女優の北川景子さん(27)が主演で、2012年10月から12月にかけて放送されていた土曜ドラマ『悪夢ちゃん』(日本テレビ系)。
このドラマが終了してから約1年半後の今月3日より、映画『悪夢ちゃん The 夢ovie』が全国271スクリーンと大規模上映されているのですが、初週の動員は12万7,427人でランキングは7位、興収は1億4,970万8350円と派手に宣伝をしていたにも関わらず、寂しい結果となっています。
映画を観に行った方のTwitterによると、
「悪夢ちゃん、ガラガラで貸切状態」
「あのー、悪夢ちゃん The Movie これから観るんですけどー もうすぐ本編始まるんですけどー 客、ワシ1人なんすよー 貸し切りぃー 今日公開っすよねー ヤバい(´・ω・`)」
「子どもの日なのに、客3人てww」
「レディースデーなのに、客4人……マリウスくん演技うまいのになんか残念」
といったツイートが多く見受けられる。
しかし、映画化には当初より疑問視する声もあり、12年放送された連ドラの全話平均視聴率は11.5%とイマイチな結果だったため、『放送終了後、視聴者から続編を希望する熱烈なラブコールが殺到した』と映画化の理由を発表された時、最初から決まっていたなんじゃないかと疑問に思う声が多くありました。
公開前日には『金曜ロードSHOW』枠で2時間スペシャルドラマ『特別ドラマ企画 悪夢ちゃんスペシャル2014』を放送していましたが、通常、同枠では視聴率14%前後ですが、この日の放送は9.9%と1ケタに留まっています。
また、客層を見る限り、同作に出演しているジャニーズグループ・Sexy Zoneのマリウス葉さんを見るために訪れたジャニヲタ率が非常に高く、制作費…宣伝費を回収するためにDVDなどパッケージ化する際はマリウス葉さんの特典映像などがふんだんに盛り込まれることが予想できます。
これにネットでは、
- なぜこれを映画化しようと思ったのかが分からない
- ももクロがまた被害に遭ったな
- GACKTなんて胡散臭い奴が出てるのが原因
- こんなつまらなさそうな映画を観る人がいたとは
- 北川景子も旬を過ぎたし大コケするのは最初から分かってた
などのコメントがありました。
北川さんはこの映画とスペシャルドラマ宣伝のために、多くの番組に出演し番宣をしたり、アイドルグループ・ももいろクローバーZとスペシャルユニット「きもクロ」を結成し、今年で28歳にもなるにも関わらずメンバーと同じ衣装を着るなどしましたが、それも効果はあまりなかったようですね…。
今作は元々ドラマの評判があまり良くなかったと言うことも客入りが悪い原因でもありますが、それを助長するかのように現在放映されている映画が強者揃いで、あの大人気ドラマ『相棒』の劇場版ですらランキング5位とかなり厳しい状態にあります。
これから動員人数を伸ばして大コケとなるのは避けたいところですが、『アナと雪の女王』と『テルマエ・ロマエⅡ』に注目が集まってしまっているので、為す術無く終わっていくことになるでしょうね。