女優の井上真央さんが主演で、今年1月よりスタートしたNHK大河ドラマ『花燃ゆ』の最終回(第50話)が13日に放送され、関東地区の平均視聴率が12.4%だったことが明らかとなりました。
全50話の期間平均視聴率は12.0%で、1994年に放送された三田佳子さん主演の『花の乱』が記録した14.1%を下回り、松山ケンイチさんが主演で2012年に放送された『平清盛』と並び、大河ドラマ史上歴代ワースト記録となりました。
ちなみに、『花燃ゆ』の関西地区の最終回の平均視聴率は12.8%、期間平均視聴率は13.0%、『平清盛』の関西地区の最終回平均視聴率は8.5%、期間平均視聴率は11.6%でした。
主演を務めた井上さんは幕末の長州藩士で思想家・吉田松陰の妹・文(後に美和と改名)を演じ、幕末の動乱の中で強い絆で乗り越えた家族愛や、松陰の志を継いだ若者たちの青春群像を描いていました。
同ドラマは「幕末男子の育て方」とキャッチコピーを銘打ち、大沢たかおさんをはじめ、伊勢谷友介さん、高良健吾さん、東出昌大さんらイケメン俳優を大量投入したものの、井上さん演じる文が歴史上ほとんど知られていない人物だったことなどから視聴率獲得に苦戦し、初回平均視聴率は歴代ワースト3位となる16.7%、第15話では『平清盛』以来となる1ケタ台の9.8%までにダウン。
さらに、その後も低迷が続き9~13%台の数字で推移し、『平清盛』と並ぶ大コケ作品となりました。
そして、この結果に対してネット上では、
- 幕末男子の育て方…このキャッチコピーが最悪。実際そんな事実はない訳で。歴史ファンタジーとして見ても中途半端。上手くいくとおもう方がどうかしてる。
- 大河ドラマとして一年追いかけたくなるテーマや人物がないのなら、もう半年くらいの放送にした方がいいんじゃないか
- 他の女優の人が誰が主演しても厳しかったし、出演者にはお疲れ様でしたと言いたい。
- 大河ドラマにイケメンとか求めて無いからなぁ。軍師官兵衛が良かったのは内容だし。メジャーでは無い荒木村重にもかなり出番あったけど、イケメンじゃないし上手く活かした。
- もっとメジャーな人物にスポットを当てないと厳しい。そして無理に女性を主人公にしなくてもいいでしょ
- 今の時代で12%、すごいと思いますが。しかもBSで見る人や録画で見る人もいる。すごく健闘したと思う。
- 否定的な意見が多かった今作ですが、井上真央は本当によく頑張ったと思います!今まではあまり好きではありませんでしたが、演技がうまく好きになりました。一年間大変だったと思います。本当にお疲れ様でした!
- ドラマ自体が悪いというよりも、朝ドラにもっていくべきだったんじゃないかな。大河ドラマとはちょっと違う気がする作品だった
などのコメントが寄せられていました。
以前より懸念されていたように大河ドラマ史上最低視聴率を記録し、視聴者からも最後の最後まで多くの批判が寄せられるという残念な結果に終わってしまいましたが、『平清盛』の数字を下回らずに単独ワーストとならなかったのがせめてもの救いですね。
13日には同時間帯にテレビ朝日系で『フィギュアスケートGPファイナル世界一決定戦2015』が放送されており、関東地区の平均視聴率は20.7%を記録しており、『花燃ゆ』は大差を付けられています。
ここまでの大コケをしたことによって、主演の井上さんの仕事のオファーが減少するのではないかといった噂などが飛び交っていますが、今後も精力的に活動し、低視聴率女優のレッテルを少しでも早く払拭出来るよう頑張ってほしいですね。