極楽とんぼ・加藤浩次さん(かとう・こうじ 50歳)が23日放送の『スッキリ』(日本テレビ系 平日午前8時)に出演し、夕方から吉本興業の大崎洋会長と話し合いをすることを明らかにしました。
23日放送の『スッキリ』冒頭で、22日に行われた吉本興業の岡本昭彦社長(おかもと・あきひこ 52歳)による会見について、「何でこんなグダグダなんだって。こういった笑いもあるんだって教えられてるのかなって。あのパターンの笑いは見たことがなかったので、ビックリしましたね」
と皮肉たっぷりなコメントをしました。
<↓の画像は、22日に会見した岡本昭彦社長の写真>
番組ではその後も岡本昭彦社長の会見を特集し、加藤浩次さんは岡本社長の発言内容について、「どんなロジック、論理構築を持ってやってくるのか」と注目していたものの、「そこには何もなく、答えとして『冗談』だったり、『そんなつもりはなかった』とか『自分が変わっていく』とか。正直、令和になったこの時代に、こんな会見が行われるんだってビックリもして、悲しくなった。こういう社長のところに(自分は)いたんだって、辛くなりましたね」
と呆れた様子を見せていました。
また、会見での発言内容にはウソも含まれていたと明かす場面もありました。
岡本昭彦社長が6月24日に参加した闇営業芸人らとの話し合いの場で、「お前らテープ回してへんやろな」といった発言が問題視され、これについては「冗談というか、和ませる、そういうつもりだった」などと釈明しました。
続けて、この場に同席していたという藤原寛副社長(50)は、「途中で岡本さんが空気を変えるために入ってくれたというのもある。パッと扉を開けたときに言われた言葉です。『テープ録ってるんちゃうやろな』みたいな。全然、ウケなかったんですけど…。そういう空気だったので。でも、そういうトーンで言ってました」
などと追加で状況説明していましたが、加藤浩次さんが会見後にロンドンブーツ1号2号・田村亮さんに確認したところ、「その場には藤原副社長はいなかったと言うので。」と明かし、「この期に及んで、まだ嘘を付いて、まだ誤魔化そうとしているのかと。(中略)論理が全く通っていない。気持ちが入っていないし、伝わってこないんですよ。」
と訴えています。
そして、23日夕方から大崎洋会長(おおさき・ひろし 65歳)と会談することを明らかにし、「今日、大崎会長と話すんですけど。本当は昨日に話し合いをしようと思ってたんですけど、会見が長くなってしまって時間がなかったので、夕方に話をすることになってるんですけど」「『取締役が変わらない限り、会社を辞める』って昨日言ったんで、その旨を伝えようと思う」「芸能界でどうなるのかは、それから」
と語りました。
<↓の画像は、吉本興業の大崎洋会長の写真>
また、「昨日、会見注視してたが、熱いものも感じなかったですし、『辞めるなんて言ったオレが悪かった、会社を何とかしたい、もっと皆で話し合って…』と僕の気持ちはならなくて、ずっと冷めてる状態」「(会社が)変わらなければいけないと(昨日)言った事は間違ってなかったという確信になっただけ」
と淡々とした表情で語っています。
23日の話し合いには岡本昭彦社長は用事があるようで同席しないといい、自身の中ではすでに「気持ちは決まっている」とも話していました。
<↓の画像が、23日放送『スッキリ』に出演した加藤浩次さんの写真>
加藤浩次さんは昨日放送の『スッキリ』にて、雨上がり決死隊・宮迫博之さんとロンドンブーツ1号2号・田村亮さんの会見を見て、「本来はお笑いをやらなければいけない人間たちが、こうやって涙を流しながら謝罪会見をしている。これは僕本当に悲しくて辛かった。」
といい、それと同時にこうした会見をせざるを得ない状況に追い込んだ吉本興業への怒りをあらわにしており、パワハラ発言をした岡本昭彦社長の人柄についても、「岡本さんを知っているけど、そういうことをする人です。若い人らにそいうことをしているところを見たこともあるし、社員に恫喝みたいな『お前らコラ』みたいなことを言う人だっていうのも知っています」
