『笑点』(日本テレビ系)で司会を務めている落語家の桂歌丸さん(78)は、ここ数年体調不良によって入退院を繰り返しており、今年6月には腸閉塞により入院し、8日に行われる番組収録(9月13日放送分)より復帰することが発表されましたが、体調を心配する声が相次いでいます。
そんな中で、超サプライズの番組リニューアルプランが進行中だという情報をキャッチしたと東スポが報じています。
同紙によると、近く歌丸さんは勇退して新たな司会者が就任するといい、現在の6人の大喜利メンバーに加えて新たな顔が参入するとのこと。
(↓の画像は、笑点メンバーの写真)
<前列左から桂歌丸さん、林家木久扇さん、後列左から三遊亭小遊三さん、三遊亭好楽さん、春風亭昇太さん、三遊亭円楽さん、林家たい平さん>
歌丸さんは6月1日に、当初から予定されていたという「背部褥瘡(はいぶじょくそう)」の治療のため入院し、手術を受けて無事に完治して9日に退院したものの、その後体調不良となったことから検査のために再入院し、体力低下のためしばらく休養することを発表。
そして、7月11日に退院して自宅療養をしていたものの、8月8日に行われる『笑点』の収録で仕事復帰することが明らかとなりましたが、水面下では放送開始50年を機に大幅リニューアルに着手する計画があるといいます。
同番組は1966年5月より放送されている長寿番組で、視聴率が獲りづらい日曜日の夕方からの番組にもかかわらず、20%超えの視聴率を獲得することもあることから業界内では「お化け番組」と言われてきました。
しかし、番組の顔でもある司会者の歌丸さんが欠席する事も増え、その都度大喜利メンバーが順番で代役を務めており、歌丸さんに代わる新司会者の人選は懸案事項でした。
新司会者には落語会だけでなく、お笑い界の大御所をはじめとして大物俳優や大物司会者までピックアップされ、一部では水面下で交渉をしていたという話もあるそうなのですが、紆余曲折を経てメンバーからの昇格に落ち着いたと言われているそうです。
同番組の2代目司会者はタレント・司会者などとして活躍した前田武彦さん、3代目はお笑いトリオ・てんぷくトリオのメンバーでタレント・司会者の三波伸介さんが担当しているのですが、現メンバーは落語家の司会者がいいとし、日本テレビ側の外部から招聘するという案に反対していたそうです。
そうした結果、新司会者は三遊亭円楽さんでまとまったそうで、最高齢の林家木久扇さんは、いずれ息子の林家木久蔵さんを笑点メンバーにすることで納得したといいます。
(↓の画像が、三遊亭円楽さんの写真)
ですが、このような笑点メンバーの動きを日本テレビ側も黙って見ていたわけではなく、円楽さんを新司会者に受け入れる妥協案として、メンバーの増員を提案したそうで、これまでの6人から7人に増員するという案だったとのこと。
新メンバーとして名前が浮上しているのは、立川流の立川志の輔さん(61)で、『笑点』の初代司会を故・立川談志さんが務めており、志の輔さんが加わったとしても何の不思議もなく、さらに志の輔さんと日本テレビで専務をしているKさんは富山県の同郷で仲もいいそうで、これはマンネリ化しつつある笑点メンバーに気合を入れる意味もあるといいます。
(↓の画像が、立川志の輔さんの写真)
これにネット上では、
- 立川一門から入る可能性は高いだろうけど、志の輔師匠はちょっと年が高すぎるんじゃないだろうか、もう少し若手、志の輔の弟子ならありうる
- 新メンバー入れるなら40~50代の「若手」だろう。たい平や昇太ぐらいの年齢で、実力もあるような人間。
- 志の輔って、今から大喜利のメンバーに加えるには、ちと大物すぎないかという気も
- 他から呼ばなくても円楽さんで良いと思うけど。もし新顔が来て今の空気を壊されたらイヤだな。
- 歌丸さんが司会になった時もそうだったが、奥の深い答えを言える人が減ってがっかりしたもんだ。円楽さんが、司会になるのも同じ気持ちである。メンバーを増やすのなら、とんちの効いた奥の深い答えを言える人をメンバーにしていただきたい
などのコメントが寄せられていました。
ここ最近ですと、林家こん平さんの代わりに2004年12月に林家たい平さんが加わり、5代目の円楽さんが勇退し、歌丸さんが回答者から司会者になったことにより、2006年5月に春風亭昇太さんが加わっています。
これまでは若手である程度の実力があり、バラエティもできる方を新メンバーとして加えていることから、ベテランの落語家で、毛色が違うと感じる志の輔さんを新メンバーに加えるというのは、にわかに信じがたい話ですね。
ですが、体調不良が続いている歌丸さんは近いうちに勇退することになるとみられ、新メンバーが加わるのは確かなことなので、今後に注目していきたいところです。