三浦春馬の遺作ドラマ『太陽の子』シンクロ映像カットも? 入水自殺シーンにNHKも頭悩ませ…ネットでは様々な声
7月18日に急死した俳優・三浦春馬さん(享年30)の遺作となってしまったスペシャルドラマ『太陽の子』(NHK総合)が、8月15日19時30分から予定通り放送されることが決定し、大きな注目を集めています。
しかし、この作品を巡ってNHKが頭を悩ませていると『東京スポーツ』(東スポ)が報じており、その理由はドラマ内にあるショッキングなワンシーンにあるとしています。
『太陽の子』は、第2次世界大戦末期に海軍から、新型爆弾(原子爆弾)の製作を密命された京都大学の研究者たちが苦悩する姿や、時代の波に翻弄されていく若者たちの姿を描いた青春群像劇で、ドラマ版とは違う視点で描く映画の製作も発表されています。
柳楽優弥さんが主演を務め、三浦春馬さんが柳楽さんの弟・石村裕之役を演じており、2人の他には有村架純さん、三浦誠己さん、宇野祥平さん、尾上寛之さん、渡辺大知さん、葉山奨之さん、奥野瑛太さん、イッセー尾形さん、山本晋也さん、國村隼さん、田中裕子さんらの出演が発表されています。
<↓の画像は、『太陽の子』出演の有村架純さん、柳楽優弥さん、三浦春馬さんの写真>
三浦春馬さんが演じた役柄は、陸軍の下士官として戦地に赴くも、肺の病気が原因で帰還することになり、戦地での壮絶な体験を顔に出すことなく、家族には明るく優しく振る舞う一方で、戦地で命を落とした仲間への思いをめぐらし、「自分だけがどうしてここに…」と自問自答の日々を送っているという設定です。
三浦春馬さんが生前最後に公の場に姿を現したのは、亡くなる10日前の7月8日に行われた『太陽の子』の完成披露試写会で、ドラマでの役作りについて聞かれた際には、「戦地から療養で家族のもとに帰ったとき、家族に毅然とした態度をとって繕う姿に、どのように背景を肉付けしていったらいいか苦労しました」と振り返り、撮影後の心境の変化を聞かれると、「意欲的に未来のことを考えるのは、どの時代でもかけがえのないことだと感じました」と答えていました。
<↓の画像が、『太陽の子』で陸軍兵士を演じた三浦春馬さんの写真>
三浦春馬さんは表舞台ではこのように答えながらも、わずか10日後に自宅で命を絶ってしまったのですが、『太陽の子』でも自殺を図る場面があります。
『太陽の子』は7月11日にNHK BS8Kで先行放送されているのですが、三浦春馬さん演じる裕之は、ある日の夜にそっと起き上がり、何かに導かれるように海へと向かって歩きだし、沖に出てもずっと前に進み続けて入水自殺を図ります。
8月1日にNHK広島放送局で行われた試写会に参加した視聴者はそのシーンについて、「裕之がいなくなったことに気がついた兄の修(柳楽優弥さん)と世津(有村架純さん)が、彼を探しに行きます。そして、沖から裕之を必死に連れ戻すのです。その時、あれだけ朗らかだった裕之が、『怖いよぉ…』と泣きながら、『俺だけ死なんわけにいかん…死なんわけにいかん!』と強く慟哭(どうこく)の声をあげたのです。胸を打たれました。死を恐れながらも、同時に、死と向き合わずに戦地から逃げている自分を許せない、と揺れ動くストイックすぎる姿が、なぜか三浦さんと重なってしまって…」
と振り返っています。
自殺未遂を図った裕之はその後、再び戦地へと旅立ち、特攻隊員を志願して出撃前には母親に最期の手紙を送っており、その内容について前出の視聴者は、「親不孝を詫び、心残りはないと言い、これが届く頃に戦果をあげますと誓う手紙が、三浦さんの声で読み上げられて…。一言一言を噛みしめるように読み上げるなか、『裕之は御国のため、笑って死にます』という言葉を聞いたときには、頭の中にぱっと三浦さんの満面の笑みが浮かびました。」
と明かし、その手紙は「ありがとう。さようなら」と結ばれていたそうで、三浦さんの声が少し震えていたといいます。
実は三浦春馬さんが生前思いを綴っていた日記帳には、自身の命と向き合う言葉が書き連ねてあったとされ、その中には「役の石村裕之について」として、「散ることを見据えて残された日々をどう過ごすべきか」「苦悩する姿に自分を重ねている」などと、自身と役柄を重ね合わせるようなことも記されていたそうです。
三浦春馬さんの知人は、「役に入り込むあまり、その逃げ場と自分の人生がピタリと重なり、演じ終わっても離すことができなくなってしまっていた。」