とぶっちゃけました。
その上で、「若手は、会長、社長を怖がっている。そんなんで楽しい笑いができるのか。そんな状態がずっと続いてきた。みんな我慢してきた。取締役が変わらないなら俺は辞める。経営陣が変わらないなら俺は辞める」「今、吉本が取締役以上、経営側が絶対変わらないとダメ。この状況が変わらないなら退社します。そういうつもりでいます」
と吉本興業退社の考えを明らかにしていました。
加藤浩次さんはこうした発言をしていたため、22日の会見で岡本昭彦社長はどのようなことを語るのか、自身の進退はどうするのか注目していたようですが、結局は大崎洋会長と共に1年間50%減俸処分のみとし、岡本社長は現時点で退任の考えはないとしていました。
また、会見では終始ハッキリとしない、曖昧な回答の連続に呆れた様子の加藤浩次さんは、昨日の放送とは打って変わって冷静に岡本昭彦社長の会見内容を振り返りながら、岡本社長が会見で吉本興業は家族、ファミリーといった発言をしたことについて、「家族という言葉で、なあなあにして欲しくない。なぜなら、岡本社長に家族みたいに『頑張ってるか』とか、家族みたいに『大丈夫か』って言葉をかけられた事は、一度もないから。30年間、吉本にいるけど一度もないから。岡本社長が社長になる前から一度もないから」
と、岡本社長との間ではそうした関係を築けていないことを強調し、「それでこういう場所(会見)で家族という言葉を使われても、何にも響かないというのは正直あります」
と思いを明かしています。
他にも、「これからの期間が、岡本社長のリハビリじゃないんですよ。性格変える、人を恫喝しない性格に変えるって仰ってたけど、あの人のリハビリ期間は知りませんよ」「責任を取る形が世の中に対して吉本興業がどう変わったかを見せられると思うが、現状のままちょっとずつ自分変えていきますって50過ぎて性格なんて変わらないでしょう」
と語っていました。
加藤浩次さんのこうした発言、吉本興業の退社意向に対してネット上では、
- もうここから先は、完全に当初の本題から外れた場外乱闘なので、結果は明日のスッキリで言うにしても簡潔に結果だけお願いします
- 辞めるんかな。まあ自分の決めた信念は持ってそうだとは思う。批判覚悟でも出ていくと決めたら出てきそうだね。
まあそれがこの人だとも思うし今更ヒヨったら加藤らしくないと言われるだろうしね。
今ならいろんな批判ありながらも注目してるから干されず出ていけそうだしね。まあ一度辞意を示して一連のゴタゴタがあって結局残るんじゃないかと予想。 - 加藤が辞めたら山本も辞める、相方が辞めた山本軍団のロンブー淳も辞めるだろう。
他の山本軍団も続くかもしれない、ノブコブ吉村は加藤に付いていくことをすでに明言している。ハリセンボン春菜も辞めそう。
松本一派の関西芸人と関係ない人はかなり抜けていくのではないかな? - 加藤浩次は相方が問題を起こしても、加藤自身はスッキリ含め多数のレギュラー番組を持つ実力のあるタレントさんだから、吉本辞めても他事務所から引く手数多でしょう。
今はジャニーズの圧力問題もあるから事務所移籍したとて干される事はないだろうし。
テレビ局も逆にこれで加藤を使わなくなったら、また忖度か?吉本からの圧力か?って騒がれるもんね。 - 加藤も一回冷静になったほうがいいのでは?ちょっと感情的になり過ぎている。
吉本に対する怒りも理解できるけど、もう50にもなってそれなりのポジションにもなってる。加藤1人だけ怒ってるのではなく、同じ怒りを持ってる芸人もいるわけだし。
それならば、そのような人達をまとめて、加藤が先頭に立って戦おうって気はないのかな。仲間や後輩芸人を大事に思うのであれば、吉本に残って戦うべき - 今の自分があるのは、もちろん本人の努力もあるが、会長、社長を中心とした吉本興業が全面的にバックアップをしてくれたことも大きいと思うんだけどなぁ・・・
