千鳥・大悟さん(本名=山本大悟 43歳)が4日放送のバラエティ番組『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)で、パリコレ等にも進出しているファッションブランド『JOHN LAWRENCE SULLIVAN(ジョン・ローレンス・サリバン)』のジーンズを試着し、笑いのネタにして“下ネタイジり”したことに対して、元プロボクサーのデザイナー・柳川荒士さん(やながわ・あらし 48歳)が怒りをあらわにし、ネット上で物議を醸しています。
<↓の画像が、デザイナー・柳川荒士さんの写真>
この日の番組では、恒例となっている大悟さんの洋服を買いに行く企画を放送し、東京・原宿の人気セレクトショップ『STUDIOUS(ステュディオス) MENS 原宿本店』を訪れました。
定期的に放送されている同企画では、奇抜で個性的なファッションアイテムを大悟さんが試着していき、ノブさんと共に大喜利をするのが定番の流れとなっており、今回も着る人を選ぶハイセンスな洋服を次々に試着していきました。
そして、両足の付け根から裾にかけて正面にジッパーが付いたジョン・ローレンス・サリバンのジーンズと、2つのジッパーが付いた『BED j.w. FORD(ベッドフォード)』のブルゾンを試着し、試着室から出てきた大悟さんを見るなりノブさんは「最高やん(笑)」と語り、スタッフも笑い声を漏らしました。
<↓の画像は、着用した洋服の写真>
<↓の画像は、千鳥・大悟さんが上下着用時の写真>
大悟さんは「なんなんこれ」と笑いながら、「正面チャック2枚 ち〇〇出し変質者やん!」と下ネタイジりをした後には、ノブさんが上下のジッパーを全開にして爆笑し、最後に大悟さんは「すいませんね、店員さん。ちょっと、サリバンに言うとって下さい。『剥かれます』と。」とボケて、次の服を試着しました。
<↓の画像が、上下のチャックを全開にしたシーンの写真>
これに対して、同ブランドのデザインを手掛ける柳川荒士さんはインスタグラムに、大悟さんが「正面チャック2枚 ち〇〇出し変質者やん!」と言い放ったシーンのキャプチャー画像を投稿し、「何年もの時間を費やし、社内スタッフ、営業やPR、そして何より工場などの方々の協力を得てブランドのシグネイチャーアイテムへと育ててきたデニムジーンズが、テレビ番組でこのような扱い方をされた事が残念で仕方ない。創設から20年、妥協することなく少しずつ築き上げてきたブランドイメージを、自分達の笑いの為に一瞬にして踏み躙られた事が本当に悔しい。これからも店頭でこの商品を売っていくスタッフの気持ち、何よりこの商品を買ってくれたお客様の気持ちを考えると本当に心が痛い。」
と綴り、番組でのイジりに対して怒りをあらわにしています。
<↓の画像が、柳川荒士さんのインスタグラム投稿写真>
また、インスタグラムのストーリーズ(24時間限定公開機能)では、千鳥のハッシュタグに中指を立てた絵文字を挿入し、下ネタイジりをされたことに対してブチギレ激怒しています。
そして、柳川荒士さんのブチギレ投稿に対してネット上では、
- どっちも嫌いじゃないから気分的にモヤるけど、まぁシンプルに良くないよね
- 作り手からしたら本気で作っている訳だから、屈辱的で怒るのはごもっとも。お笑い芸人も楽しければ良いではなく、視野を拡げないと
- 自分のデザインした洋服がこういう切り取られ方するといい気持ちはしないよな
- 放送見てたけど、こんなん普通にされたらブチギレられるに決まってるから、てっきり許可取ってるのかと思ってた。
今後のショップの対応考えると他人事とはいえ血の気引くな - こういう投稿しちゃうのも、わざわざ関連アカウントメンションするのもダサい
- 「ファッションに疎い」という前提の大悟がイジってるんだから、別に笑って済ませれば良い話。ファッションリーダーや専門家が笑ったならダメだが
- 文句言うんじゃなくて、「こういう着こなししたらオシャレですよ」ってアピールした方がいいと思う。
せっかく多くの人がこの商品を目にしたのですから、逆手に取って宣伝するくらいの気持ちじゃないと…。
こんな奇抜なデザインをした人が、実は自由を認めない、小っちゃい人だなんて、かえってイメージダウン - 服興味無い人からしたら当たり前の反応だろ。自分たちが一生懸命作ったことと、世間の評価は比例しない
元々尖った物作りしてるんだから何言われても堂々としてりゃ良いのに - 別に買い手が商品に対してそう感じたんだからいいでしょ。そこに作り手に対する尊敬とか別に買い手にとっちゃ知らんよそんなの。
それを格好良い、格好良くないと思うのも自由、買う、買わないも自由なんだし。
などの声が上がっており、賛否両論となっています。
この企画では、大悟さんとノブさんが“たとえイジり”をするのが定番で、洋服のデザイン自体を笑いのネタにすることもあれば、コーディネートを何かに例えて大喜利するというのが視聴者にウケているのですが、デザイナーからしたら今回のようなイジりはイラッとくるかと思います。
ただ、インスタグラムで怒りをあらわにしたことによって、ネット上では批判が殺到し、ブランドのイメージ悪化に繋がってしまっており、番組でのイジりに不満があったのであればSNSではなく、テレビ局や番組サイドに直接クレームを入れた方がよかったのではと思いますね。