芸トピ

第63回日本レコード大賞の各受賞者と曲、優里やYOASOBIは選ばれず波紋。買収疑惑報道で騒動の過去、ネットで憶測飛び交う

今年のレコ大候補曲発表が物議。ヒット話題曲以外も含まれ…ヤラセ、出来レース批判が再噴出

今年の『第63回日本レコード大賞』(TBS系 12月30日17時30分)の各賞受賞者が先日発表され、大賞の候補となる10曲が明らかになったのですが、ネット上では今年も疑問の声などが多く上がる事態となっています。

今年のレコード大賞候補なる「優秀作品賞」に選ばれた曲は、10月からスタートしたアニメ『鬼滅の刃 無限列車編』(フジテレビ系)の主題歌であるLiSAさんの『明け星』、『コカ・コーラ』のCM曲に起用されたNiziUの『Take a picture』、初週に約60万枚の売り上げを記録した乃木坂46の『ごめんねFingers crossed』

前作から約1年半ぶりのシングルで、初週に35万枚の売り上げを記録したAKB48の『根も葉もRumor』、オリコンの週間ランキングの演歌・歌謡部門で初登場1位を獲得した純烈の『君がそばにいるから』、昨年10月放送の玉木宏さん主演ドラマ『極主夫道』(日本テレビ系)の主題歌に起用されたDa-iCEの『CITRUS』

デビュー24年で、初めてオリコンランキング1位を獲得したDA PUMPの『Dream on the street』三浦大知さんの最新曲『Backwards』、天海祐希さん主演映画『老後の資金がありません!』の主題歌に起用されている氷川きよしさんの『Happy!』

累計興行収入が38億円を突破した菅田将暉さん&有村架純さんW主演映画『花束みたいな恋をした』で、インスパイアソングとして使用されたAwesome City Clubの『勿忘(わすれな)』と、以上の10曲がレコ大候補の優秀作品賞を受賞しました。

【第63回 日本レコード大賞 優秀作品賞】受賞曲・受賞者

『明け星』 LiSA
『君がそばにいるから』 純烈
『ごめんねFingers crossed』 乃木坂46
『CITRUS』 Da-iCE
『Take a picture』 NiziU
『Dream on the street』 DA PUMP
『根も葉もRumor』 AKB48
『Backwards』 三浦大知
『Happy!』 氷川きよし
『勿忘』 Awesome City Club

「最優秀新人賞」候補の新人賞は、マカロニえんぴつ、TAEKOさん、INIさん、望月琉叶さんの4組が受賞しています。

また、「最優秀歌唱賞」はMISIAさん、「特別賞」はAdoさん、松本隆さん、Bank Band、YOASOBI、「特別国際音楽賞」はBTSが受賞しています。

<↓の画像は、今年のレコード大賞の各賞受賞者・受賞作品の一覧>

なお、昨年に引き続き「優秀アルバム賞」「作詞賞」「作曲賞」「編曲賞」など各賞の表彰は見送られています。

今年の番組司会者や放送内容などの詳細は、これから順次発表予定とされています。

そして、今年のレコード大賞候補曲などの発表を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

昨年のレコ大では、シンガーソングライター・瑛人さんのヒット曲『香水』のほか、LiSAさんの『炎』などが大賞候補曲に入り、このどちらかが大賞を受賞するのではと注目を集め、LiSAさんが初めてレコード大賞を受賞したことに納得の声が上がっていました。

2019年のレコ大も、今年9月をもって解散となった小中学生ユニット『Foorin(フーリン)』のヒット曲『パプリカ』が大賞を受賞し、これにも納得の声が多く見受けられました。

しかし、今年選出された10曲に対しては疑問の声が多く、今年ヒットしたシンガーソングライター・優里さんの曲『ドライフラワー』、Adoさんの『うっせぇわ』、YOASOBIの『怪物』などの楽曲は優秀作品賞を受賞しておらず、ブーイングの嵐となっています。

レコ大の公式サイトでは大賞の審査基準として、「作曲、作詩、編曲を通じて芸術性、独創性、企画性が顕著な作品とする。優れた歌唱によって活かされた作品で大衆の強い支持を得た上、その年度を強く反映、代表したと認められた作品に贈る。」と記されていますが、ここ最近は特にヒットしていない曲も選出されるようになっています。

2016年には週刊誌『週刊文春』によって、大賞を獲得するために審査員を金で買収した疑惑が報じられ、買収に関与した疑いが浮上した芸能事務所『バーニングプロダクション』や『エイベックス』は黙殺していたものの、かねてからレコ大は大手の芸能事務所、レコード会社が持ち回りで大賞を受賞していると指摘されており、それによってレコ大は“ヤラセ”、“出来レース”だと非難されています。

過去大賞を受賞した楽曲は一部の芸能事務所やレコード会社に偏っており、2016年から昨年まで大賞を受賞した曲は全て『ソニー・ミュージックレーベルズ』がリリースした曲で、1995年~2015年にかけては『エイベックス』系のアーティストが14回も大賞を受賞しています。

そして、今年の大賞候補となる「優秀作品賞」を受賞したアーティストの所属レコード会社は、LiSAさん、乃木坂46、NiziUの3組がソニー・ミュージック、Da-iCE、DA PUMP、三浦大知さん、Awesome City Clubの4組がエイベックス、AKB48はキングレコード、氷川きよしさんは日本コロムビア、純烈は日本クラウンです。

なお、優里さんとYOASOBIはソニー・ミュージック系、Adoさんはユニバーサル・ミュージック系のレコード会社に所属しています。

今年もソニー・ミュージック、エイベックスのどちらかのアーティストが大賞を受賞するのが濃厚とみられ、LiSAさんの2連覇や、今猛プッシュされているAwesome City Clubの初受賞などもありそうですが、果たしてどのような結果になるでしょうかね。

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