ナインティナイン等が出演しているバラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の視聴率がしばらく低迷した状態が続いており、打ち切りも時間の問題といった声も上がるほど深刻な状態にあるものの、打ち切られることなく今年10月に20周年を迎えようとしています。
しかし、現場の司令塔とも言える番組のチーフプロデューサー(以下:CP)が、「ローカル営業部」に異動になると夕刊紙『日刊ゲンダイ』が報じており、番組終了が近いのではないかといいます。
めちゃイケのCPは、ガタイが良くて見た目はゴリラのような雰囲気の明松功さん(かがり・いさお 45歳)で、出演者からは「カガリP」や「ガリタ」などと呼ばれ親しまれている名物スタッフ。
<↓の画像が、“カガリP”こと明松功さんの写真>
番組の企画にも度々登場し、自らが栄養士の「ガリタガリ子さん」というキャラに扮して参加するコーナー「ガリタ食堂」では、行きつけの飲食店を紹介して高カロリーなグルメ企画を盛り上げていました。
そんなカガリPが異動となる理由は、何か不祥事を起こしたといったことなどではなく、定期的な人事異動だというのですが、カガリPがいなくなることによってガリタ食堂は企画終了になるとみられます。
また、新体制による番組作りが始まるわけですが、それでこれまで以上に悪ければ終了になる可能性がより高まるため、これは打ち切りへの布石なのではないかと言われているとフジテレビの社員が語っています。
ちなみに、フジテレビが毎年お台場で開催しているイベント「お台場夢大陸」には、2年前まではガリタ食堂のブースがあったものの、昨年よりEXILEが監修している「居酒屋えぐざいる」に変更されるなど、かつての勢いは完全に無くなってしまっています。
そして、これに対してネット上では、
- 中島P時代が良かった。かがりさんになって明らか面白くなくなった。プロデューサーさんってバラエティーで重要なんですねえ。
- とぶくすり時代に戻した方が良いんじゃない?出演者も絞って、制作も若いスタッフに任せてさ。
- スペシャルでも面白くなくなったもんな。もう潮時だろうな。
- カガリPが、めちゃイケをつまらなくしたと言っても言い過ぎではない。でも、別の人に代わっても相変わらずだったら、今度こそ打ち切りだろうね。
- 定期異動?どうみても左遷だろうが。そもそもプロデューサーが番組にしゃしゃり出てくるのがおかしい
などのコメントが寄せられています。
カガリPは2011年11月以前、ディレクターとしてめちゃイケを担当し、その後に“中嶋P”こと中嶋優一さんに変わってCPを務めているのですが、カガリPに交代したぐらいから明らかに番組の勢いが落ちています。
<↓の画像は、現在アドバイザリースタッフとして番組に携わっている>
そのために視聴者からは、カガリPになってからつまらなくなった、中嶋P時代の方が良かったといった声が上がっているのですが、プロデューサーだけでなく、番組の出演者側などにも以前のような攻めの姿勢が無くなっており、企画以外の部分にも問題があるように感じられることから、プロデューサーが変わったぐらいでは特に変化は無さそうな気もしますね。
ちなみに、今年に入ってからのめちゃイケの視聴率を見てみると、2ケタの数字を記録したのは1月9日放送のスペシャルで11.9%。
それから3週間後の1月30日放送分は4.9%と最低の数字を記録し、その後も5~8%台で推移している状態です。
フジテレビの宮道治朗編成部長は3月7日に行った改変会見にて、番組の打ち切りを完全否定し、「終わると考えてもいません」とも語っていたものの、「数字(視聴率)的には満足はしていません」と語っています。
土曜20時という視聴率が取れる時間にこの数字というのはかなり厳しく、これ以上数字を下げるようであれば打ち切りは避けられないでしょうが、プロヂューサーーの交代によって今後番組にどのような変化があるのかに注目したいですね。