人気漫画『幽☆遊☆白書(ゆうゆうはくしょ)』が動画配信サービス『Netflix(ネットフリックス)』で実写ドラマ化されることが昨年12月に発表され、ネット上では批判の声が上がるだけでなく、キャスト予想も大きな盛り上がりを見せていましたが、主人公・浦飯幽助役に俳優・歌手の北村匠海さん(きたむら・たくみ 23歳)が内定したとニュースサイト『サイゾーウーマン』が伝えています。
『週刊少年ジャンプ』で1990年代前半に連載されていた『幽遊白書』は、不良で正義感が強い中学2年生の浦飯幽助が交通事故死をきっかけに霊界探偵となり、様々な妖怪等とバトルを繰り広げるストーリーで、1990年代にフジテレビ系でアニメ化され、全話の平均視聴率は17.6%を記録し、2019年と2020年に舞台化もされるなど現在も高い人気がある作品です。
<↓の画像は、『幽遊白書』のメインキャラクター写真>
そんな『幽遊白書』が初めて実写ドラマ化されることが昨年12月に発表され、その実写ドラマシリーズでは浦飯幽助が中学生から高校生に設定変更されることなど、現時点ではごく一部の情報しか解禁されていません。
そして、ネット上では各キャラクターのキャスト予想も盛り上がり、浦飯幽助役の候補としては舞台版で主演している俳優・崎山つばささんのほか、山﨑賢人さん、山田孝之さん、新田真剣佑さん、菅田将暉さん、賀来賢人さん、窪田正孝さん、横浜流星さん、市原隼人さん、神木隆之介さん、吉沢亮さん等の名前が挙げられていました。
その中でも最有力候補として山﨑賢人さんの名前が挙げられており、山﨑さんはこれまでにも、実写映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』、『斉木楠雄のΨ難』、『キングダム』などで主演に起用されていることも理由の1つとなっています。
しかし、『サイゾーウーマン』によれば、主演は山﨑賢人さんではなく北村匠海さんに内定しているといい、記事では芸能プロダクション関係者が、「幽助役には、俳優として活躍する一方、ダンスロックバンド『DISH//』のリーダーであり、メインボーカルを務めている北村匠海が内定しているそうです。ほかのキャストも調整に入っており、順次発表されていく予定。ただ、“原作モノ”の実写化は『イメージと違う』という批判は必ず出てきますし、97年生まれで現在23歳の北村は、ジャンプでの連載やアニメにリアルタイムで触れていたわけではないので、もともとの原作ファンから『作品に愛着もないくせに』などと、反感を買ってしまうかもしれません」
と語っています。
<↓の画像は、浦飯幽助役に内定した北村匠海さんの写真>
山﨑賢人さんと同じく大手芸能事務所『スターダストプロモーション』に所属する北村匠海さんは、数年前から事務所から猛プッシュされている俳優の1人で、昨年は『半沢直樹II・エピソードゼロ〜狙われた半沢直樹のパスワード〜』(TBS系)、『おカネの切れ目が恋のはじまり』(同)、『FAKE MOTION -卓球の王将-』(日本テレビ系)、映画『サヨナラまでの30分』、『思い、思われ、ふり、ふられ』、『とんかつDJアゲ太郎』、『さくら』、『アンダードッグ』など数多くの作品に出演し、4本の映画で主演を務めていました。
演技力も若手イケメン俳優の中ではまずまずの好評価を得ており、『ORICON NEWS』が昨年末に発表した『2020ブレイク俳優ランキング』では見事1位を獲得し、北村匠海さんの人気が急上昇している理由は、「シリアスで重厚な人間ドラマからおバカ全開のポップなコメディまで、どんな役柄も自在に演じ分ける器用さ」とし、業界内でも高い評価を受けているといいます。
しかし、北村匠海さんが昨年主演した人気漫画原作の実写映画『とんかつDJアゲ太郎』は、多くのプロモーションを行いましたがそれが結果に結びつかず、“大爆死”と言われるほどの興行成績だったとされ、初週の公開館数は330館でしたが初週の動員ランキングでは初登場6位、興行収入は1億円未満だったことが明らかになっています。
『とんかつDJアゲ太郎』には、昨年大麻事件で有罪判決を受けた伊勢谷友介さん、ひき逃げ事件を起こした伊藤健太郎さん、伊藤さんと交際中の山本舞香さん、不倫スキャンダルをスクープされたブラザートムさんが出演しており、それも足を引っ張ったのではないかとも言われていますが、スターダストから猛プッシュされてはいる割には良い結果を残した作品は多くはありません。
そうしたこともあって、もし『幽遊白書』の実写ドラマで主演に抜擢された場合、これまでの出演作のようにイマイチな結果になってしまうのではとの心配もありますし、浦飯幽助のイメージにも合っていない気がしますが、良い演技を見せてくれることに期待したいですし、他のキャラクターは誰が演じるのかにも注目したいですね。