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第72回NHK紅白歌合戦の観覧復活、緊急事態宣言解除と新型コロナウイルスワクチン普及率が決め手に

今年の紅白は東京国際フォーラムで有観客開催。余計な演出復活や新型コロナ第6波の懸念、ネットで物議

今年も大晦日に放送の『第72回 NHK紅白歌合戦』が、東京・丸の内の東京国際フォーラムで有観客開催されることが判明し、ネット上では物議を醸しています。

昨年の紅白は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のためとして、史上初めて無観客で開催され、三密を避けるために出演者は3会場に分散してパフォーマンスを披露しました。

そして、今年の紅白はNHKホールが耐震工事中で使えないため、東京国際フォーラムが会場となるのですが、2019年以来2年ぶりに有観客開催が決定したといいます。

『スポーツ報知』や『スポーツニッポン』(スポニチ)の報道によれば、昨年の紅白では、審査方法が視聴者投票のみだったことで、局内外から「やはり観客審査は重要」との声が上がり、出演者サイドからも「お客さんの前で歌ってこその紅白」との声が寄せられ、NHKは「視聴者の要望に応えるため、有観客での開催を模索」していたそうです。

そして、9月末をもって緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が全面解除されたことや、新型コロナの新規感染者数が全国的に激減していること、そして新型コロナワクチン接種の普及率なども考慮し、今年は有観客で開催することを決断したとのことです。

東京国際フォーラムは、NHKの音楽番組『うたコン』の生放送でも使用していた会場で、同番組も状況に応じて無観客・有観客での放送を行い、直近の5日は座席数を収容人数の半分以下にした上で、約4ヶ月ぶりに有観客での生放送となっていました。

今年の紅白では東京国際フォーラムのホールA(席数:5,012席)の使用を検討中で、約3,600席のNHKホールよりも収容人数が増え、感染防止対策をより徹底した上で、有観客での開催が可能になっているといいます。

また、今年も複数の会場から中継を繋ぐプランもあるそうで、東京五輪で使用された国立競技場、東京アクアティクスセンター、有明アリーナなどが候補に上がっているそうです。

スポニチの取材に対して関係者は、「今後の感染状況や年末の様子なども考慮しながら臨機応変に対応していく」と語ったとし、場合によっては今年も無観客での開催となる可能性もあるようですが、2年ぶりの有観客開催報道を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

東京都の1日あたりの新型コロナ感染者数は、8月13日に記録した過去最多となる5,773人をピークに、その後は徐々に減少していき、9月下旬には200人台まで減少する日もあり、今週は150人前後で推移しています。

この数字から第5波は収束したとされていますが、今年冬には第6波が襲来して再び感染者数が増加すると予想されており、それは新型コロナの流行には季節性があるとみられるためで、昨年は3月末、6月末、10月末に感染が拡大し、今年は若干ズレながらも春と夏に感染者が増加しています。

そのため、再び有観客で紅白を開催することを不安視する声も少なくないのですが、紅白の観覧は入場料無料でチケットの払い戻しなども必要が無く、いざとなったら無観客に切り替える可能性が高いでしょうね。

史上初の無観客での開催となった昨年の紅白は、番組後半の平均世帯視聴率が40.3%と、2018年以来2年ぶりに40%を超えただけでなく、曲以外の余計な演出がほとんどなかったことで視聴者から高く評価されていました。

今年も演出は極力無くし、歌だけ届けてほしいとの声が多く上がっており、有観客開催となることで元の紅白に戻ってしまうことが懸念されていますが、果たして今年はどういった形になるのかに注目したいですね。

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