コント日本一を決めるお笑いの賞レース『キングオブコント2017』(TBS系)の決勝戦が1日に行われ、今年でコンビ結成13年となるお笑いコンビ『かまいたち』が初優勝を果たし、10代目王者となりました。
2日には『キングオブコント2017』の平均視聴率も発表され、関東地区の平均視聴率は9.7%、瞬間最高視聴率は21時53分に記録した12.2%でした。
ちなみに、『キングオブコント』の歴代の視聴率は、『バッファロー吾郎』が優勝した第1回(2008年)が11.3%、『東京03』が優勝の第2回が14.3%、『キングオブコメディ』が優勝の第3回が13.9%、『ロバート』が優勝の第4回が14.3%。
『バイきんぐ』が優勝の第5回が12.2%、『かもめんたる』が優勝の第6回が9.2%、『シソンヌ』が優勝の第7回は、番組史上過去最低の8.3%記録していました。
その後視聴率は回復し、『コロコロチキチキペッパーズ』が優勝した第8回は、番組史上最高の平均視聴率15.0%、瞬間最高は19.1%を記録し、『ライス』が優勝した昨年の第9回は平均視聴率12.1%、瞬間最高は14.7%でした。
2年連続で2ケタをキープしたものの、今年は2014年以来3年ぶりに10%を下回るという結果になっています。
今年の『キングオブコント2017』の決勝には、『かまいたち』(決勝出場回数:2回)のほかに、芸歴わずか5ヶ月の『にゃんこスター』(初)、『さらば青春の光』(5回)、『ジャングルポケット』(3回)、『アンガールズ』(初)、『わらふぢなるお』(初)、『アキナ』(3回目)、『ゾフィー』(初)、『パーパー』(初)、『GAG少年楽団』(初)の計10組が出場。
<↓の画像は、『キングオブコント2017』決勝進出者の写真>
決勝前の1stステージでは、『にゃんこスター』が466点で1位、『かまいたち』が464点で2位、『さらば青春の光』が455点で3位、『ジャングルポケット』と『アンガールズ』が452点でファイナルステージへ進出。
ファイナルステージでは、『かまいたち』が1stステージを超える478点(バナナマンの設楽統さんが94点、日村勇紀さんが96点、さまぁ~ずの三村マサカズさんが95点、大竹一樹さんが97点、ダウンタウンの松本人志さんが96点)という高得点を獲得し、見事逆転優勝を果たしました。
そして、今年の『キングオブコント2017』に対してネット上の反応を見てみると、
- かまいたち優勝は妥当だな、両方とも面白かったし
にゃんこスターは1本目の衝撃があるから、テレビにひっぱりだこだろうな - かまいたちはトーク力もあるから、久々にチャンピオンが売れる可能性あるよ
- 妥当だけど売れるのはにゃんこだろうな
- 妥当だわ、かまいたち売れろ!
- にゃんこスター、結局ただのリズム芸の一発屋だろ
- まあ、銀シャリとか、かまいたちは優勝してもブレイクしないな
- にゃんこすたーは売名には成功したな
- にゃんこは女の方だけ売れそう
などのコメントが寄せられています。
今年初優勝を果たした『かまいたち』の優勝に対しては納得、妥当という声が多く上がっており、今回の結果に不満の声は少ない様子なのですが、今年は芸歴5ヶ月の『にゃんこスター』のネタが特に注目を集めています。
<↓の画像が、準優勝した『にゃんこスター』の写真>
『にゃんこスター』が1stステージで披露した「縄跳び」というネタが大きな反響を呼んでおり、今年の『キングオブコント』出演をきっかけに、今後テレビ番組への出演が増えるのではないかといった声が多く上がっています。
ちなみに、『にゃんこスター』は現在ワタナベエンターテインメントに所属し、ツッコミ担当のスーパー3助さん(本名=一釣良太 34歳)、ボケ担当のアンゴラ村長さん(本名=佐藤歩実 23歳)によるコンビです。
スーパー3助さんは、2015年7月まで『アンドレ』というコンビで活動し、コンビ解散後からスーパー3助としてピンで活動。
一方のアンゴラ村長さんは、早稲田大学本庄高等学院、早稲田大学文学部を卒業している高学歴芸人で、2016年9月まで『暇アフタヌーン』というコンビで活動。
コンビ解散後の今年4月からは、インターネットマーケティング会社『株式会社これから』の社員として働きながら、スーパー3助さんと『にゃんこスター』を結成して兼業芸人として活動をしています。
今回話題になっている『にゃんこスター』のネタは、リズムネタがメインということから、他のコンビと同様に飽きられるのも早そうではありますが、今回初優勝した『かまいたち』と共に、これからどこまで人気を伸ばしていけるのか注目ですね。