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加藤浩次は吉本興業退社か。大崎洋会長は退任せず継続意向、平行線で決着つかず。話し合い結果にネットでは賛否両論

加藤浩次&大崎洋会長の会談内容、吉本興業退社問題の話し合い継続へ…島田紳助は会社潰れると現状維持訴える

吉本興業退社の意向を示していた極楽とんぼ・加藤浩次さんが23日夜に大崎洋会長と会談し、その内容を24日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で報告しました。

加藤浩次さんは番組冒頭で、「こんな事態になってしまっていることをお詫びしたい。こんな騒ぎになってしまったことは本当に申し訳ないと思ってます。」と謝罪の上で、『吉本興業ホールディングス』の大崎洋会長との会談について、加藤さん側はトップの交代を望んでいる一方、大崎会長は「自分の今の体制で、なんとか吉本をこれから変えていきたい」という話をしていたといい、それにあたっての様々な改革案を聞いたとしています。

しかし、加藤浩次さんはこれまで『スッキリ』でも、「現段階の取締役、今の経営陣が代わっていただかないと僕は辞める」という思いを明かしており、大崎洋会長にもそれを伝えて様々な話をしたそうで、20日に行われた雨上がり決死隊・宮迫博之さんとロンドンブーツ1号2号・田村亮さんの会見、22日の岡本昭彦社長による会見を見て、それぞれの主張には食い違いがあるという指摘もしたそうです。

これについて大崎洋会長は「そうか、それはあるか。でもここはこうだからな」などと吉本興業側としての意見を話し、加藤浩次さんは芸人側の意見を語ったものの、「合致点がなかなか見つからなかった」といい、3時間にわたる話し合いは平行線を辿り、最終的に大崎洋会長から「持ち帰らせてくれ」と言われたため、現在も決着は付いておらず「平行線のままということです」と報告しています。

加藤浩次さんが「僕自身の意思は固いんです」と伝えたところ、大崎洋会長は「それは今決めることはできへん」と答え、加藤さんもこれに納得した上で会談は終わり、引き続き話し合いの機会を持ち、今後どうするのかを決めていくようです。

また、加藤浩次さんは会談時の大崎洋会長の様子について、「自分が会社を変えるべきなんだという気持ちが強いっていう(印象だった)。ただあの記者会見をそんなに悪いと思っていない。岡本社長がやった会見をそこまで悪いと思っていないのが、ちょっと『ううん?』っていう部分があったんですけど、それは会社側の考え方ということなんで、僕の意見や考え方とはちょっと違っていたということですね。」と語り、今後の話し合いでも自身の意志は変わらないと思うとしながら、「会社としてどういう改革ができるのかっていうのを大崎さんにしっかり聞いてお伝えできればと思っています。」としています。

この件について、NPOほっとプラス代表理事で、聖学院大学人間福祉学部客員准教授の藤田孝典さんはYahooニュースに寄せたコメントで、「個人が個別に企業と交渉をしても力関係は圧倒的に企業側が強いわけなので、平行線、合致点が見つからない状況になることは当然だと思う」「原則として、労働問題を含むものは1人で交渉しても企業との力関係は変わらない」と言い、こうした場合には労働組合を通じて企業側との団体交渉を行っていくのが一般的だとしています。

労働組合を設立し、「場合によって、労働組合はストライキなども交渉カードとして持ち、きちんと声を聴かなければ企業側も困ることになるという圧力をかけていくことにもなります。個人の関係性を軸に解決を目指すことをして困難な状況になっているのであれば、一度、労働組合を軸に交渉をしていくという選択肢も検討してほしいと思います。」と語っています。

そして、加藤浩次さんと大崎洋会長の会談に対してネット上では、

などのコメントが寄せられています。

加藤浩次さんは会見後から吉本興業の上層部への不満を爆発させており、岡本昭彦社長や大崎洋会長が変わらなければ吉本興業は変わらないとし、退任を求めており、それが出来ないならば自分は辞めるという意思を表明していました。

そのため、今回の会談で決着が付かなかったという結果には色々と批判もあり、吉本興業の上層部が変わらないという話ならば、一方的にでも契約解消を伝えればいいのではという声もありますが、加藤浩次さんは複数のレギュラー番組などを抱えている人気芸人だけに、吉本興業としてもそう簡単には結論を出すことは出来ないと思いますので、今回の会談だけで話がまとまらなかったというのも想定の範囲内です。

しかし、加藤浩次さんは会談後も吉本興業の考え方に納得できない部分があり、自身の思いは今後も変わらないと話しているため、遅かれ早かれ退社という形になりそうな気がします。

なお、吉本興業の上層部が変わるべきという加藤浩次さんらの意見に対して、2011年に暴力団との黒い交際がきっかけで吉本興業を退社した島田紳助さんは、週刊誌『週刊文春』のインタビュー取材に対して、「大崎クビにしたら会社潰れんで。ホンマに。イメージはどうだか知らんけど実質問題、大崎という人間はカリスマ的な人間だったし、いま吉本の中で唯一カリスマがある人間やし、クリエイティブな能力があって出世した男やし。タレントの気持ちもよくわかる」と語っています。

<↓の画像は、島田紳助さんの写真>

ダウンタウン・松本人志さんは21日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)にて、「大崎さんがいなかったら僕も辞めるので。うちの兄貴なんで」などと話していたことについても、「そういう思いは正しいし、みんなそんな思いでやってんのと違う?」「松本の『兄貴』っていう言葉がぴったりだと思うよ。何で兄貴って言うんだと言ったら、本当に兄貴みたいな存在なんですよ。だから今吉本の大崎が辞めたら、松本も辞めるって言うけども、大崎辞めたら吉本も潰れるから辞めんでもなくなるで。真面目な話、大崎が辞めたらみんな辞めますわ。」と話しています。

島田紳助さんも大崎洋会長とは密接な関係にあり、長い付き合いであるため吉本興業には大崎会長が必要だと思っているようですが、加藤浩次さんのようにあまり良く思っていない芸人も複数いる模様で、今回の騒動をきっかけに今後も経営陣に対する不平不満の声は上がり続けそうな気配です。

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