今勢いに乗っているお笑いコンビ『千鳥(ちどり)』の冠番組『千鳥の「話の引き出し」』が、10月からフジテレビ系の火曜22時枠でスタートすることが分かったと『東京スポーツ』(東スポ)がスクープしています。
高校の同級生だった2人は2000年にコンビを結成し、2010年ごろには関西でレギュラー番組を10本以上、年間のロケ本数は200本以上という売れっ子となり、2012年に関西のほとんどのレギュラー番組を降板して東京へ進出しました。
東京進出後すぐにブレークとはならず、2012年4月からスタートしたレギュラー番組『ピカルの定理』(フジテレビ系)は、視聴率低迷などで放送開始から約1年半で打ち切りとなり、それからしばらく低迷期がありました。
<↓の画像は、千鳥ら『ピカルの定理』出演者の写真>
その後、再びレギュラー番組が増え始めたのは2016~2017年ごろで、千鳥ノブさんの「クセがすごい」ツッコミなどで注目を集め、現在コンビでは『いろはに千鳥』(テレビ埼玉)、『そろそろ にちようチャップリン』(テレビ東京系)、『青春高校3年C組』(同)、『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)、『天才てれびくんYOU』(NHK Eテレ)、『相席食堂』(ABC朝日放送テレビ)など、10本以上のレギュラー番組を持っています。
そんな千鳥の新冠番組『千鳥の「話の引き出し」』は、9月で終了する有吉弘行さんの番組『レディース有吉』の後番組としてスタートするそうで、同番組は昨年12月と今年5月に関西ローカルで特番(関西テレビ制作)として放送されていました。
番組の内容は、知って得する驚きのネタ、誰かに話したくなるような面白いネタなど、話の引き出しとして今後使えそうなネタを、様々なテーマに沿った有識者たちから得るという内容です。
5月の特番放送にあたって千鳥・大悟さんは、レギュラー化への手応えはあると話しており、それが実現した形です。
<↓の画像は、5月放送『千鳥の「話の引き出し」』出演者の写真>
東スポによれば、吉本興業は現在闇営業問題で大揺れとなっており、芸能界全体でコンプライアンス(法令遵守)の徹底を進めていることから、闇営業をしていない芸人の需要が急増しているといい、吉本興業は千鳥にヒアリングし、フジテレビも独自に身辺調査を行い、双方からシロだと判断されたことによって、『千鳥の「話の引き出し」』はプライム帯(19~23時)でのレギュラー化が決定したそうです。
しかし、千鳥・大悟さんは女癖が悪く、これまでに何度も週刊誌に不倫スキャンダルをスクープされており、これが不安材料として挙げられているとのことです。
千鳥・大悟さんは不倫スキャンダルによって、コンビで出演していた『ファブリーズ』(P&G)のCMを降板しており、その後はノブさんのみCM出演しています。
その後も千鳥・大悟さんはノブさん等から様々な女性との浮気を暴露されており、今年7月に出演したイベントでも大悟さんは、「そっち(反社会的勢力への闇営業)よりオンナの方を気をつけなさいと(吉本興業から)言われた」と明かしていました。
こうした不安材料はありますが、関係者は『千鳥の「話の引き出し」』のレギュラー化について、「フジテレビは大悟に対し、今後も不倫する可能性を大いに残すが、それが番組の出演自粛や降板に直結する恐れは低いと判断したようだ」
と語っています。
そして、『千鳥の「話の引き出し」』のレギュラー化決定報道に対してネット上では、
- 千鳥面白いから見たい、がんばれ~
- ノブー!が不倫しなければ千鳥は大丈夫
- 宮迫の空いた席を全部取っていけ。千鳥は実力ある。
- 千鳥はガヤで泳がせておく方が面白い。でも、ここはガヤとはまた違ったMCの面白さを開拓してほしい
- 大悟が不倫を二回すっぱ抜かれてるにも関わらずここまで好感度高いのが謎だ。
女性にも人気だし、不倫で叩かれるか叩かれないかってやっぱりやる人によるのかな。
EXITのりんたろーの浮気と七股も面白がられてそんなに叩かれてなかったし。日頃の行いは大切だってことか。 - 大悟に清廉潔白なイメージなんてもはや無いし求めてもいないから今後不倫しようがしまいがどうでもいい。むしろ芸の肥やしにしてもらえれば。
- 流行ってるからといって、千鳥をメインに据えた番組が面白いとは思えない。
最近ノブが人気だからって、メインや司会は、千鳥の良さを殺しまくってる。天の声みたいなのがギリギリ許容範囲だと思う。
ノブの進行は確かに落ち着いていて安定感があるけど、喋りと掛け合いが達者なんだから、ロケや、ひな壇で自由にお喋りして貰ったほうが面白い。 - 千鳥にやらすなら深夜枠が良いんだけどな~。あくまで千鳥の色を出して作家陣にやらされてる感じが無いのを願うばかり。
ちょっとぐらい無茶やったり大阪時代の荒い感じを無くさないでほしいな。テレビ千鳥みたいに面白ければ良いんだけど。
などのコメントが寄せられています。
情報誌『日経エンタテインメント!』が6月に、「認知度(顔と名前を知っている)」と「関心度(見たい・聴きたい・知りたい)」の調査データを基に発表した「タレントパワーランキング2019」で千鳥は、2017年は圏外、昨年は86位だったものの、今年は24位まで急上昇しており、明石家さんまさん、出川哲朗さん、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、くりぃむしちゅーといった人気芸人たちよりも高い順位となっていました。
<↓の画像は、「タレントパワーランキング2019」TOP50の写真>
こうした影響力を持っているだけに、冠番組のプライム帯でのレギュラー化には納得なのですが、千鳥は司会者として番組を回すよりも、ひな壇ポジションの方が芸が活きるという声、さらに深夜帯の方が良さそうという声も見られます。
千鳥は、『千鳥の「話の引き出し」』と同じカンテレ制作の番組『世界の村のどエライさん』(月曜22時)でMCを務めるも大コケ、放送開始から8ヶ月で打ち切りという苦い経験があります。
番組の失敗は千鳥のせいではなく、番組内容自体に問題があったとする声が多かったのですが、千鳥は確かにMCよりもひな壇でガヤ芸人として自由にボケたり、ツッコミを入れるポジションの方が合っている気はします。
そのため、『千鳥の「話の引き出し」』にも不安はありますが、番組でまた新たな魅力を引き出し、今後さらに活躍の場を拡げていってほしいですね。