漫画家・石ノ森章太郎さん原作の特撮ドラマ『仮面ライダー』シリーズの生誕50周年を記念し、映画『シン・仮面ライダー』(庵野秀明監督)や、『仮面ライダーBLACK』のリブート作品『仮面ライダーBLACK SUN』(白石和彌監督)が、新たに制作されることが3日に正式発表され、仮面ライダーファン等の間で大きな反響を呼んでいます。
そうした中で、『仮面ライダーBLACK』と『仮面ライダーBLACK RX』で主演を務めた俳優・倉田てつをさん(本名=柿本哲夫 52歳)が、動画配信サービス『17LIVE』で行ったライブ配信の中で、“暴言”を吐いたとしてファン等の間で物議を醸しているようです。
ニュースサイト『リアルライブ』によれば、倉田てつをさんは3日に『17LIVE』でライブ配信を行ったそうなのですが、その中で仮面ライダーの生誕50周年記念の話題に言及し、「いろんなことが耳に入ってきてる」と言いつつ、「俺、仮面ライダーの話は好きじゃないから」と断言していたといいます。
また、「仮面ライダー50周年って言われてもね、まあ、ありがとうだけども、別に俺、仮面ライダーじゃねえし。たまたま昔ライダーやってたっていうだけで」「(50周年記念にあたって)コメントも出さないし」「俺、仮面ライダーあんま好きじゃないから。ごめん」などと、仮面ライダーに対してかなり冷めた発言をしていたとのことです。
そして、これらの発言に対して仮面ライダーシリーズのファンからは、
- 50周年に水差さないで!
- 仮面ライダー史の汚点になったな
- 利用してるくせに恥ずかしくないの?
- 恩恵だけ受けておいてこんなこと言うの許されない
- 歴代のライダー俳優がお祝いコメント出してる中、これはない
などと、非難の声が上がっているそうです。
- 倉田てつをさんの『17LIVE』動画1(Twitter)
- 倉田てつをさんの『17LIVE』動画2(Twitter)
倉田てつをさんは大学受験に失敗し進路を考えていた1987年に、友人に勧められた『新・仮面ライダー』(『仮面ライダーBLACK』)の主演オーディションに応募し、見事に合格して主人公・南光太郎役で俳優デビューを果たし、ドラマの主題歌も担当しており、この作品がきっかけで人気・知名度が急上昇しました。
その後、1988年スタートの続編『仮面ライダーBLACK RX』でも主演を務め、それ以降はNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『君の名は』に出演し、ヒロインを務めた鈴木京香さんの相手役を演じ、1996~2005年にかけては『渡る世間は鬼ばかり』シリーズ等にも出演していました。
倉田てつをさんは『仮面ライダー』シリーズへの出演によってブレークし、その後も仮面ライダー俳優として様々なテレビ番組やイベントなどに出演したり、2009年公開の映画『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』、2015年公開の『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』にも出演しています。
また、倉田てつをさんは自身がオーナーを務めているステーキ店で、造形作家に製作を依頼した等身大フィギュアなどを展示したり、仮面ライダーBLACKとRXのロゴ入りTシャツ、マスク等の販売を行っていました。
それにも関わらず、「俺、仮面ライダーじゃねえし。たまたま昔ライダーやってたっていうだけ」「仮面ライダーあんま好きじゃない」などと、ファンに向かって言うのは理解し難いものがあり、これはあまりにも残念な発言ですね。
倉田てつをさんは2月に週刊誌『女性自身』などによって、ファン等との間で様々なトラブルを起こしていたことを報じられ、ネット上では炎上騒動に発展していましたが、今回の発言によってさらにイメージが悪化してしまった様子です。
『仮面ライダーBLACK』のリブート作品『仮面ライダーBLACK SUN』は2022年春にスタート予定で、この作品に倉田てつをさんも出演するのかどうかに注目が集まっていますが、様々な問題言動が表沙汰になってしまっているため、もしかすると今後しばらく作品に関わる活動は無いかもしれないですね…。