『仮面ライダー剣(ブレイド)』(テレビ朝日系 2004年1月~2005年1月放送)で主演を務めた俳優・椿隆之さん(つばき・たかゆき 35歳)が2日、『爆報!THEフライデー』(TBS系 金曜19時)に出演し、2016年11月に被害に遭った暴行事件の真相や現在の状況などについて語りました。
<↓の画像は、『仮面ライダー剣』で主演した椿隆之さんの写真>
椿隆之さんは2016年11月8日21時過ぎに舞台稽古を終えて帰宅途中、歩行者優先の狭い路地を歩いていたところ、走行してきたバイクと接触しそうになり、バイクの運転手と口論になったといいます。
椿隆之さんは友人に連絡し、一方のバイク運転手は弟(当時22歳)を現場に呼び寄せ、現場に駆け付けた男の弟は椿さんらのことを激しく威嚇(いかく)し、さらに持っていたゴルフクラブで椿さんの顔面を殴打し重傷を負わせました。
椿隆之さんは搬送先の病院で、「左頬骨粉砕骨折(体部・頬骨弓)」「上顎骨粉砕骨折」「鼻骨骨折(鼻中隔部)」「左顔面挫創(内眼角部)」「打撲による左眼球結膜出血」などのケガで全治半年と診断され、緊急手術を受けたのですが、顔には傷痕が残り、元に戻る可能性は50%と告げられたそうです。
<↓の画像は、椿隆之さんがケガを負った部位の写真>
<↓の画像は、椿隆之さんの緊急手術直後の写真>
【閲覧注意】画像をクリックすると、モザイク無しの顔が見られます。
また、事件によるショックなどから、暴行された時の記憶が無いに等しい記憶喪失状態となり、事件後は気が付くとベッドの上にいて顔の感覚も無かったといいます。
顔に大きな傷を負ったことなどから当初は「正直もう終わったな」「どうやって生きていけばいいんだろう」と思い、退院後は人目を避けるようになってしまい、自宅に引きこもるようになったそうです。
<↓の画像は、『爆報!THEフライデー』再現VTR写真>
さらに、傷害容疑で逮捕された加害者の男が正当防衛を主張したことで裁判が長期化し、男は初犯だったことから実刑とはならずに、懲役3年・執行猶予5年の判決が下されたとのことです。
<↓の画像は、『爆報!THEフライデー』再現VTR写真>
ケガの治療費も示談で求めたものの、要求していた額の10分の1未満しか支払われなかったそうで、椿さんは「理不尽を感じますよね。被害者が泣きを見ることを身をもって感じました」と語りながらも、3回に及ぶ顔の形成手術や心療内科への通院によって少しずつ前を向くことができるようになり、「正義のヒーローが悪者に人生を壊される結末などあってはいけない」「見てくださっている方のヒーローであり続けたいっていうものは本当にありますし、僕はできるだけ前を向いて歩きたい」と語り、俳優・歌手として今後も活動していくとしています。
<↓の画像は、現在の椿隆之さんの写真>
<↓の画像は、ケガを負う前の椿隆之さんの写真>
そんな椿隆之さんに対してネット上では、
- 犯人が許せない!無期懲役にすべき
- 犯人、ゴルフバッドであれだけ殴っておいて正当防衛?執行猶予付き?面談に気疲れして示談にしたら要求した金額とは程遠い金額しか支払われなかった??ふざけんなよ!犯人のしたことで一人の人生がめちゃめちゃやねんぞ!被害者は泣き寝入りとか悔しすぎる…
- 犯人はゴルフクラブで顔面殴打して、執行猶予?殺人未遂で実刑が妥当。大変だと思うけど、頑張って欲しい。
- テレビ見たけど。ひどい話でしたね。示談なんかせずに、加害者にトコトン責任取らせればよかったのに。これからの活躍に期待してます。
- 犯人は執行猶予でしかも治療費も10分の1しか払ってないとのこと(お金の問題ではないが。) 鬼畜の犯罪でほとんど罰を受けてないようだから、こういうときはネットの力でさらし上げた方が良いかもね。
- 歩行者優先道路でバイクが因縁つける方がおかしい。危ないと思ったら逃げた方が勝ち。
- 人に暴力を振るったのにそんな罰なら、せめて同じ粉砕骨折を見舞わせる許可くらい欲しい。
- 危ないと思ったなら友達ではなく警察だな。100%制圧できる自信があるなら別だけど。いや、やっぱり警察だな。
などのコメントが寄せられています。
椿隆之さんは事件発生から5日後にブログを更新し、その時点では重傷を負いながらも明るく振る舞っていたのですが、それから1ヶ月後に更新したブログでは、「寝てる時に、顔に何かが近づいてきて、怖い、痛い っと、変な汗をかき、起きる事がありました。」と綴っています。
さらに、精神的に病んでいた様子の昨年4月には、「がんばろうと思う度 心を踏みつけられる…犯罪における 法律とは なんで、こんなにも 被害者に冷たい 事件に、僕は1度死んだようなものだ いつまで がんばれば犯罪者と 縁が切れるのだろう 長引けば長引くほと、僕の中に、なんとも言えない感情が、くっついてくる それが邪魔なのに言いたい事、沢山ある 反省を感じれない相手に、僕は、どうしてあげれば良いのだよ 傷、傷、傷 痛み 僕には理解出来ない 不条理な人 なんで、事件の日より日を重ねる事の方が辛いんだ」
と綴っていました。
また、『爆報!THEフライデー』が終了後の2日夜にもブログを更新し、現在でも顔の痛みが残っていることや、被害者が泣き寝入りを強いられていることに対する憤りなどを綴っており、あの事件による肉体的・精神的なダメージは深く残ったままの状態にあるようです。
しかし、事件から1年以上の時間が経ったことで少しずつ前向きな気持ちを取り戻しいる様子で、「でも、僕は、いま、こうして生きている なので、一生懸命働いて、親からもらった顔を早く取り戻す為に、働いて治療を続けていきます。そして、少しでも被害者側の立場が、加害者よりも、法律が改正されるよう、こういった番組、取材がある際は、引き受けます。本当は、出来る事なら、こういった話をするのは苦しいですし、思い出したくもないですが今の僕に出来る正義だと思うので戦い続けます。1人でも被害者が報われるように。」
と綴っています。
椿隆之さんは芸能人の命でもある顔に大きなケガを負っただけでなく、心にも大きな傷を負ってしまい、以前の様に活動できる状態になるまでまだ時間は掛かるかもしれませんが、今回番組に出演して事件の真相や思いなどを告白したことによって、ネット上では多くの励ましや応援するコメントが寄せられており、これからも前を向いて俳優・歌手として再び活躍する姿を見せてほしいなと思います。