今年の『THE W』ファイナリスト決定し審査員発表。霜降り明星・粗品が初起用「俺がTHE Wを救う」と宣言。

2025年11月29日（土）16:48

今年9回目を迎えるお笑い賞レース『女芸人No.1決定戦 THE W 2025』（日本テレビ系 12月13日19時）の審査員が発表され、『霜降り明星』の粗品さんが初起用され注目を集めています。

THE Wは、ネタの形式は問わず一番面白い女性芸人を決める大会で、『M-1グランプリ』などと同じくプロ・アマ問わず参加可能となっており、賞金は1,000万円、副賞として日本テレビの人気番組出演権と冠特番の権利が与えられます。

今年のTHE Wには過去最多の1,044組がエントリーし、決勝まで進出したファイナリスト8組は、松竹芸能所属のピン芸人・紺野ぶるまさん（2年連続5回目）、マセキ芸能社所属のコンビ『ニッチェ』（7年ぶり3回目）、『もめんと』（初）、吉本興業所属のコンビ『エルフ』（4年連続4回目）、『電気ジュース』（初）、『ヤメピ』（初）、『パンツ万博』（初）、元『あっぱれ婦人会』でソニー・ミュージックアーティスツ所属のピン芸人・とんでもあやさん（初）となっています。

＜↓の画像は、『THE W 2025』ファイナリスト8組＞

司会は引き続き、『フットボールアワー』の後藤輝基さんと日本テレビの黒田みゆアナウンサーが担当し、大会サポーターは『相席スタート』の山添寛さんと『コットン』が務めます。

審査員は、霜降り明星の粗品さん（初）、『麒麟』の川島明さん（4年連続5回目）、『アンガールズ』の田中卓志さん（7年連続7回目）、『笑い飯』の哲夫さん（同）、友近さん（2年ぶり4回目）、『さらば青春の光』の森田哲矢さん（2年連続2回目）、『ハイヒール』のリンゴさん（4年ぶり4回目）の7人となっています。

今年初めてTHE Wで審査員を務める粗品さんはX（旧ツイッター）を更新し、「俺がTHE Wを救う」と宣言しています。

そして、審査員発表などを受けてネット上では、

「THE W」って興味ないし見るつもりなかったけど粗品いるなら見るわ
粗品を含めたこの審査員陣容はM-1やR-1、KOCに匹敵するほどだな。ただ、審査される側がな～。
審査する技量なし
粗品の大御所ムーブに違和感しかない
THE Wの審査員コメントって、他の賞レースと比べて批判的なコメントしちゃいけない空気出てるから生ぬるく感じるんだよね
THE Wは辛口採点したら目も当てられない状況になりそうだけど…
なんだかんだともう9回目なんだね　優勝を含めてもファイナリストのその後の活躍感がないよね　そろそろ1組2組の売れっ子がほしい
THE Wほど出場者の実力と賞金がまったく見合ってない大会も無いもんだね　粗品には変に空気読まずに面白くなかった組にはボロカスに審査してほしいな
ダブルインパクトもそうだけど、日テレはこの手の大会の運営向いてないと思う

などの声が上がっています。

THE Wは、M-1グランプリと同じく吉本興業がテレビ局とタッグを組み主催している大会ですが、毎年いまいち盛り上がらず視聴率は低迷を続けています。

2017年開催の第1回は注目を集め、平均世帯視聴率は13.1％で『キングオブコント』（TBS系）や『R-1グランプリ』（フジテレビ系）に匹敵する数字を獲得したものの、2021年の第5回以降は視聴率が10％を切り、M-1の半分以下の数字まで落ち込んでいて、昨年の平均世帯視聴率は6.6％、平均個人視聴率は4.1％で、過去最低の視聴率でした。

THE Wはお笑い好きの視聴者から、M-1やキングオブコントなどと比べてレベルが低いといった指摘や、他のお笑い賞レースとは審査方法が異なり、点数制ではなく投票制であることも盛り上がりに欠ける要因と指摘されています。

ちなみに、THE Wはファイナリストが2ブロックに分かれて、ノックアウト形式で各ブロックの1位を決定、さらに両ブロックの敗戦者の中から「もう一度ネタを見たい1組」を視聴者投票で選出し、最終的に3組で優勝争いをする形式となっています。

こうして毎年あまり盛り上がらず、昨年のTHE Wではフリーのコンビ『にぼしいわし』（2013年結成）が4度目の決勝進出で優勝を果たしましたが、ブレイクには至っていません。

そんなTHE Wに粗品さんが審査員として参加し、M-1とR-1で史上初の2冠を達成した粗品さんは、今年3月開催の『第14回 ytv漫才新人賞』で初めてお笑い賞レースの審査員を務め、他の審査員と比べて厳しい点数をつけつつ、ネタの課題点を的確に指摘していたことで視聴者からは絶賛の声が上がっており、そうしたこともあってTHE Wの審査員に抜擢されたのかもしれません。