『第61回輝く!日本レコード大賞』(TBS系)の受賞式が30日に行われ、今年のレコード大賞は小中学生ユニット『Foorin(フーリン)』のヒット曲『パプリカ』が受賞し、乃木坂46はレコ大3連覇とはなりませんでした。
また、今年の最優秀新人賞は『ハロー!プロジェクト』のアイドルグループ『BEYOOOOONDS(ビヨーンズ)』でした。
Foorinのメンバー平均年齢は11.2歳で、レコ大史上最年少での大賞受賞となっています。
これまでのレコ大史上最年少記録は、ソロアーティストでは1996年に『Don’t wanna cry』で受賞した安室奈美恵さんの19歳、グループとしては2012年に『真夏のSounds good !』で受賞したAKB48の岩田華怜さんの14歳でした。
Foorinの『パプリカ』は、作詞・作曲・プロデュースはシンガーソングライター・米津玄師さんが手掛けており、NHKが東京五輪の応援ソングプロジェクトとして制作され、グループ名のFoorinというのは、メンバー5人が歌い踊る姿を米津さんが「風鈴」に例えて命名しました。
昨年7月にダンスミュージックビデオ公開、同8月に音源がリリースされ、ネット公開された関連動画を含めた総再生回数は1.5億回を突破するほどの反響を呼んでいます。
- Foorin『パプリカ』公式ダンスミュージックビデオ(YouTube)
Foorinは今年の『第70回NHK紅白歌合戦』に紅組歌手として初出場することが決定しており、紅組トップバッターでパフォーマンスを披露します。
そんなFoorinが今年のレコ大で大賞を受賞したものの、労働基準法の規定で発表時点でメンバーは帰宅しており、メインボーカル・もえのさん(本名=住田萌乃 11歳)は大賞発表後に電話出演し、「ありがとうございます。すごくうれしいです」「本当に皆さんに感謝の気持でいっぱいです」
とコメントし、大賞受賞後のパフォーマンスはVTRを流すという形になっていました。
そして、Foorinの『パプリカ』が今年のレコード大賞を受賞したことに対してネット上では、
- 令和になってようやくまともな選考になったということですね
- 納得!久々に幅広い世代、世間からみんなに愛された楽曲が大賞に選ばれて嬉しい!
- どうせ大手事務所との癒着でパプリカは絶対選ばれないと思っていたので驚いた。
子持ちとしては今年この曲を聴かない日はないくらいだったから、候補の中では妥当な選出だと感じる - もしまた乃木坂だったら、色々異論が出たと思いますが、ようやくまともな選出になりましたね。明日の紅白も頑張ってください。
- 妥当だろ。ここ数年首を傾げたくなる結果ばかりだったし。
こういう大人も子供も広く知っているであろう曲が選ばれるのが本当だと思う - 妥当な選出ですね。大人から子供まで一緒になって踊っていた人もいたから本当に良かった。来年も忖度のないように選出してほしいですね。
などのコメントが寄せられており、今年のレコード大賞には納得、妥当との声が多く上がっています。
今年のレコ大では、乃木坂46が史上3組目となるレコ大3連覇に大きな期待が寄せられていたのですが、AKB48や三代目 J Soul Brothersと同じく2連覇止まりとなったものの、世間一般の間にも広く浸透し、ヒットしたと言えるのは『パプリカ』ぐらいだったことから、確かに今年の結果には納得ですね。
大賞受賞候補となる優秀作品賞10曲が発表された時点で、ネット上でもFoorinの『パプリカ』が本命視されていた一方、レコ大は芸能事務所、レコード会社の力がものを言う賞だということが世間一般にも知れ渡っているほか、Foorinが受賞した場合にはメンバーが番組に出演出来ないため、その他のグループが受賞するのではとの声も上がっていました。
しかし、Foorinの『パプリカ』が順当にレコード大賞を受賞し、驚いたという声も多く上がっているのですが、様々な不正問題が週刊誌『週刊文春』に報じられ、レコ大不要論も噴出する事態となっていたので、令和初のレコ大では選考が改められたのかもしれないですね。
こうして今年はFoorinが史上最年少でレコード大賞を受賞、そして乃木坂46の3連覇阻止という結果となりましたが、果たして来年はどのような楽曲が選出され、大賞を受賞するのか注目したいところです。