NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』でヒロインを務めた女優・波瑠さん(25)が、4月スタートの主演ドラマ『あなたのことはそれほど』(TBS系 火曜22時)で演じている不倫妻役がネット上で物議を醸しており、視聴者からは「クズ過ぎる」、「主人公が最低過ぎて感情移入できない」、「波瑠は、なぜこんな役を引き受けたのか」>など批判の声が噴出しています。
『あなたのことはそれほど』は、女性向け漫画雑誌『FEEL YOUNG』で2010年から不定期連載されている漫画家・いくえみ綾さんの同名漫画が原作。
2番目に好きな人と結婚した主人公・渡辺美都が、小中学生時代から想いを寄せいていた同級生・有島光軌と偶然再会し、お互いに既婚者であるものの不倫関係になり…という大人の四角関係を描いたラブストーリー。
<波瑠さん主演のドラマ『あなたのことはそれほど』>
波瑠さん演じる渡辺美都の夫・涼太役を東出昌大さん、美都の同級生で不倫相手の有島光軌役を劇団EXILEの鈴木伸之さん、光軌の妻・麗華役を仲里依紗さん、他に大政絢さん、中川翔子さん、黒川智花さん、山崎育三郎さん、麻生祐未さん、清水ミチコさん、成田偉心さん、橋本じゅんさんらが出演。
第1話の平均視聴率は11.1%と、同枠史上最高の初回平均視聴率を記録し好スタートを切りましたが、第2話は9.0%と1ケタ台にダウン。
2日放送の第3話では、美都と有島が温泉旅行を楽しんでいたところ、有島は電話で妻が出産したという知らせを受け、美都には結婚していることを明かし、美都を残したまま帰ってしまう。
<↓の画像は、第3話のワンシーン>
美都は有島との再会は運命ではなかったことに落ち込み、距離を置こうとするものの、有島から「今度埋め合わせさせて」と連絡をもらうと誘いを受け、約束のホテルのレストランへ食事に行く。
店の会計の際、有島は美都に分からないように、「御出産御祝」と書かれた祝儀袋からお金を取り出して食事代を支払う。
2人は食事の後にホテルへと行き再び関係を持ち、さらには、涼太と約束した帰宅時間にも遅れ…という展開となっていました。
美都は優しい夫・涼太をないがしろにし、涼太から「みっちゃん、子供ほしくない?」と聞かれても、有島に夢中な美都は「ほしくない。今じゃなくて、ずっといらない」と答え、有島には「大丈夫、私も結婚してるから。有島くんに無茶なこと言わないから安心して」と言って不倫関係を継続。
一方の有島も妻が妊娠中にも関わらず美都と不倫するなど、2人のゲスっぷりに視聴者からは「最低すぎる」などといった批判の声が寄せられています。
そして、こうした世間からの批判に対して、波瑠さんがブログで心情を吐露しています。
波瑠さんは第3話放送の翌日にブログを更新し、自身が今回演じている役について「もちろん理解に及びませんが、仕方ないです。美都とはそういう人なのです。私は美都には共感できないけど、毎日やらなきゃ仕方ない。」としています。
続けて、「面白いと言ってくださる方も、不倫劇を見ていて気分が悪くなる方もいらっしゃると思いますが、私達はただこのドラマを観てくださったことに感謝するだけです。こういう内容の作品ですからね。しょうもないとか馬鹿とか最低とか言われても、観て感想を抱いてもらうっていうことで私は報われるような気持ちです。」と思いを明かしています。
また、「今回は私自身ですら共感もできない、応援もできないような女性なので残念ながらという感じなのですが。笑 けれど私は、自分が何か得をするためにこのお仕事をしてるつもりもないので、わかりやすい言葉で言うなら損の連続になったとしてもいいのです。苦しくてもがいた時間の中から、自分が何を見つけられるかが大事ですし。苦労が大きければ大きいほど何かを自分の中に残してやる〜って意地みたいなものですかね。意味のない時間なんてないです。というより、そう思える時間にするかしないかは自分次第だと思うのです。私は頭の中お花畑にして突っ走ります。」と綴っています。
視聴者からあまりにも多くの批判が寄せられていることから、主演の波瑠さんがブログでこのような思いを綴っているのですが、それほど観ている方が多くいる、注目を集めているということだと思います。
そのため、ドラマ内で演じている役に対する批判は、そこまで気にしなくても良いのではないかと思いますし、さらに視聴者を引き込むような演技を見せてほしいと思いますね。