アンジャッシュ・渡部建さん(49)が、冠番組『白黒アンジャッシュ』（千葉テレビ 火曜22時）で仕事復帰し、不倫騒動を謝罪してから1週間が経ち、22日放送分から通常の放送となり、事務所の後輩コンビ『ザ・マミィ』がゲスト出演することで注目を集めています。
22日発売の週刊誌『週刊女性』によれば、渡部建さんが仕事復帰した15日と22日の放送分は同じ日に収録が行われ、22日放送回にはザ・マミィが出演したものの、15日放送分の反響次第では、お蔵入りという話も出ていたといいます。
そこで週刊女性は、番組を放送した千葉テレビの篠塚泉社長に取材を行い、世間の反応次第ではお蔵入りとの情報について、「収録した以上、テレビ局としては放送しますよ」と否定し、批判が多くても放送するのは渡部建さんのため？との問いには、「彼が無名の頃から、ずっと一緒にやってきました。私としては、彼との絆がありますから」と話したとしています。
＜↓の画像は、22日放送『白黒アンジャッシュ』出演の渡部建さんの写真＞
- 22日放送『白黒アンジャッシュ』予告映像（Twitter）
このように千葉テレビの社長は語っていた一方で、民放キー局は様子見という姿勢のようです。
週刊女性が渡部建さんが騒動前まで出演していた各テレビ局に対して、番組復帰や別番組にオファーを検討しているのかを聞くと、「復帰の予定はございません。現在のところ他番組への出演予定もありません。」と否定し、事務所サイドからも特に連絡は無いと回答したとのことです。
その中で唯一、テレビ東京は渡部建さんが所属する『プロダクション人力舎』から、復帰に関して事前に連絡があったと明かしたといい、テレ東だけに連絡した真意は不明ながら、在京キー局としては最も規模が小さく、番組出演のハードルが比較的低いことから、「キー局への出演は『まずテレ東から』と考えているのかも」と、某テレビ局プロデューサーが推測しています。
しかし、現時点ではローカル放送の『白黒アンジャッシュ』への出演ですら、ネット上では多くの批判が寄せられている状況で、キー局の番組出演は今後もしばらく難しいと見られています。
これは復帰前からある程度予想されていましたが、なぜ相方の児嶋一哉さん(49)は今このタイミングで、渡部建さんの仕事復帰を認めたのか、その裏事情を『フラッシュ』が報じています。
記事では芸能記者が、渡部建さんが『白黒アンジャッシュ』で復帰できた裏側について、「児嶋さんが何度も、馴染みの番組プロデューサーにお願いしたことで実現しました。騒動以前は圧倒的な“コンビ内格差”を背景に、渡部さんからさんざん無下に扱われてきたのに、渡部さんを切り捨てなかった児嶋さんの評価はうなぎ上りですよ」
と明かしています。
15日放送の番組で児嶋一哉さんは、渡部建さんの仕事復帰を認めた理由について、「お前が『白黒アンジャッシュ』でやりたいという部分も聞いて、結成30年目で切り捨てるのも違うし、どこかで助けてあげたい思いもあるけど、でも、一番はお前のためではなく、家族のため。奥さん、お子さん、親とかのために、『白黒アンジャッシュ』からやらせてもらえたら、という部分が強い。」「お前の家族のためっていうのが一番です」と語っていたほか、渡部さんの「人間性の部分は本当に大嫌い」
とも明かしていました。
＜↓の画像は、『白黒アンジャッシュ』で仕事復帰した渡部建さんと児嶋一哉さんの写真＞
児嶋一哉さんは番組でこうした発言をしていたものの、あるバラエティ番組のプロデューサーは、「家族のために復帰を、というのも本心でしょうが、じつは『俺のためにも復帰してくれ』という気持ちが強い」と語り、「騒動直後は、渡部さんの穴を埋めるため、番組に出ずっぱりでした。業界関係者も児嶋さんが真面目なのは知っているから、かわいそうだと思い、同情心から次々と番組に呼んだんです。いわば “渡部バブル”」
