俳優の上川隆也さん(50)が主演の実写ドラマ『エンジェル・ハート』(日本テレビ系)が11日よりスタートし、関東地区の初回平均視聴率が12.5％だったことが明らかとなりました。
『エンジェル・ハート』は、漫画家・北条司さんによる同名の人気漫画を原作としており、北条さんの出世作で累計発行部数が5000万部を超える『シティーハンター』の世界観をもとに、新たなパラレルワールドとして描いたハードボイルドコメディー作品で、2005年にはアニメ化もされました。
上川さんが演じるのは、一見お調子者の男ではあるものの、正体は「シティハンター」と呼ばれる凄腕のスイーパー(始末屋)である冴羽獠(さえば・りょう)。
＜↓の画像は、冴羽獠を演じる上川隆也さんの写真＞
11日に放送された第1話は、女優・相武紗季さんが演じる相棒で婚約者の槇村香との結婚式を目の前に控えるリョウに、小沢真珠さん演じる占い師・麗子から整形外科医・鈴木の命を守ってほしいという依頼が入り、リョウと香は鈴木を監視していたところ、美乃梨という女が暴力団に依頼されて鈴木を誘惑し、慰謝料を脅し取ろうとしたことを知り、2人は鈴木の代理人として暴力団の元へ。
＜↓の画像は、槇村香を演じる相武紗季さんの写真＞
そこに大勢の警察官が駆けつけ、無事に事件は解決したのですが、それから数日後に香が交通事故に遭ってしまい亡くなり、リョウはその後香が臓器提供のドナー登録をしていたことを知ります。
それから1年後、リョウは何者かに強奪されてしまった香の心臓の行方を捜し続け、そんなところに、三吉彩花さんが演じる胸に大きな傷を負った「グラス・ハート」という名の女性が現れて…という展開となっていました。
＜↓の画像は、「グラス・ハート」こと香瑩(シャンイン)を演じる三吉彩花さんの写真＞
『エンジェル・ハート』は人気漫画ということもあり、放送開始前は原作のファンから心配の声が多く寄せられていたものの、上川さんは立ち振舞やアクションシーン、またコミカルな演技も原作のリョウを忠実に再現し、放送後にTwitter上では、「ジャケットから見える胸筋が冴羽リョウそのものだった。驚くほど違和感なくリョウに見える。これは期待できるな」、「やべえ上川隆也さんハマってる。立ち姿とかちゃんとリョウだった」などの絶賛コメントが多数上がっており、また、原作ではお馴染みとなっているリョウの「もっこり」というセリフも登場し、「もっこり聞けたのが一番嬉しかった!!」と喜ぶ声も。
また同ドラマでは、歌手でタレントのブラザートムさんが“海坊主”ことファルコンを演じているのですが、「違和感ないな。半端ない再現率」といったコメントが寄せられています。
＜↓の画像は、ファルコンを演じているブラザートムさんの写真＞
またその他にも視聴者からは、「（喫茶店）キャッツアイの入り口のディスプレイに香のハンマーが。作品への愛情と敬意を感じる」、「アニメ版シティーハンターで声を担当してた声優の山寺さんが、20年の時を経てドラマ版エンジェル・ハートで俳優として出演されるってすごいことだよな」、「原作知らなくても普通に楽しめた」、「安心した、どころか満足した」といったコメントが寄せられており、原作ファンだけでなく、原作を知らない多くの視聴者も満足したようです。
初回視聴率は残念ながら、7月期に同枠で放送された『デスノート』が記録した16.9％を超える事は出来なかったものの、10％以上の数字を獲得し、さらに視聴者からも絶賛コメントが多数寄せられていることから、今後数字を上げていく可能性は十分にあるため引き続き注目したいですね。