い
などの批判的なコメントが殺到しています。
今回の古舘さんの発言はねつ造であることも問題となっているのですが、その他にも古舘さんは「声がギンギン、ギンギンイラつくような声で」と、『どうぶつビスケッツ×PPP』のメンバーたちを批判しているものの、自身がMCを務めている深夜バラエティ番組『おしゃべりオジサンと怒れる女』(テレビ東京系 土曜23時55分)では、同ユニットのメンバーで声優・女優の尾崎由香さん(23)がナレーションを担当していることから、この発言についても非難の声が上がっており、ネット上では炎上状態となっています。
話を面白おかしくするために、多少話を盛る分には問題ありませんが、古舘さんが披露した話のほとんどがねつ造で、このねつ造話によってタモリさんにも迷惑をかけていますし、強引に持ち上げようとしている竹原ピストルさんにも迷惑をかけるものだと思われます。
古舘さんは、報道番組『報道ステーション』(テレビ朝日系)のメインキャスターを務めていた頃から言動が問題視されていましたが、バラエティ番組にも復帰して数本のレギュラー番組を持っているにも関わらず、こうしたねつ造をしてしまうのはかなり問題がありますね。
今後この件について何か対応をするのかどうかは分かりませんが、次回の放送で謝罪するなり何なりした方がいいかもしれません。