2月27日に約4時間放送されたバラエティ番組『めちゃ2イケてるッ!真冬に汗をかきまくれ 国民投票だよ全員集合 全力の生スペシャル』(フジテレビ系)にて、同番組のレギュラーメンバーで“三ちゃん”の愛称で親しまれていた三中元克さん(さんなか・もとかつ 25歳)の番組卒業が視聴者投票によって決定し、大きな反響を呼ぶことになりましたが、この日放送された視聴率が2月29日に明らかとなり、第1部(19時00分~19時57分)の平均視聴率が5.8%、第2部(19時57分~21時00分)が6.9%、第3部(21時00分~23時10分)が9.8%、全時間帯(19時00分~23時10分)の平均視聴率は8.1%だったことが明らかとなりました。
この日の番組は「汗をかく!」をテーマに企画が3本立てで放送され、まず1本目はナインティナインの矢部浩之さんによる企画「矢部浩之のオファーしちゃいましたシリーズ」が行われ、この企画は矢部さんが裏方の仕事をするために企業などに逆オファーするという人気企画となっており、今回で14回目を迎えました。
前回この企画が放送されたのは2012年12月のことで、AKB48の総合プロデューサーの秋元康さんから「ファンサービスが苦手で、握手会での対応が“塩対応(=しょっぱい対応)”といわれている“ぱるる”こと島崎遥香をアイドルらしく育ててほしい」との依頼を受け、島崎さんの単独握手会にて、ファンをアイドルから引き離す「ハガシ」を手伝うなどして話題に。
それから3年以上の間が開いて行われたオファーは、有名なスポーツ選手を排出していることで注目を集めている『バディスポーツ幼児園』で副担任を務め、子どもたち全員が跳び箱の6段を跳べるよう手助けをしたり、子どもたちの頑張りに感化された矢部さんがバック転に挑戦するなど奮闘しました。
2つ目の企画は、ナイナイの岡村隆史さんが黒柳徹子さん風に変装し、日本各地の「岡村」という地名に住んでいる一般の人々に突撃取材を行うという新企画「岡柳徹子」を行いました。
3本目の企画は、2010年にオーディションを勝ち抜いてめちゃイケメンバーになった三中さんが、同級生でモデル経験もある臼杵寛さんとお笑いコンビを結成し、『よしもとクリエイティブ・エージェンシー』に所属することになり、プロのお笑い芸人として改めて番組のレギュラーをかけたオーディションに挑む企画を生放送。
2人は生放送でネタを披露し、視聴者がデータ放送やスマホ、パソコンから投票を行い、その結果で番組卒業かレギュラー継続かが決定するとのことから大きな話題になり、この投票には630,483票が視聴者から集まりました。
その結果は、「合格44%」「不合格56%」というもので、三中さんは残念ながらめちゃイケメンバーからの卒業が決定し、この結果は大きな反響を呼びました。
しかし、視聴率は結局2ケタに届かず、一部生放送された第3部も9.8%と伸びなかったわけですが、この結果に対してネット上では、
- もう限界かな・・・。潮時に感じるな・・・。たまにオファーか学力テストをスペシャルでやればいいくらいだな。
- 単純につまらない。極楽山本がいた時代はまだ見れた
- 長すぎたし、三ちゃんのネタまで引っ張りすぎ。2時間で十分な内容だった。
- 国民投票の結果、番組打ち切り決定か
- ぶっつけ本番で、ジャルジャルとたんぽぽもクビっていう投票先があれば、多少は盛り上がって見る人少しは増えたかもな
- 漫才はこうやるんやでとナイナイが最高の漫才を見せてたら10%超えて、ナイナイの株も上がったかもな。
- そもそも新メンバーって岡村が頭パッカーンして仕事投げ出したのが始まりなのに、みんなで三中がプロレス修行から逃げたってことを攻めてるのがおかしいわ。よゐこの濱口だって彼女のために仕事休んだとかネタにしてんのに不快だったわ
- 三中いじめの後半より、矢部のオファーシリーズがとにかくつまらなかったわ。多分あれでかなり視聴者は離れたんじゃないか。子供に跳び箱させて自分はぬるいバック転。笑いも感動もボケもない退屈さ。あれで芸人のプロとか…ただのギャラ泥棒で素人以下だったわ
- これは、番組自体が視聴者にジャッジされて不合格っていう意味なんじゃないか?。むしろそっちをメイン企画にしたほうが盛り上がったんじゃない
などのコメントが寄せられています。
三中さんの卒業か残留かをかけ、視聴者による投票が行われるとのことから注目を集めていたのは間違いないのですが、それ以外の企画が面白くなかったようで、ネット上ではそれを指摘する声が相次いでいますね。
めちゃイケの視聴率は年々下がっており、今年1月30日放送分が歴代最低となる4.9%を記録したことで大きな話題になりました。
土曜20時台に放送されているにもかかわらず5%を切るというのは危機的状況で、これは番組がいつ打ち切られてもおかしくない数字となっており、加えて今回のスペシャルに関しても2ケタを切ったことから、番組打ち切りは時間の問題と見ていいかもしれません。
ちなみに、ニュースサイト『アサ芸プラス』は2月20日に配信した記事で3月に番組が打ち切られると報じていたのですが、さすがにそれは無いかもしれないものの、年内もしくは来年にも打ち切られることになるかもしれないですね…。