11年ぶりに芸能活動を再開させた元お笑いコンビ・猿岩石の森脇和成さん(41)が11日、トークバラエティ番組『ライオンのごきげんよう』(フジテレビ系)にゲスト出演し、人気絶頂期の失敗談や芸能界引退後のサラリーマン生活について語りました。
猿岩石が大ブレークし、人気絶頂期にあった頃は毎日のように六本木で飲み歩いていたといい、友人から「毎日飲んでるなら店開けば？」と勧められたことがきっかけで飲食店経営に手を出したそうなのですが、経営に関する知識が無かったことから小学生レベルのミスを繰り返し、その結果「ものの何カ月でウン千万円がとけた」と明かし、破産の危機を感じたことから店を閉めることにしたそうです。
その後、森脇さんは再び店の経営を行い、それが成功してコンビ解散とともに芸能界を引退したのですが、妻が妊娠したことが分かったことを機に、「子供を育てるなら堅い仕事をしないといけない」と思い、店の客だった会社社長に雇ってもらったとのこと。
その会社で森脇さんは7～8年間営業を担当していたそうですが、サラリーマンの生活は想像を絶するほどの過酷なもので、「サラリーマンがこんなにつらいとは思わなかった。たくさんの人がやってらっしゃるから、できるだろうくらいに思ってたけど、一番できなかった」「飛び込み営業のつらさ。へこむ毎日で、数字が伸びなきゃ会社でも立場的につらい。世の中のみなさんはこういうことを何十年もやってるんだと思うと、すごいなと。今までナメてたな、俺と」と過去を振り返っていました。
そして、「寝たらまた朝が来ると思うと寝られなかった」というほど心労を重ねていたそうで、社長がある時にそんな森脇さんを見かねて「つらいだろ？ 芸能界もう1回やってみたら？ おまえはサラリーマンやってても顔が死んでいるぞ。おまえらしくない」と芸能界への復帰を勧めてくれたといい、さらに「もしダメだったら最後は戻って来いよ」と言ってくれたそうです。
このようなエピソードを明かした森脇さんですが、ネット上では批判が殺到しており、
- この人を使っていた会社の同僚とか上司とかにいろんな話聞いてみたいわね。何かしら、あれもこれもとなる理由があるような？？元相方が全くタッチしてない理由にも何かしらこの人のダメさを感じる。
- 有吉はもう後がない所から這い上がって来たが、あなたはここがダメなら戻るところがある。そこが成功するかしないかの差だと思うが・・・
- トークがあのレベルじゃ来年の今頃には会社に戻ってると思う。
- サラリーマンをなめていたからの、嫌だから楽して稼げそうな芸能界に復帰しよう。有吉も居るし、何とかなるだろう。と思っているんだろうな。
- サラリーマンが嫌で芸能界に戻って、それでダメならまたサラリーマンに戻る？やっぱり社会を舐めてますやん。
- ダメだったら戻るところがあるなんて、そんな甘い考えじゃ無理。結局、芸能界を引退した時から何も変わってないんじゃない？全く応援する気にならんわ。
- 芸能界はサラリーマンより楽なの？サラリーマンをなめていたというより人生なめてる。
- サラリーマンも芸能界もどちらも甘くみすぎてる。ダメなら諦めよう、ダメなら次。って。覚悟のない奴は何をしてもダメ
などのコメントが寄せられています。
森脇さんは7月に、バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!＆Qさま!! 合体3時間SP』(テレビ朝日系)に「根気がなくて芸人を辞めちゃった先生」として出演し、芸人を含めて13種類もの職業を転々としていた事や、現在は輸入貿易会社で営業を担当して4年目になるものの営業成績は最下位で、番組に出演する前日に会社に辞表を提出した事を告白していました。
そんな森脇さんに対して先輩芸人の土田晃之さんは自身のラジオ番組で「何なんだろうね、あいつ、同じことばっかり繰り返すでしょ？ちょっとやっちゃあ次、ちょっとやっちゃあ次で、また戻ってきただけだから。芸能界なんてそんな甘くないから！」などと痛烈に批判をしていたのですが、森脇さんは以前と全く変わっておらず、サラリーマンとして上手くやっていくことが出来なかったために芸能活動を再開したとした思えないことから、こうした批判の声が上がるのも当然でしょう。
また、10月に放送された『踊る！さんま御殿!!』(日本テレビ系)に出演した際に、有吉さんとは疎遠状態となっており「10年間で1回しか話してない。これに出るにあたって電話しましたけど、忙しいのか出てくれなかった」と話していましたが、有吉さんがお笑い一本でやっていくと考えていた一方で、森脇さんは様々なことに手を出し、何の信念もなく好き放題やっていたことをよく思っていないということなのかもしれません。
11年ぶりに芸能界に復帰し、これからどこまで活躍できるのか注目していきたいと思いますが、根気がない部分は変わっていないとみられることから、消えるのも時間の問題となるかもしれないですね。