俳優・伊藤健太郎さん(いとう・けんたろう 23歳)が、情報・報道番組『新・情報7DAYS ニュースキャスター』(TBS系)のインタビュー取材に応じ、昨年起こした“ひき逃げ事件”や今後について語ったのですが、ネット上では批判が殺到し炎上状態になっています。
伊藤健太郎さんは昨年10月に車を運転中に、2人乗りバイクに接触する事故を起こし、バイクに乗っていた男性が打撲、女性が骨折する大ケガを負いましたが、直ちに救護せずに現場から離れた疑いが持たれ、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で逮捕されました。
その後、被害者との間で示談が成立し、被害者側が伊藤健太郎さんへの処罰を望まなかったことや、事故発生から数分後に現場へ戻ったことで、犯意も認められないとして今年3月25日付けで不起訴となりました。
それから1ヶ月が経った4月末に、伊藤健太郎さんは『新・情報7DAYS ニュースキャスター』のインタビュー取材に応じ、事故を起こしてから初めて、テレビ番組でひき逃げ疑惑の真相などについて語りました。
伊藤健太郎さんは事故発生当時を振り返り、「すぐにその場で車を止めて、被害者に駆け寄って自分で救急車や警察を呼ぶということを、何であの時できなかったんだとずっと思っています。戻れることなら…とずっと思ってます」
と語りました。
事故発生当初は、「(自分の車と)当たってしまったものが、バイクなのかガードレールなのか、自転車なのか、それが何なのか分からない状態だったんですよ。」「(事故が発生後に)一番最初に頭に浮かんだ判断、対応というのは、一周して左折を繰り返して、その場に戻ろうというのに必死だったというか…。その時に自分としては、逃げているという認識はなかったので…」
と弁明しています。
<↓の画像は、伊藤健太郎さんが運転していたトヨタ・ランドクルーザーの写真>
実際に、現場から離れてすぐに追ってきた男性から、現場へ戻るよう促された際には、「(現場へ)戻っているところです」との意思を伝えていたといい、すぐにUターンして現場に戻ったと説明しています。
<↓の画像は、事故発生直後のドライブレコーダー映像の写真>
その後、現場へと戻った伊藤健太郎さんの様子について、当時現場にいたタクシー運転手の男性はメディアの取材に、伊藤さんが被害者の身体を気遣う様子等は一切無なく、携帯電話をいじるなどしていたと証言し、「素はそんな人間なんだなと思いました」とも語っていました。
<↓の画像は、現場を目撃したタクシードライバーの証言>
これに対して伊藤健太郎さんは、「その方がどのタイミングを見ていたかは分からないですが、僕が駆けつけた時に(被害者と)色々お話をして、『すみませんでした』と謝罪している以外の場面を見られたのかなと思う。携帯を触っていたのは事実ですが、事務所の社長に連絡をしなければいけなかった。その姿を傍から見たら、携帯をいじっているように見られることもあると思う。そう思われてしまったらしょうがないことなので…」
と語っています。
この時点では、自分がひき逃げ容疑で逮捕されるとは思いもしなかったそうですが、翌朝に警察から連絡があり、事務所社長と共に警視庁原宿警察署に出頭したところ、警察から逮捕状が出ていると告げられ、手錠をかけられたといいます。
その時の心境については、「あっ、俺ひき逃げになってるんだ、これ…って思いました」「(手錠は)冷たかったですね。重かったです。『夢なら早く覚めてくれ』って、ずっと思っていましたね…」「この後どうなっていくんだろうとか、牢屋の中で自分のことを保っていられるかなとか…色々と考えていました。あんまり寝ることは出来なかったですね」
と振り返っています。
また、逮捕前後に複数のメディアが報じた伊藤健太郎さんの仕事現場での悪評など、ネガティブな報道が相次いだことに関しては、「自分としては、そんなつもりは全く無かったんですけど、事故が起きる前までの自分の仕事というのが…(多忙で)とにかく寝る時間がなかったんです。疲れてたのも正直あって、それが結果として態度が悪くなってしまったりというのに、繋がっちゃってたのかなとか、そういう風に見られてしまうような態度になっちゃってたのかな…というのは思います。」
