『FNS27時間テレビ にほん人は何を食べてきたのか?』(フジテレビ系 8日18時30分~9日21時54分)の平均視聴率が10日に発表され、番組歴代ワーストとなる7.3%(関東地区)だったことが明らかになりました。
これまでの『27時間テレビ』のワースト視聴率は2016年に記録した7.7%で、これをさらに下回る結果となっています。
なお、瞬間最高視聴率を記録したのは、アニメ『サザエさん』のコーナー中の9日18時56分に記録した15.4%で、『サザエさん』には今年も番組に出演した関ジャニ∞・村上信五さんが登場しました。
<↓の画像は、『サザエさん』に登場した関ジャニ∞・村上信五さんの写真>
『27時間テレビ』は2016年までお笑いに特化した生放送番組でしたが、2017年からはほぼ収録という形に変更され、昨年は「にほんのれきし」をテーマとしたバラエティ、ドラマ、アニメ、情報などを放送し、平均視聴率は8.5%、瞬間最高視聴率は18.6%で、2016年に記録の平均7.7%、瞬間最高16.9%を上回りました。
こうした結果を受けて、昨年に続きビートたけしさんと関ジャニ∞の村上信五さんがタッグを組み、「にほん人は何を食べてきたのか?」をテーマとした内容の番組を放送し、食のれきしサポーターを予備校講師でタレントの林修先生、食堂長をお笑い芸人・バカリズムさん、タビビトを上戸彩さんが務めました。
<↓の画像は、今年も総合司会を務めたビートたけしさん、キャプテンを務めた村上信五さんの写真>
番組では1時間毎に1回、元プロテニス選手でスポーツキャスターの松岡修造さんが登場し、食に関する名言を披露する「くいしん坊!万才Presents 毎時間修造」などの通しコーナーを設け、フジテレビらしさを感じさせるバラエティ豊かな構成にはなっていました。
<↓の画像は、「毎時間修造」などのコーナーに出演していた松岡修造さんの写真>
しかし、結果は番組歴代ワーストとなる平均視聴率を記録し見事な大コケだったのですが、今年の『27時間テレビ』に対してネット上では、
- 昔のほうが楽しかった。あと生放送がいいよね。
- おもしろいとかおもしろくない以前に話題にならなかったね。お祭りなのにやってるのを知らなかったり、関心がなかったりはいちばんきついね
- 生放送ならではの緊張感が無い分面白さには欠けるかな。見る方も録画で十分だから数字が悪いのも納得。
- やっぱり、今夜も眠れないが無いのが一番寂しいね。他にもタモさんもダウンタウンもナイナイも鶴瓶さんも出てないし、毎年おなじみの顔が出てないと一気にパワーダウン感が出ちゃうよね。今回はご当地の名物紹介だけで、FNS各局の通し企画が無かったのはいいんだけど、あの松岡修造のコーナーは余計だった
- 歴史を考えるのは結構面白くて良かったけど、料理に関しては良かったものと詰まらない企画が混載していて勿体ない。一つのテーマで追い求めるのに、27時間は長い。大坂なおみの快挙があったからそちらを見てしまった。
- 歴史の中の食というどっち付かずな話になってしまったかな。去年、歴史だったので食をもっと深くやった方が良かったんじゃないかな。まぁ今までの見ても何の役にも立たない番組や偽善チャリティよりは良い。しかし27時間は長過ぎ、3時間連夜特番くらいのが良いかな。
- 27時間もやる必要があるのだろうか?いつ、何が始まるかわからないから、結局他局を選択してしまう。やるなら凝縮して中身のある番組にしてほしい。昔とはテレビの視聴の仕方も全く変わってきているのに、テレビ局側は相変わらず。局内から辞めようという意見は出ないのか?それとも出せないのか?24時間テレビも同じく。
- 内容自体は笑いを取り入れながら勉強になる事で良かったんだけどね。ところで、関ジャニの村上はなんであんなに偉そうなの?たけしさんに結構な頻度でタメ口、ネタだとしてもジジイいい加減にせえよ!って見てて気分悪い。トークが上手い訳でも、笑いを取っている訳でもなく、単に大きい声で突っ込んでるだけ。たけしさんもだいぶ丸くなって、許容してるけど、天狗になりすぎ。さんまさんや所さんがタメ口なのは、たけしさんとの信頼関係があっての事だって事を理解して欲しいんだが。
などのコメントが寄せられています。
昨年は日本の歴史をテーマに放送し、視聴者からは例年よりも中身があり、勉強にもなるような内容だったことから面白かったなど、好評価する声も上がっていたのですが、今年の食をテーマとした内容には満足出来なかったという声が多く、これを27時間も放送する必要があるのかと疑問を抱いた方が多い様子です。
まず、なぜ『27時間テレビ』の内容がここまで大きく変更されたかについてなのですが、竹内誠ゼネラルディレクターは『ORICON NEWS』の取材に対して、2020年の東京五輪を目前に控えて「日本のことをもっと知ろう」という壮大なテーマを掲げたことがきっかけで、前回の時点でこの形を何回か続けてみようかという話になったそうです。
生放送ではなく事前収録にしたのは、「テーマを大きくひとつ決めた“テーマ先行”になったから」だといい、より正確な情報を多く盛り込んで伝えるために生放送ではなく収録になったとのことです。
また、今後もこうした形を続けるのかどうかについてですが、「今はこういう風にテーマを立てた形での収録になりましたので、まずはそれで全力でやってみて、その時々に合わせて『今年は生でいこう』『やっぱりお笑いに戻そう』ということはできる環境になっています。」と語り、今年も昨年に引き続き1つのテーマで様々な企画を放送したものの、来年もこの形になるかどうかはまだ分からないと答えています。
そのため、今年の結果を受けて来年は、また以前のような生放送の『27時間テレビ』に戻る可能性もゼロではなさそうなので、果たして来年はどういった形になるのか注目したいですね。