半沢直樹2のリアルタイム・録画合計の総合視聴率が30％超え、今年の最高記録を更新。後編の内容に期待の声

堺雅人さん主演のドラマ『半沢直樹』（TBS系 日曜21時）の第4話が9日に15分拡大で放送され、関東地区の平均世帯視聴率が22.9％（関西地区は26.3％）だったことが明らかになりました。

『半沢直樹』の続編は、初回平均世帯視聴率が22.0％、第2話が22.1％、第3話が23.2％、第4話は22.9％と、初回から22％超えをキープしています。

関東地区だけでなく関西地区も初回平均視聴率が23.3％、第2話が26.4％、第3話は26.9％、第4話は26.3％と、初回以降は26％超えの高水準となっています。

『スポーツニッポン』（スポニチ）によれば、全テレビ局を通じてゴールデン・プライム帯（19～23時）の連ドラで、平均視聴率が初回から4話連続で20％を超えるのは、2014年10月期放送の米倉涼子さん主演『ドクターX～外科医・大門未知子～ 第3期』（テレビ朝日系）以来、約6年ぶりの快挙となるといいます。

『半沢直樹』は、直木賞作家・池井戸潤さんの小説シリーズが原作となっており、2013年7月期放送の前作は、2004年出版のシリーズ1作目『オレたちバブル入行組』、2008年出版の2作目『オレたち花のバブル組』を原作とし、関東地区の初回平均視聴率は19.4％、第2話以降は20％を超え、第4話が27.6％、第5・6話が29.0％、第7話が30.0％、第8話が32.9％、第9話が35.9％、最終回の第10話で42.2％を記録し、全10話の期間平均視聴率は28.7％となっていました。

それから7年が経ち、新型コロナウイルスの影響で3ヶ月遅れでのスタートになった続編は、2012年出版の3作目『ロスジェネの逆襲』、2014年出版の4作目『銀翼のイカロス』を原作としており、前作には登場しなかった新キャラクターが多数登場し、ストーリーを盛り上げています。

そして、続編の視聴率も好調なことに対してネット上では、

• この数字はもちろん凄いんだけど、先週からの右肩上がりとロスジェネ編クライマックスをうたってたから、25越えを期待してたんだけどなぁ。
  めちゃめちゃ面白いし、心にグッとくる言葉とかもあるから、いろんな人に見てほしいなぁ。半沢が会社の後輩へ向けた言葉とか本当に素敵だった
• 最終回なんじゃないかってぐらい面白かった。やっぱり半沢はストーリー、キャストも含め最高だね
  次週から後編、これもまたワクワクしそうな展開が待ってそう。とにかく日曜が本当に待ち遠しい。
• 前半のロスジェネの逆襲編が4話で終わってしまったのが気掛かり。不正を暴くまでの内容がカットされているように映り、あと1話分あってもおかしくなかった内容だと思う。
  前作は10話まであったので、銀翼のイカロス編は6話分あって欲しいです。
• 原作を読んでる身からすると、伊佐山、三笠の電脳への出向、半沢の帰還の部分をもう少し欲し下げて欲しかったかな
• 前作はもっとじっくりしっかり物語を描いていたと思うが、今作は内容はそこそこに、キャストのキャラや演技を全面に押し出しすぎていて、「現代の時代劇」なんて揶揄されても仕方ないかなと、、、
  この内容なら2クールやってもいいんじゃないかと思うんですが、伝説的コンテンツなのに勿体ない
• 内容がてんこ盛りでスピード感が凄い。その反面、やや詰め込み過ぎ感がある。これまで観てない人を取り込むには、2時間くらい使ってもあまりある内容だった気がする。帝国航空の話は来週でも良かったのでは…とも思いました。
• 電脳の粉飾を見破るところが全然描かれてない気がした。特許のところもすごい駆け足だし、大和田と伊佐山が絵に書いた当初のストーリーが駆け足すぎて、なんか出来過ぎなストーリーって感じがしちゃったのが残念。
• いま世の中がコロナや何やでストレスフルだから、こういう勧善懲悪なドラマを観てスカッとしたい人が多いのかも。
  毎回俳優さん達の顔芸対決が面白いけど、ソーシャルディスタンスが推奨される今、おじさん同士がキスする寸前ぐらいの距離で言い合うシーンが多くて心配になる（苦笑）

などの声が上がっています。

『半沢直樹』の続編は世帯視聴率だけでなく個人視聴率も飛び抜けて高く、他の民放ドラマは1ケタ後半で推移しているのに対して、『半沢直樹』は初回から個人平均視聴率が13.4％、第2話が13.6％、第3話が14.1％、第4話が14.8％となっています。

また、世帯・個人共にタイムシフト視聴率（録画視聴率）も高く、初回は世帯13.9％・個人7.5％（総合視聴率：世帯33.0％・個人20.2％）、第2話が世帯13.3％・個人7.5％（世帯32.9％・個人20.2％）となっていて、リアルタイム視聴と録画視聴を合わせた総合視聴率が30％超えという驚異的な数字を記録しています。

新型コロナウイルスの影響で放送開始が遅れたことが影響しているのか、ストーリー展開が前作よりも早い、もっと丁寧に描いてほしいなど不満の声も少なくありませんが、続編も十分過ぎるほどの高い視聴率を記録しているほか、オリコンが調査の「ドラマ満足度ランキング」でも『半沢直樹』は満点で1位となっています。

16日放送の第5話から第2部に突入し、女優・江口のりこさん、俳優・柄本明さん、アンジャッシュ・児嶋一哉さんなどが新たな敵として本格的に登場することが明らかになっており、今後さらにストーリーが盛り上がっていき、どこまで数字を伸ばすのか注目ですね。