と語っています。
しかし、そのバブルも徐々に落ち着いてきたとし、「結局、『児嶋だよ！』の一本槍ではあって……。（中略）本人も『俺、もともとおもしろくもないし才能もないんだよ』とか、『（セリフが決まっている）役者をやりたい』とか、ネガティブなことばかり話していました。これ以上、1人でお笑い界を生き抜くのはキツいというのが本音。渡部さんに復帰してもらい、話題になるという第2の“渡部バブル”を期待している」
としています。
このように週刊女性やフラッシュは、渡部建さんが仕事復帰した裏側、児嶋一哉さんの思いなどを伝えているのですが、これに対してネット上では、
- 渡部バブルってなんて失礼な言いぐさ。渡部関係なく児島さんはニュートラルな感じが魅力あるよ。
相方がスキャンダル起こしてバブルになるなら、他のコンビもそうなるはずだけどならない。児島に魅力がないなら、そもそも仕事は来ないよ。 - この二人は元からコンビではなかったと思う。単なるビジネスパートナー
- もう2人でバラエティとかに出るのは厳しい。やるなら本来のコントだけど、お互いの信頼関係が無いとそれもなかなか難しい
解散はしなくとも、お互いそれぞれやりたい仕事やれば良いんじゃない - あの一件で渡部はキャラでなく、本性もそのままだったことが認識されてしまった。
少なくとも以前と同じ絡みやネタはできないし、そこも新たな変更が必要になる。児嶋も余計動きにくくなると思うわ。 - 大島は演技力に定評があるし、本人が芸人にこだわってないなら俳優としてピンでやっていけばいいのに。
- 児嶋さんが「元々自分は面白くない」と自己評価してるんだったら、逆に渡部バブルはきついよ
自分は大して面白くないのに同情で出演させてもらってる、自分の評価が上がってる理由もよく分からないんだから - 確かにピンだと面白くないし、芸人としてのセンス、切り返しの技が少なすぎる。自分自身限界を感じてたんじゃないのかな。
多目的トイレ芸人と共倒れになるかもしれないのが心配
などの声が上がっています。
かつては“じゃない方芸人”とも言われていた児嶋一哉さんですが、天然な言動をイジられたり、わざと名前を間違われた際の「児嶋だよ！」というツッコミで注目を集め、芸人としての活動だけでなく俳優業でも一定の評価を受けており、最近ではドラマ『半沢直樹』（TBS系）などに出演しています。
また、渡部建さんの不倫スキャンダル後に開設したYouTubeチャンネル『児嶋だよ！』も反響を呼び、現時点でのチャンネル登録者数は99.5万人で、間もなく100万人に到達します。
一方、渡部建さんが2019年末に開設したYouTubeチャンネルは、現時点での登録者数は6.3万人で、児嶋一哉さんは15倍以上の差を付けています。
ただ、児嶋一哉さんは誰かにイジられて魅力を発揮する芸人であるため、ピンでの活動には正直物足りなさも感じ、フラッシュが報じているように“渡部バブル”が落ち着いてきたことから、児嶋さんとしても渡部さんの早期復帰を望んでいた部分は多少あったのかもしれません。
なお、児嶋一哉さんは、渡部建さんの不倫スキャンダルがスクープされる前のインタビューで、「僕が1人でバラエティに出て、渡部もMCとか好きなグルメとかで頑張っている。コンビでずっと一緒にというよりも、このくらいの距離感が自然で居心地がいいですね」
と、付かず離れずの関係がちょうどいいとしていました。
渡部建さんは現時点でテレビの仕事は『白黒アンジャッシュ』のみ、一方の児嶋一哉さんはピンで出演しているレギュラー番組が複数あり、今のところは活動に大きな変化はなさそうですが、一連の騒動によってコンビの関係性に変化が生まれており、これから新たにどういったコンビ活動をしていくのか注目したいですね。