と説明していました。
この事故によって複数の仕事に影響が及び、損害賠償の総額は約8億円とも言われていますが、「規模的にはそれぐらいのお話になってくると思います。本当に、よりさらに自分が抱えていたもの、背負っていたもののデカさに気付かされたというか、これだけのものを自分は背負っていたんだ…と改めて思いました。」
と語っています。
損害賠償の支払いついては、「働いて……って感じですかね。自分のことを求めて下さる場所だったりとかがあるのであれば、全力でやっていきたいです。今はとにかく謝罪行脚中です。」「お芝居が大好きなので、またいつか…現場に戻れるように、今できることをやりながら、頑張っていかないとなって思っています」
と、今後芸能活動を再開し、払っていきたいとの思いを明かしていました。
そして、事故後初のテレビインタビューでこのように語った伊藤健太郎さんに対してネット上では、
- 夢なら覚めてくれ、被害者が言うセリフだよね。役者をやってた人間が言葉の使い方も分からないのか。もっと反省が必要ですね。
- 何で自分が…というのが全面に出ていて、反省しているようには見えず、何で出てきた?って感じ。
もう見たくないのでテレビには出ないでほしい。 - すごく感じが悪くてビックリした。謝罪インタビューにも関わらず、シャツのボタンを開けて格好から謝罪の意思が感じられず…自己保身の塊を見せつけられて不愉快でした。
- 被害者意識が強いかな。自分の非を認めようとしないし、言い訳にしか聞こえなかったし、結局何を言いたかったんですかね。
- これはひどい。彼の頭の中に、被害者への贖罪の気持ちがないことがよくわかった。まだまだ社会的制裁を十分に与えないと、同じことを繰り返すだろ。
今テレビやメディア媒体に必死に出ても、より多くの人に「百年早い。出直してこい。」と思われるだけだぞ。 - 他人事のようで心から反省してるようには見えなかった。手錠かけられた瞬間の感想が「冷たかった」「重かった」って…駄目だわこの人
- 言い訳のオンパレード。「あれは、逃げたのではなく、ぐるっと回って戻るところでした」
開いた口が塞がりませんが、その後も稚拙で取ってつけたような言い訳ばかり。 - これは見苦しい。どれでもアウトだろ。しかも一周回って戻るつもりというのはちょっとあり得ない。
何やら交通量が多いから止めると危ない的な言い訳だが、救護対象をその場所に放置する方がよほど危ないだろ。
少なくともこいつのこの発言で反省してないのが丸わかりだと思う。
などと批判が殺到しており、炎上状態になっています。
伊藤健太郎さんは『新・情報7DAYS ニュースキャスター』の取材を受ける前に、週刊誌『週刊新潮』のインタビュー取材に応じており、同様に事故発生当時は現場から逃走を図ったのではなく、現場の交通量などを考慮して車を移動させたなどと語り、ひき逃げという認識は一切なかったと弁明しています。
ただ、今になって思えばその時の判断は誤りだったと思い、後悔しているとも語っていました。
その他にも、事故発生直後のやり取りなどについて語っているのですが、全てが言い訳がましい、反省の色が見られないとして猛バッシングを浴びており、インタビュー取材での言動によってさらにイメージが悪化しています。
『新・情報7DAYS ニュースキャスター』の取材でも随所に気になる発言があり、実際のところは、伊藤健太郎さんなりに深く反省しているのだろうと思いますが、それが視聴者にあまり伝わってこないことからインタビュー取材が逆効果になっており、これ以上余計な発言はしない方がいいかもしれません。
『女性自身』の報道によれば、騒動後も伊藤健太郎さんには連続ドラマのオファーが来ているほか、事故前に決まっていた大物監督が手掛けるという主演映画の計画も再始動するといい、今後さらに批判が寄せられるようだと、そうした話も流れてしまう恐れもあるかと思います。
そのため、今はとにかく関係各所に謝罪などを行いながら、深く反省していることが周囲に伝わるように努力してもらいたいですね。