水谷豊さん(64)主演の人気刑事ドラマ『相棒シーズン15』(テレビ朝日系 水曜21時)の第9話が7日放送され、平均視聴率が12.9%(関東地区)で、第5話で記録した13.6%を下回り、今シリーズ最低記録を更新した事が明らかとなりました。
シーズン15では、昨年放送のシーズン14から引き続き、俳優・反町隆史さんが相棒役を務めているのですが、脚本のマンネリ化などもあってシーズン15の初回平均視聴率は15.5%と、2006年放送のシーズン5と並ぶ低水準となっていました。
ちなみに、シーズン7以降の初回は17~19%台で推移しており、反町さんが初登場したシーズン14は初回18.4%を記録しています。
<『相棒』出演の水谷豊さんと反町隆史さんの写真>
そうした中で、第5代目相棒役に俳優・濱田岳さん(28)の名前が浮上していることを、週刊誌『サンデー毎日』(毎日新聞出版)最新号が報じています。
テレビ朝日のドラマ関係者によると、『相棒』の視聴率低迷の原因はマンネリ化だと言われているとものの、「脚本家の大量流出と“4代目相棒”反町隆史(42)の演技に拒否反応を示す視聴者が多いからとも囁かれています。そこで、水谷サイドから濱田の名前が出ているのです」と語っています。
かつて『相棒』は、平均視聴率が20%を超えることもありましたが、シーズン13の最終回で20.3%を記録したのを最後に、20%台の数字は1度も記録しておらず、シーズン14では第8話と第11話で12%台の数字を記録し、最終回も数字が伸びることなく15.8%となっていました。
また、シーズン15についても、初回15.5%、第2話が15.3%、第3話は14.6%、第4話は15.3%、第5話は13.6%、第6話は15.1%、第7話は14.4%、第8話は15.1%、第9話が12.9%と、他局で放送のドラマと比較すると高水準であるものの、以前の数字と比較すると寂しい結果となっています。
シーズン13まで出演していた3代目相棒の成宮寛貴さん(34)は、最終回で逮捕されるという衝撃的な展開となっており、この結末は相棒ファンの間で物議を醸すことになりましたが、元ドラマ関係者は「このシナリオの発案には水谷も関わっていたといいます。それまでも、台本に口を出す水谷に持ち回りの脚本家らが不満爆発、けっこう辞めてしまったのです」「優秀な脚本家が流出したことで、ドラマ自体が面白くなくなったんですよ」と、水谷さんにもマンネリ化の原因があるといいます。
そして、第5代目相棒として濱田さんの名前が挙がっているとのことなのですが、その理由について前出のテレ朝のドラマ関係者は、「当初、反町は1シーズンの予定だったんですが、なぜか今回も継続。さすがに次回はない。水谷は以前から仲間由紀恵(37)を相棒にしたかったのですが、スケジュールの都合でレギュラーは無理。そこで濱田の名前が飛び出したわけです」と語っています。
このように関係者は語っているのですが、これに対してネット上では、
- 鈴木亮平とかどうだろう
- 水谷降板の方がインパクトはあるのに
- 人材不足だねえ。堺雅人の刑事物ならちょっと見てみたい。しかし、明らかに水谷が飽きられてる。
- 浅利陽介と区別がつかなくなるからない
- ミッチー再就任して、官房長死んだときの投げっぱなしの伏線回収して終われ
- 無しだな。右京さんの相棒は背が高くないと
- まだ上り坂だからね 相棒には早いでしょ
- 佐藤浩市と加齢臭たっぷりの相棒が見たい
- 亀山さんしか認めない。ミッチー以降は、相棒ではなくパシり
- 濱田岳ならコメディな感じにしてほしい
- 新相棒は女性でも良いと思うな。例えば、市川実日子。それこそシン・ゴジの尾頭ヒロミみたいなキャラで。女性版亀山的な
- 正直ラストシーズンまで反町続投でいいよ。そんな悪いと思わないし
などといったコメントが寄せられています。
反町さんが1シーズンで交代という噂は以前から出ていたものの、シーズン15でも引き続き相棒を務めることになったのですが、数字も伸び悩んでいることから、今シーズン限りで外されるという可能性は十分あるでしょうね。
候補として名前が挙がっているという濱田さんは、auのCM「三太郎シリーズ」で“金ちゃん”こと金太郎役を演じ、今年は『ヒメアノ〜ル』など5本の映画に出演したほか、様々なドラマにも出演。
また、来年1月2日には主演ドラマ『釣りバカ日誌〜新入社員 浜崎伝助〜』(テレビ東京系)が、新春ドラマスペシャルとして放送されるほか、1月22日よりスタートする松坂桃李さん主演のドラマ『視覚探偵 日暮旅人』(日本テレビ系 日曜22時30分)、1月14日公開予定の映画『本能寺ホテル』などに出演することが決定しています。
濱田さんは演技力の高さや、そのキャラクターから人気が高い個性派俳優で、水谷さんとコンビを組んだ姿を見てみたい気もしますが、これまで相棒役は寺脇康文さん、及川光博さん、成宮寛貴さん、反町隆史さんが務めており、濱田さんは路線が違うことから少し心配です。
また、相棒を交代したとしても脚本が良くなければ数字は良くならないため、次の相棒をどうするのかより先に、良い脚本家を探すことに力を注いだ方がいいのではないかと思いますね。