昨年の番組出演本数が400本近くまで激増するなど、いま最も勢いに乗っているお笑いコンビ『かまいたち』と先輩コンビ『千鳥』が出演の番組『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)が、今年春にレギュラー化されるとの情報をニュースサイト『日刊大衆』が伝えています。
『千鳥の鬼レンチャン』は2020年10月から昨年末まで合計4回、特番として不定期に放送されており、番組のメインコーナー「サビだけカラオケ」は、音程を外さずにサビ部分を10曲連続歌いきれば賞金100万円という内容で、メインMCの2組はゲストたちが企画に挑戦する模様をモニターで見ながら、何連チャンするかを予想します。
『日刊大衆』によると、この番組が春からレギュラー化されるそうで、番組の放送枠は日曜20時台とのことです。
現在、日曜20時~22時までの2時間は「日バラ8」枠として、主にバラエティ番組の特番を単発放送しているのですが、春に再び1時間枠に再編成するのかは不明ながら、ここに『千鳥の鬼レンチャン』を持ってくるそうです。
<↓の画像は、『千鳥の鬼レンチャン』出演のかまいたち、千鳥の写真>
『千鳥の鬼レンチャン』のレギュラー化について番組制作会社関係者は、「千鳥とかまいたちの勢いは凄まじいものがあり、2022年に入っても変わりません」と語っています。
また、この2組が出演する番組が近年激増している理由について制作会社のディレクターは、「これだけ千鳥とかまいたちが重宝されているのは、テレビ各局が重視している13~49歳のコア視聴率が期待できるからです。また2組とも実力はたしかですから、確実に番組を面白くしてくれます。そのうえで、ギャラが一流どころの芸人と比べるとまだ安い水準にある。千鳥の大活躍はもう長いですから、彼らのギャラは上がってきていますが、それでも、さまぁ~ず、くりぃむしちゅー、ナインティナインなどに比べればかなりお手頃だといいます」
と明かしています。
高いコア視聴率を望めること、ギャラが比較的安いこと以外にも、テレビ番組に引っ張りだこの理由があるそうで、「2組とも完全に“テレビタレント化”していて、地方へ行く営業の仕事などはほぼないでしょう。(中略)テレビが中心なのでスケジュールはなんとか確保できる。現在は、ロケなども少なく、時間が見えるスタジオでの収録が多いというのもオファーが尽きない理由でしょう」
とも語っています。
しかし、ここ最近この2組が番組に出演、共演することが増えていることによって視聴者からは否定的な声も上がり始めているとし、ネット上で千鳥&かまいたちがタッグを組んだ番組に対しては、
- 千鳥×かまいたちは食傷
- 正月番組、千鳥とかまいたちばっかりやん さすがに飽きる
- 千鳥~かまいたちって流れの番組の作り方ばっかりでなんか嫌だわぁ
- それぞれめっちゃ面白くて昔から大好きな芸人さんなのに、最近さすがに食傷気味
などと、ネガティブな反応が上がっているとのことです。
前出の制作会社ディレクターも現在の状況に対して、「人気抜群の2組ですが、今の消費のされ方では、お茶の間から飽きられるのも時間の問題だとも言われています。」
と語っています。
週刊誌『フラッシュ』が昨年報じた記事によれば、千鳥は他局と同様の企画を放送しても番組が盛り上がるといい、今最もコスパが良い芸人として名前が挙げられています。
ただ、千鳥とかまいたちは現在、視聴者から“食傷気味”と言われても仕方がないほど多くのテレビ番組に出演しており、千鳥とかまいたちがそれぞれコンビで出演のレギュラー番組が10本以上あるほか、『千鳥かまいたちアワー』(日本テレビ系)と『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』(フジテレビ系)でもこの2組は共演しています。
番組が盛り上がり、安定した数字も取れてギャラも安いことで重宝されるのも分かるのですが、メディア露出があまりにも多いことで徐々に飽きられ始めており、レギュラー化されるという『千鳥の鬼レンチャン』は番組のメインはあくまでもゲストなので、企画次第ではある程度の数字が取れそうではあるものの、正直これまでのように特番として年数回放送するぐらいで丁度いい気もしますね。