今年1月以降、情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)への出演を見合わせている国際政治学者・三浦瑠麗さん(みうら・るり 42歳)が、夫の逮捕が原因で番組を「事実上の降板」になったことが明らかになりました。
三浦瑠麗さんの番組降板は『スポーツニッポン』や『東京スポーツ』が伝えているもので、7日に三浦さんの夫であり、投資・コンサルタント会社『TRIBAY CAPITAL(トライベイキャピタル)株式会社』の代表・三浦清志容疑者(43)が、業務上横領容疑で東京地方検察庁特捜部に逮捕され、これを理由に番組降板が確定したとしています。
<↓の画像は、『めざまし8』で木曜コメンテーター(総合解説)を務める三浦瑠麗さんの写真>
三浦清志容疑者は兵庫県内に太陽光発電所の建設を計画し、2018年ごろから土地や太陽光発電事業に関する許認可の取得を開始、これにあたり特定目的会社『STC3合同会社』を立ち上げ、2018年7月に約9万坪の土地の権利や太陽光発電の事業権利等を保有する京都市の会社との間で、5億円で権利を買い取る契約を結びました。
その後、2019年1月に不動産会社に投資を勧誘、同6月に不動産会社と関連の投資会社から10億円の出資(後に約3億円を返金)を受け、そのお金はSTC3名義の口座に振り込まれました。
しかし、出資を受けた時点では契約の条件でもあった地元住民たちの同意を得られておらず、それを理由に京都市の会社に代金を支払わなかったことで、土地の権利譲渡を巡って京都市の会社との間でトラブルになっており、2019年2月には交渉が決裂していました。
こうして太陽光発電所の建設計画は進展せず、出資をした不動産会社との間で民事裁判に発展後、トライベイキャピタルは不動産会社から詐欺罪で刑事告訴されました。
さらに、2019年10月にはSTC3の口座に入れていた出資金4.2億円を、債務弁済等にあてる目的でトライベイキャピタルの口座に送金していたことで、業務上横領容疑で三浦清志容疑者は7日に逮捕されました。
これに対して三浦清志容疑者はトライベイキャピタルの公式サイト上で、「当初予定された利益を生み出せなかった点について、反省すべき点はございますが、私は、業務上横領にあたるような罪を犯したことは決してありません。」
と容疑を否認し、無罪を主張していくとしています。
夫の逮捕を受けて三浦瑠麗さんは代表を務める『株式会社 山猫総合研究所』の公式サイトを更新し、「一部報道におきまして、私の夫である三浦清志が逮捕されたという事実を知りました。引き続き、捜査に全面的に協力する所存です。家族として、夫を支えながら推移を見守りたいと思います。」
とのコメントを発表しました。
三浦瑠麗さん家族が暮らす東京・六本木ヒルズにある自宅マンションは、1月に東京地検特捜部の家宅捜索を受けており、これが表沙汰になって以降は『めざまし8』や月1回放送の政治討論番組『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)への出演を見合わせています。
そして、三浦清志容疑者の逮捕を受けてフジテレビは7日に、「総合的に判断して当面は出演を見合わせる」とコメントし、8日放送の『めざまし8』では三浦清志容疑者の逮捕を取り上げた上で、三浦瑠麗さんのコメントを紹介していました。
<↓の画像は、三浦清志容疑者が逮捕後の三浦瑠麗さんの写真>
スポニチや東スポの取材によれば、三浦清志容疑者の逮捕により『めざまし8』は事実上の降板になったといい、フジテレビ関係者が取材に「夫が逮捕されたら、もう番組に出ることはないと決まっていた」と明かしたとのことです。
三浦瑠麗さんは1月に家宅捜索を受けた後に出したコメントで、「私としてはまったく夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ないこと」
と、事件には一切関与していないことを強調していましたが、これまで太陽光発電事業などを後押しする発言を繰り返していたこともあり、番組への復帰は難しいと判断されたそうです。
この報道を受けてネット上では、
- ほんと自分達の都合の悪い事は徹底してスルー フジだから仕方ないが情けない
- 上から目線の発言や、自分をモデルとでも勘違いしているかのような派手な服装など、振る舞い全てにおいて受け入れ難い部分があった。このまま番組降板で良い
- 旦那が逮捕されてもまるで他人事?旦那の会社の大株主ですよね?謝罪は無いのですか?散々一般人を見下した発言をしてきましたよね?
- これでメディアからは完全に消える人物だと。朗報です。今までやって来た事がブーメランに帰って来たと。
学者気取りで本当に酷かった。無責任コメントも多く、マジで気分悪かった。 - ほぼ同じ場所で嫁も会社をやっていたるのに、全く関与していないとか、、、、ましてや何も知らないなんてちょっとありえなさそう。まぁ無実だそうだから頑張って
- 雲隠れする人間や、苦し紛れの嘘を並べる人をTVに出して欲しくない。見ていて不快になる面々を並べるから、ますますTV離れも加速する
舛添の時もそう思ったけど、TVを一個人に都合の良い言い訳の場にしてはイケナイ - でもこういう人って、数年後には何事も無かったかのように普通にテレビに出ていたりするんだよね
などの声が上がっています。
三浦瑠麗さんはトライベイキャピタルが手掛ける太陽光発電事業への関与は否定しながらも、昨年には対談本の中で「私たち夫婦は合理的といえば非常に合理的に見えると思いますけれど。お互いの会社の株をほぼ半々で持ち合っている」といった発言もしてましたし、夫婦の会社の所在地も同じで非常に密接な関係にあったことは間違いないことから、様々な憶測が飛び交っています。
さらに、ジャーナリスト・須田慎一郎さん(61)によれば、東京地検特捜部が1月に家宅捜索をした際に、三浦瑠麗さんのスマートフォンも押収していたことが判明したといい、さらに三浦さんのパソコンも押収との情報もあるという気になる話をしています。
現時点では、三浦瑠麗さんが一連の事件に関与しているとの報道は無く、本人も自分は“シロ”だと強調しているので何とも言えませんが、三浦清志容疑者の逮捕によってイメージがさらに悪化したのは間違いなく、これまでのようにテレビでコメンテーターとして活動するのは非常に難しくなったため番組降板は妥当だと思いますし、他のテレビ局も同様の対応をとる可能性は高いとみられます。
フジテレビは、三浦瑠麗さんを『めざまし8』など複数の番組に出演させるだけでなく、2019年からフジテレビ番組審議会の審議委員にも任命するなど、かねてから密接な関係にありましたが、夫の逮捕を受けて関係を完全に断つのか、引き続き動向を見守っていきたいです。