20~21日放送の『FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭!』(フジテレビ系)の視聴率が発表され、前年を上回る視聴率を記録していたことが分かりました。
今年の27時間テレビは、バラエティ番組『新しいカギ』(土曜20時)に出演の『チョコレートプラネット』『霜降り明星』『ハナコ』の3組が総合司会、井上清華アナと小室瑛莉子アナが進行アシスタントを務めました。
番組では、新しいカギの人気企画「学校かくれんぼ」のほか、高校生によるダンスコンテスト「カギダンススタジアム」、クイズ企画「高校生クイズ何問目?~年間チャンピオン大会~」、マラソン企画「100kmサバイバルマラソン」、他に『逃走中』『千鳥の鬼レンチャン』『ハモネプリーグ』『今夜はナゾトレ』『さんまのお笑い向上委員会』『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』『ぽかぽか』など、複数の番組とのコラボ企画を放送しました。
<↓の画像は、『FNS27時間テレビ 2024』のタイムテーブル>
そして、『サザエさん』やカギダンススタジアムを放送の番組終盤(21日18時30分~21時54分)の平均世帯視聴率は9.7%、平均個人視聴率6.9%、コア視聴率(13~49歳の個人視聴率)は7.8%と、フジテレビの番組としてはかなり高い視聴率を記録したことが分かりました。
各時間帯の視聴率は、番組スタートの20日18時30分から30分間の世帯視聴率が5.5%、個人視聴率は3.9%。
同19時~23時25分までの世帯視聴率は8.7%、個人視聴率は6.2%、23時25分~21日午前1時43分までの世帯視聴率は4.4%、個人視聴率は2.5%。
同午前1時43分~5時までの世帯視聴率は2.0%、個人視聴率は1.0%、5時~7時までの世帯視聴率は3.2%、個人視聴率は1.6%。
7時~10時24分までの世帯視聴率は5.7%、個人視聴率は3.5%、10時24分~14時13分の視聴率は5.6%、個人視聴率は3.6%。
14時13分~16時15分までの世帯視聴率は6.3%、個人視聴率は4.0%、16時15分~18時30分までの世帯視聴率は6.9%、個人視聴率は4.5%。
そして、ラストの約3時間半の世帯視聴率は9.7%、個人視聴率は6.9%、コア視聴率は7.8%を記録し、瞬間最高世帯視聴率は21日20時57分に記録した12.2%でした。
番組全体の平均世帯視聴率は6.1%、平均個人視聴率は4.0%、テレビ局がいま指標としているコア視聴率は4.6%でした。
昨年の27時間テレビでは、『千鳥』『ダイアン』『かまいたち』の3組が総合司会を務め、番組フィナーレのラスト約3時間半の世帯視聴率は9.5%、個人視聴率は6.5%、コア視聴率は7.8%、瞬間最高世帯視聴率は11.9%でした。
また、番組全体の平均世帯視聴率は6.5%、平均個人視聴率は4.0%、コア視聴率は4.6%でした。
今年の27時間テレビで、総合司会を務めたチョコレートプラネットの松尾駿さんは番組の会見などで、「目標は平均世帯視聴率視聴率45%、コア視聴率は20%。瞬間最高視聴率は62%」
と、『NHK紅白歌合戦』をも超える視聴率を目標に掲げていました。
この数字には全く及ばなかったものの、番組ラスト3時間半の各視聴率は前年を上回っており、番組スタート前には厳しい声が多く上がっていましたが、下馬評を覆す大成功とも言える結果だったのではないかと思います。
新しいカギは、学校かくれんぼ企画のヒットによってコア視聴率を取れている一方、世帯視聴率などは相変わらず低い状態が続いていましたが、27時間テレビでは世帯視聴率も各時間帯しっかりと数字を取っています。
また、番組の内容については、霜降り明星・粗品さんの奔放な言動や、マラソン企画などに対して批判が噴出し、ネット上では炎上状態になっていたものの、高校生ダンス企画などに対して感動したなどの声も多く見受けられます。
そして、番組全体のコア視聴率は昨年に引き続き4.6%と、フジテレビの番組としては非常に高い数字を記録しており、同局のゴールデン・プライム帯(19~23時)にレギュラー放送しているドラマ・バラエティ番組は普段、コア視聴率が大体2~3%ほどの数字しか取れていないため、この結果にフジテレビは大満足しているとみられます。
番組放送前の盛り上がり具合が微妙だったので、正直今年は前年から視聴率が大幅ダウンになるのではと予想していましたが、番組全体の世帯視聴率は落ちつつもコア視聴率は引き続き高く、こうした結果を受けて来年は誰を総合司会に据え、どのような企画を行っていくのかに注目したいです。