加藤もそんなにいきり立たずに、良くするために今後はどうしていくべきか、建設的な話し合いをすればいいのに・・・
いきなりテレビ画面で、経営陣に向かって、「お前達が辞めないんだったら、俺はやめる!」はなんか違う気がするな
などのコメントが寄せられており、賛否両論となっています。
加藤浩次さんの経営陣に対する怒りの発端は闇営業問題、その後の吉本興業側の一連の対応ではありますが、吉本興業を辞めようかという気持ちは以前からどこかにあったように感じられ、これまで30年の間で積もり積もった不平不満が一気に爆発したように見えます。
週刊誌『週刊女性』のWeb版『週刊女性PRIME』によると、相方・山本圭壱さん率いる「軍団山本」のメンバーであるロンブー田村淳さん、ペナルティ・ワッキーさん、品川庄司・庄司智春さんらは、現在の吉本興業の上層部とはあまり良い関係ではなかったといいます。
<↓の画像は、軍団山本のメンバー写真>
(上段左から庄司智春さん、ワッキーさん、ロンブー淳さん、下段左からココリコ遠藤章造さん、尼神インター渚さん、山本圭壱さん)
2006年7月に山本圭壱さんが未成年淫行騒動で吉本興業をクビになった後、加藤浩次さんは幹部に何度も掛け合ったものの結局は物別れとなり、それを知った明石家さんまさんが大崎洋会長に話をしたそうですが、復帰までには10年かかりました。
そうした経緯もあることから芸能プロダクション関係者は、「今の上層部直系の関西出身ではない、“東京よしもと芸人”たちは、会社が現体制になってから冷遇されていると感じている人も少なくないんです。」
と明かした上で、「今回の会見で劇的な変化がないとわかった。もし加藤さんや山本さんが離れたら、ロンドンブーツも後に続くかもしれません。お笑いだけじゃなく、色々なことをやりたいという意志がある淳さんに対して、事務所と意見が食い違うことも少なくないようですから。そうなれば“軍団山本”に関係する人たちが続々と……という事態も想定されます」
と憶測しています。
また、加藤浩次さんと同じ北海道出身の平成ノブシコブシ・吉村崇さんは22日にツイッターを更新し、「僕は北海道の人間です 何かあった時は北海道の人について行きます」
と意味深なツイートをしており、もし加藤さんが今後吉本興業を辞めるとなれば、それに続く芸人が出てきてもおかしくないようです。
<↓の画像は、ノブコブ吉村崇さんのツイート写真>
加藤浩次さんは現在ピンで『スッキリ』の他に、『スーパーサッカー』(TBS系)、『がっちりマンデー!!』(同)、『この差って何ですか?』(同)などのレギュラー番組を持っており、吉本興業とテレビ局サイドの契約などもあるとみられるため、そう簡単に吉本興業を離れられるのかどうかは定かではありませんが、加藤さんが今回の一連の騒動で相当な不信感を抱いている様子なので、すでに退社する決意は固めているのかもしれないですね。
とりあえず23日に大崎洋会長と話し合いを行い、そこでどのような結論に至るのか、24日放送の『スッキリ』でどういった報告をするのか注目したいところです。
【追記 7/23 23時25分】
加藤浩次さんが22時前に大崎洋会長との会談を終えて帰宅し、24日放送の『スッキリ』にて会談について話すことを明らかにしました。
加藤浩次さんは17時50分ごろに東京・新宿の吉本興業本部に到着し、青いスーツ姿で社内へと向かい、それから4時間後の21時47分に帰宅しました。
自宅前に集まった報道陣が「明日、番組で話しますか?」などと声を掛けると、覚悟を決めた表情で「はい」とうなずいていたとのことです。
<↓の画像が、会談を終えて帰宅した加藤浩次さんの写真>
会談には大崎洋会長の他に、『株式会社よしもとアドミニストレーション』の笠井陽介・広報室長も同席し、岡本昭彦社長は参加しなかったそうです。