と、演じた役にのめり込んでしまうところがあったとしています。
そして、『太陽の子』で演じた役が引き金となったのかは不明ながら、ドラマ放送の約1ヶ月前に三浦春馬さんはこの世を去ってしまいました。
東スポの記事ではテレビ関係者が、「未遂とはいえ入水自殺のシーンですからね。三浦さんの自死とシンクロしてしまう部分もあり、ショッキングに映る人もいると思う。試写のままでいくか、それとも編集するのか。この手の内容は社会的影響も考慮しなければならない」
と語り、問題のシーンをノーカットで放送するのか否か、NHKは頭を悩ませているとのことです。
これに対してネット上の反応を見てみると、
- 三浦春馬、最後の魂の演技。編集せずにどうか見ることができますように…
- ドラマみるけど、春馬くんがこの世にいないことは寂しくて寂しくて仕方ない。たくさん泣きながらみます。。。
- 作品として一生懸命に全身全霊取り組んだのだから、きちんと放送してほしいです。
確かに三浦春馬くんの自死とシンクロしてしまうかもしれないが、私はきちんと作品を観てあげることが供養にも繋がると思う。 - 覚悟を決めて観るつもり。編集しないで欲しい。苦しくても、残してくれた作品は大切にしっかり観ます。辛い中、残してくれた作品だものね。
- いまだ彼の死を受け止めきれない中で彼の心中を思うと、このドラマを観ることさえ辛いと思ってしまいます
でも、彼が何を伝えたかったのか心に少しでも寄り添ってあげたい。ドラマをしっかり見させて頂きます - 未見なので何とも分かりませんが、三浦春馬さんが作品について前向きに発言されており、噂されていることに確証がない以上、そのまま放映していただきたい
- 今週末の太陽の子、来月のカネ恋、来年には映画も公開されるのでしょうか?色々あるかと思いますが撮った作品は公開していただきたいです。
今までの作品も、再放送などで、また私たちの記憶にも刻ませて欲しい。 - あぁやっぱりリアルタイムではみれないです。遺作だから!とは思うのですが、苦しくて、悲しくて。録画して、みれる日が来たらみます。必ずみます。
もう、おじさんになった彼はみれないんですね…。絶対カッコいいおじさんになったのに。
可愛い奥さんもらって、可愛い子供が産まれて、今よりもシワだらけの笑顔になっても、絶対に素敵だったんだろーなぁ。
などの声が上がっています。
ドラマで演じた役のように三浦春馬さんは思い詰め、周囲に悩みを打ち明けることなく突然この世から去ってしまい、現在も三浦さんの死を受け止めきれないとの声も多く上がっており、入水自殺を図るシーンは三浦さんの死とのシンクロが避けられないことから、地上波での放送にあたってNHKが慎重になるのも当然かと思います。
ただ、三浦春馬さんは生前『太陽の子』について、「僕たちの仕事は想像力を皆様に届ける仕事ですし、この作品を通してみなさんが戦争というものを考える大きなきっかけになればと思っています。」とコメントしています。
また、8日に生放送されたトーク番組『土曜スタジオパーク』(NHK総合)には柳楽優弥さんと有村架純さんが出演し、三浦春馬さんのインタビューVTRも流れたのですが、三浦さんは柳楽さんとの印象に残るシーンとして入水自殺を図った場面を挙げており、その映像も一部オンエアしていました。
そうしたことから、8月15日の放送でもカットすることなく、そのままオンエアする可能性が高そうな気がしますが、どういった形になるのか15日の放送に注目したいです。
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- https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/2050872/
- https://www.news-postseven.com/archives/20200810_1584826.html
- https://www.oricon.co.jp/news/2169084/
- https://realsound.jp/movie/2020/07/post-582369.html
普通に見たかった カットとか残念
演技そのものとして見たいと思った
録画して後で見るつもりです
今はまだ悲しくてみれませんあ