日本でも大ヒットした韓国ドラマ『梨泰院(イテウォン)クラス』をテレビ朝日がリメイクし、7月期に竹内涼真さん主演で『六本木クラス』(木曜21時)のタイトルで放送されることが正式発表されました。
『梨泰院クラス』は韓国の同名Web漫画が原作で、2020年に韓国のケーブルテレビ局が実写ドラマ化し、その後Netflixで世界に配信され日本でもヒットしました。
<↓の画像は、韓国ドラマ『梨泰院クラス』の写真>
『梨泰院クラス』のストーリーは、韓国最大の外食企業・長家(チャンガ)グループに勤務する父親を持つ主人公パク・セロイが、転校先の高校で長家グループの御曹司チャン・グンウォンと出会い、グンウォンの傍若無人な言動にセロイが怒り、殴ったことで高校を退学となり、父親は長家グループをクビになります。
その後、グンウォンが起こした交通事故でセロイの父親が死亡し、セロイはグンウォンを暴行し逮捕、殺人未遂で懲役3年の実刑判決が下され、これらの事件がきっかけでセロイは長家グループへの復讐を決意し、ソウルの飲食店激戦区・梨泰院で居酒屋をはじめ、仲間たちと共に巨大企業と闘う姿や恋愛模様などを描いた作品で、復讐劇、下剋上を描いた内容から“韓国版・半沢直樹”とも言われています。
この原作漫画の日本語翻訳版は『六本木クラス〜信念を貫いた一発逆転物語〜』のタイトルで、原作者のチョ・グァンジンさんが設定を日本に置き換え、東京・六本木を舞台として登場人物名なども変更されています。
発表によると、テレビ朝日で実写化する『六本木クラス』は日韓共同プロジェクトとして、『梨泰院クラス』の脚本も手掛けたチョ・グァンジンさん、演出を担当した監督等も制作に協力しているとのことです。
主演に起用された竹内涼真さんは、「『梨泰院クラス』が話題になっていたのはもちろん知っていましたし、僕も見ていて本当に素晴らしいドラマだと思っていたので、お話をいただいた時はびっくりしました」「舞台を東京に変えてリメイクできることはすごいことですし、僕を選んでいただけたことも光栄ですので、全力で頑張りたいです」
などとコメントし意気込んでいます。
<↓の画像が、『六本木クラス』主演・竹内涼真さんのビジュアル写真>
そして、『梨泰院クラス』の日本版『六本木クラス』の実写ドラマ化に対してネット上では、期待の声も上がっていますが、
- 髪型似合わねー
- なんで髪型とか要らんところ忠実に再現してんの
- チョコプラ松尾がすぐ真似しそうな髪型やな
- 本家には勝てない
- 俳優の本気度とか予算の規模が違いすぎて、比べ物にならないだろうからやめて欲しい
- 金かけて丁寧に作ってる韓国ドラマのリメイクをするのやめて欲しい
- 1月から木曜9時枠のドラマ、迷走してる感じがする…人気シリーズ作品が多い枠なのに、どうしてこうなった?
- テレビ局もすごい気合い入ってそうだけど、『24』のリメイクみたいに大コケしそう
- 日本で韓国版が支持されたからと言って、それを日本版にリメイクする事自体がもう、既に日本のテレビドラマ界の閉塞状況を表している。
どうやっても、韓国版を超えることは無いし、なぜ、もっと惨めになるような事をするのか不思議
などと、現時点では否定的な反応が多く上がっています。
『梨泰院クラス』のリメイク情報は、昨年9月に週刊誌『週刊女性』が報じており、その時点で竹内涼真さんが主演に内定しているとしていました。
その後さらに『週刊文春』が、“ラスボス”役に香川照之さん、Wヒロインの1人に『欅坂46』(現・櫻坂46)の元センター・平手友梨奈さんが内定しているとの情報を伝えており、この他にも新木優子さん、稲森いずみさんも出演するとの情報も流れています。
<↓の画像は、『六本木クラス』出演予定と噂の4人の写真>
日本語翻訳版の原作『六本木クラス』も、読者からはまずまずの好評価を得ていたようなので、実写ドラマにも期待したいところですが、韓国版のドラマはCM抜きで1話70分前後、全16話の構成で、日本版は1クールの放送だった場合にこの半分程度の放送になることから、中途半端な仕上がりになることが懸念されます。
また、テレビ朝日は2020年10月~2021年3月にかけて、日本でも大ヒットした『24』シリーズのリメイク作『24 JAPAN』を唐沢寿明さん主演で放送しましたが、仕上がりがチープとして酷評も相次ぎ、平均世帯視聴率も4~5%台と微妙な結果になっており、『六本木クラス』もコケるのではとの予想が多いものの、果たしてどういった結果になるでしょうかね。