3人組音楽グループ「FUNKY MONKEY BABYS」の元ボーカルで、解散後はソロで活動中のファンキー加藤さん(36)が、来年の初夏に公開予定の映画『サブイボマスク』(門馬直人監督)で主演を務める事が明らかとなりました。
加藤さんは、今年1月からスタートした全国ツアー「ONE FOR HALL TOUR 2015」が終了した7月上旬から演技指導を受けているそうで、「結果にコミットするために」と、食事制限やキックボクシングによるダイエットにも取り組んでいるとのこと。
『サブイボマスク』は、人々のやる気を奮い立たせる「人おこし」がテーマとなっているコメディー作品で、大型ショッピングセンターが繁盛する一方、駅前のシャッター商店街は閑古鳥が鳴いている地方都市の商店街を舞台にし、暑苦しいほどの熱意と応援歌によって、地元を再び活性化させようとする男の奮闘が描かれており、加藤さんが演じるのは街の青年団に所属する何でも屋の店員。
地元を盛り上げることだを考えている天然で熱血馬鹿なキャラクターで、歌が好きで老人相手にストリートライブを行い、みんなを笑顔にしようとします。
そして、この作品の中で加藤さんは商店街にてストリートライブを行う場面もあり、劇中歌の他に主題歌も担当し、全国ツアーを行う傍らで10曲ほどの候補曲を作ったとのこと。
制作側は加藤さんを起用した理由について、「最高の熱いキャラクターを生み出したいという企画にピッタリの熱量を感じた」と説明しています。
加藤さんは、昨年2月に公開のドキュメンタリー映画『ファンキー加藤 / My VOICE 〜ファンモンから新たな未来へ〜』と、昨年7月期放送の藤原竜也さんと岡田将生さんが主演の連続ドラマ『ST 赤と白の捜査ファイル』(日本テレビ系)の第1話に特別ゲストとして出演した経験しか無く、本格的な演技に今回初挑戦することになり、加藤さんは「今はとにかくプレッシャーが大きいです。最近はずっと台本とにらめっこしています」とコメント。
また、「歌と違って台本を覚えるのが大変。演技は相手とのやりとりや間(ま)がメーンになってくるから一番大変かなと思います。これからSMAPの木村さんに相談しようと思います(笑い)」「この世界では一番の新人俳優。謙虚につつましくいたい。毎日が勉強です」とコメントしています。
脚本は、風間俊介さんの主演映画『前橋ヴィジュアル系』、市原隼人さんが主演で来年3月に公開予定の映画『ホテルコパン』などの作品を手がけた一雫ライオンさん(本名=若林謙)書き下ろしによるオリジナルとなっており、撮影は8月下旬から大分県で約1ヶ月間行われるとのことです。
これにネット上では、
- ファンキー加藤にいきなり映画の主演というのはどうかと…大丈夫か?ファンしか観ないんじゃないか。
- ファンモン時代の方が圧倒的に良かった。やっぱ3人チームでやってるっていうのが良かったんだよなあ
- プロとしてやっていけない事は分かるけどそっちじゃないだろ。ミュージシャンであってほしいわ
- どっから見ても主役をはるタイプではない。何か迷走している気がします。大コケにならなければいいけど。。。
- 歌も役者も中途半端で終わりそう…その次は作家デビューとか言い出しそう
などのコメントが寄せられていました。
これまでにも俳優としての活動をしていて、その上での映画主演だったら分かるのですが、本格的な演技に挑戦するのは今回が初。
さらに、演技指導を受け始めたのはツアー終了後の7月上旬からで、撮影がスタートするのは8月下旬からと2ヶ月弱の期間しか無く、演技に相当な素質がない限り酷い姿を披露することになるでしょうね…。
加藤さんは、ファンキーモンキーベイビーズ解散後にソロ活動をスタートさせたものの、以前の様な人気は無くなってしまっており、昨年2月にリリースしたソロデビュー後初のシングル『My VOICE』は、オリコンの週間ランキングで3位となったものの、同8月にリリースした『太陽』は同ランキング14位という結果に。
そして、ライブのの動員力も落ち込んでいる状況で、今回映画で主演を務める事が明らかとなり、ネット上では迷走しているなどといった指摘をされていますが、加藤さんは今後ミュージシャンとしての活動の他に、俳優業も行っていくつもりなのでしょうか…。
活動の場を広げることは良いことだと思いますが、どっちも中途半端になり、より迷走していってしまうのではないかと心配になりますね。