2015年放送のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』で主演を務めて以降、ドラマに出演することなく、しばらく表舞台から姿を消していた女優・井上真央さん(30)が、1年9ヶ月ぶりにドラマ復帰することが明らかになりました。
これは3日発売の週刊誌『週刊文春』がスクープしているもので、井上真央さんのドラマ復帰作は、「フジテレビ系火曜21時枠で10月期」に放送される『あしたの約束(仮)』となっており、このドラマで主演を務める井上さんは高校の女教師役を演じるそうです。
井上真央さんは昨年、2004年から所属していた芸能事務所『セブンス・アヴェニュー(seventh avenue)』を離れ、同年末に俳優・岸部一徳さんや女優・岸本加世子さんらが所属する『アン・ヌフ』へ移籍しており、移籍後初のドラマ出演でもあります。
『花燃ゆ』以来の主演ドラマとなる『あしたの約束(仮)』は、ノンフィクション作家・福田ますみさんの『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』をベースとしたオリジナル作品だといい、井上真央さん演じる女教師が自殺した男子生徒の母親から追及され、崩壊寸前まで追い詰められるという内容です。
テレビ局関係者によると、準主役となる生徒の母親役として、女優・仲間由紀恵さんに出演オファーを出しており、返事を待っている状況とのことです。
そして、3日発売の『週刊文春』には、昨年末に事務所を移籍後も井上真央さんが休業していた理由や復帰までの経緯、さらに主演ドラマのキャストについても報じているそうなのですが、井上さんのドラマ復帰に対してネット上では、
- 井上真央さんも好きだけど、内容も見応えありそう。楽しみだ。
- 大好きな女優さんだからとても楽しみ。いろんなものに負けないで、輝いていてほしい。ずっと応援してます
- 待ってました!真央ちゃんの演技大好きです。プライベートも充実してるといいな
- 結構見応えのあるドラマっぽいね。この事件聞いた事ある。実際、モンペの母親はどういう人物で、息子をどのように自殺に追い込んだのか、、という事に興味がある。仲間由紀恵がモンペ母親役か〜、、ちょっと綺麗すぎるが、、。社会派ドラマになるのかな?頑張ってください。
- とりあえずダメフジにしては良い人選だ
- 事務所変わったときはどうなるかと思ったけどまたドラマで見られるのを待ちに待っていました。楽しみです。
- 大好きな真央ちゃんがテレビに帰ってきてくれて嬉しい。
- この子ぐらいキャリアがあっても事務所移籍するとしばらくは干されるもんなんだね・・・
などのコメントが寄せられています。
井上真央さんの主演ドラマ『あしたの約束(仮)』のベースとなる『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』は、2005年12月に長野県上田市にある長野県丸子実業高校(現:長野県丸子修学館高校)で実際に起きた自殺事件の真相を綴ったノンフィクション作品です。
この事件の大まかなあらすじは、丸子実業高校のバレーボール部に所属していた不登校の男子高校生が、2005年12月6日に自宅で首吊り自殺したことから、かねてより学校側の責任追及をしていた母親が、息子が自殺したのは学校側に全責任があるとして、校長を殺人と名誉毀損の疑いで刑事告訴しました。
さらに、息子に対してイジメや暴力を行っていたとして部員とその両親、校長、長野県を相手取り、1億3000万円の損賠賠償を求める民事訴訟を起こします。
この事件は、人権派弁護士や県議会議員、マスコミらも学校を執拗に追及していき、学校は崩壊寸前まで追い込まれ、教師や自殺した生徒の同級生、保護者たちも精神的に追い詰められていくのですが、訴えられた部員やその両親、校長らが逆提訴し、その裁判では実際に生徒を死に追い込んだのは、母親の“狂気”だったことが明らかになり…というノンフィクション作品となっています。
この事件は当時ワイドショーなどでも取り上げられ、大きな騒動に発展していたのですが、この事件をベースとした井上真央さんの主演ドラマ『あしたの約束(仮)』は、どのようなストーリー展開となっているのか非常に楽しみですね。
井上真央さんは最後に主演したドラマ『花燃ゆ』が大コケしたことによって、かなり精神的に追い詰められていたようで、クランクアップ後に行った会見では「厳しい声もありましたが、主演として自分に何ができるか毎日考えていた」と語り、涙を流していました。
その後はドラマに出演することはなく、CMや舞台に出演する程度だったのですが、井上真央さんのドラマ出演を願う声は多く上がっており、ドラマ復帰となる『あしたの約束(仮)』にも期待する声が多く寄せられているため、約2年ぶりのドラマでは是非とも良い演技を見せてほしいと思います。