2015年大晦日に放送された『第66回NHK紅白歌合戦』の視聴率が2日発表され、関東地区の前半の第1部(19時15分~20時55分)平均視聴率が34.8%(前年35.1%)、後半の第2部(21時00分~23時45分)平均視聴率が39.2%(同42.2%)だったことが明らかとなりました。
後半の視聴率は2部制になった1989年以降、歴代最低の数字で、視聴率の記録が残っている1962年以降でも最低の数字となっており、第2部の視聴率が大台の40%超えとならなかったのは2007年の39.5%以来、4回目となります。
なお、関西地区の第1部平均視聴率は36.8%、第2部の平均視聴率は43.0%、名古屋地区は第1部が38.8%、第2部が42.5%、北部九州地区は第1部が28.6%、第2部が35.8%となっていました。
今年の紅白は2013年以来2年ぶりに綾瀬はるかさんが紅組、V6の井ノ原快彦さんが初めて白組の司会を担当し、総合司会はこれまでに5回紅組の司会を担当した黒柳徹子さんと、4年連続でNHKの有働由美子アナウンサーが務め、「ザッツ、日本! ザッツ、紅白!」をテーマとし、紅組と白組合わせて52組のアーティストが出場。
白組のトップバッターは郷ひろみさん、トリは近藤真彦さん、紅組は大原櫻子さんがトップバッターで、トリは松田聖子さんが2年連続で務めました。
AKB48のステージでは、今年がAKB48として最後の出場となる高橋みなみさんへのはなむけに、卒業生の前田敦子さんと大島優子さんがサプライズで登場。
ゴールデンボンバーの樽美酒研二さんは今年、審査員を務めたピース・又吉直樹さんを豪快に投げ飛ばすというパフォーマンスなどを披露していました。
特別企画枠には、4年ぶりに紅白に復帰した小林幸子さんが登場し、その他に人気アニメの主題歌を出場歌手が歌う「アニメ紅白」、ディズニーキャラクターとのコラボステージ、嵐と『スター・ウォーズ』との共演などもあり、今年の紅白を盛り上げました。
そして、これに対してネット上では、
- 毎年惰性で見てたけど今年は初めて紅白見なかったな。なんか出場者の人選が不明確過ぎる。
- 和田アキ子はなぜいつまでも出続ける?トリもふさわしくない人が出てたし、納得の視聴率。
- 目玉がないとかヒット曲がない人が出るとか言われながらもこれだけの視聴率ってやっぱりすごいんやな
- イノッチの司会は楽しみだったけど、トリがマッチで見る気も薄らいだ
- 懐メロばっかりで一体いつの紅白なの?ってききたくなるような内容だっただな…。大御所もいいし、おなじみの曲もほしいけど、目新しさ0だったからなぁ…。初出場とかいっても往年の名歌手が往年の名曲で初出場とかそんなんばっかりだった印象
などのコメントが寄せられていました。
2015年の紅白は過去最低の数字を記録するなど最悪の結果となりましたが、出場歌手などに大きな問題があったことから当然の結果なのではないかと思います。
今年の紅白はどうなるか分かりませんが、昨年のように視聴者が納得出来ない歌手が数多く出場するようだとさらに数字は低下することになるでしょうね。
ちなみに、今年の大晦日に日本テレビ系放送された『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!絶対に笑ってはいけない名探偵24時!』の関東地区の第1部(18時30分~21時00分)平均視聴率は17.6%(前年18.7%)、第2部(21時00分~深夜0時30分)は15.3%(同16%)を記録。
この数字は同時間帯に民放で放送された大晦日特番の中ではトップとなっており、TBS系で放送された『KYOKUGEN2015』は、第1部(18時~)が8.8%、第2部(19時~)が7.7%、第3部(22時~)が9%、第4部(22時52分~)が4.6%でした。
フジテレビ系では、2005年に放送の『PRIDE男祭り 頂』以来10年ぶりに、格闘技イベント『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS』を放送し、、第1部(19時~)が5.6%、第2部(20時45分~)が7.3%、第3部(22時30分~)が3.7%。
テレビ朝日系で放送された大型クイズ番組『くりぃむVS林修!年越しクイズサバイバー』は、第1部(18時~)が10%、第2部(19時~)が7%、第3部(21時~)が5.6%、第4部(23時45分~)が7.3%。
テレビ東京系で放送の『プロボクシング THE BEST OF BEST 大晦日2大世界戦SP』(21時30~)は、3.7%となっていました。