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日本テレビが24時間テレビの募金額と使い道を発表。寄付金も視聴率も大幅上昇、番組継続濃厚も信用失墜で冷ややかな声相次ぐ

今年の24時間テレビ47の募金総額発表。昨年から大幅増額はやす子効果? 寄付金着服など巡り大炎上も…

8月31日・9月1日放送の『24時間テレビ47 愛は地球を救うのか?』(日本テレビ系)の募金総額が発表され、前年を大幅に上回る募金が集まっていることが明らかになりました。

今年の24時間テレビの募金総額は、27日放送の『24時間テレビ47 もう1つの物語』などで明かされ、9月末時点での合計額は「15億1,095万1,707円」とし、最終合計額は来年6月に発表予定としています。

ちなみに、昨年の募金総額は「8億4,805万9,341円」、2022年は「9億6,688万9,921円」、2021年は「8億8,621万4,435円」、2020年は「8億6,626万9,827円」となっていて、コロナ禍以降は10億円に届いておらず、10億円超えは2019年の「15億5,015万8,595円」以来5年ぶりです。

募金の内訳は、ピン芸人・やす子さんが挑戦した「全国の児童養護施設に募金マラソン」では「5億493万6,310円」を集め、一般募金は「10億601万5,397円」だったとしています。

やす子さんは今日放送の番組で、児童養護施設募金の使い道について、子供たちの支援として「図書券、自転車、子供服、スポーツ用品、パソコン、タブレット」、施設支援として「食事券、テレビ、掃除機、サーキュレーター、空気清浄機、自動車」などを寄付するとしています。

一般募金については、福祉・環境保護活動・自然災害復興支援に“全額”使用するとし、寄付金のうち約4,250万円は能登半島地震や奥能登豪雨の義援金として、石川県に寄付する予定といいます。

そして、9月末時点での募金総額発表などを受けてネット上では、

などの声が上がっています。

24時間テレビを巡っては昨年11月に、日本テレビ系・日本海テレビ(鳥取)で経理担当だった50代の経営戦略局長が、2017~2023年にかけて24時間テレビの寄付金(約137万円)と会社の資金(約470万円)を着服していたことが発覚し、業務上横領容疑で書類送検され、日本海テレビは懲戒解雇処分を下しました。

このような番組の根幹を大きく揺るがす不祥事が発覚し、日本テレビに対しても多くの批判が寄せられ、番組の放送継続を巡って大きな波紋を広げました。

しかし、今年は好感度抜群のやす子さんをチャリティーマラソンランナーに抜擢、そして一般募金とは別に児童養護施設への募金企画を実施し、これを巡っても批判の声が上がりましたが、番組全体の平均世帯視聴率は12.5%、平均個人視聴率は7.5%で、昨年の世帯11.3%、個人6.6%を上回る数字となっていました。

それに加えて募金額は昨年から6.6億円以上も増額し、大成功と言える結果となっていたのですが、局員による着服問題が判明したことでネット上では、今年は募金を厳重に管理していたことによって、ここまで大幅な増額になったのではないかとの憶測も飛び交うなど、日本テレビの信用は失墜しています。

募金の使い道を今回番組で説明したものの、24時間テレビを今後も続けていくのであれば、実際にどこへどれほどの寄付をしたのか、募金総額だけでなくその詳細に関しても今後キッチリと公表するなどして、番組の信用回復に努めてほしいと思います。

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