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テレビ朝日番組で再びヤラセ問題発覚で炎上…ワイドスクランブルで偽の質問紹介、局でトラブル相次ぎ非難殺到

ワイド!スクランブルでヤラセ、大下容子アナ謝罪。視聴者質問で不適切演出、ディレクター作成の想定質問を番組で使用

情報ワイドショー番組『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系 平日午前10時25分)で、「不適切な演出」を行っていたと『テレビ朝日』が発表し、明らかな“ヤラセ”行為だとネット上で炎上しています。

番組の不適切演出はテレビ朝日の発表で明らかになったもので、番組では視聴者から質問・疑問を募集し、月~木曜日の番組終盤に視聴者から寄せられた質問に、コメンテーターやゲストが答えるコーナーを設けていました。

しかし、今年3月以降に、番組側が事前に作成していた質問を、視聴者から寄せられた質問だと偽る“ヤラセ”をしていたことが判明したとのことです。

質問を用意していたのは、番組制作を手掛ける子会社『テレビ朝日映像』に所属する40代の男性チーフディレクターとし、このディレクターの説明によれば、放送に向けた準備のために視聴者から寄せられた質問、意見を踏まえた想定質問案を作成し、それをそのまま視聴者から寄せられた質問として番組で使用していたとのことです。

このヤラセに対してチーフディレクターは聞き取り調査で、「視聴者からの質問や意見には日々、放送終わりに目を通しており、過去に読んだ質問や意見も踏まえて、視聴者が聞きたい事とニュアンスが同じであれば、自分が事前に用意した想定質問を使っても問題ないと思っていた」などと弁明しているとしています。

なお、今年3月以降に扱った質問のうち「約2割が想定質問だった」とのことです。

『大下容子ワイド!スクランブル』の制作を手掛けているのが『テレビ朝日映像』で、チーフディレクターも同社の社員だったため、『テレビ朝日』側は番組内のヤラセを発見出来なかったとしています。

また、ヤラセが発覚した経緯について『テレビ朝日』は、「先週末に番組内スタッフから指摘があり、テレビ朝日映像が事態を把握、テレビ朝日に報告があり、調査を進めてきた」と説明し、この問題を受けて質問コーナーは休止とし、関係者には厳正に処分するとのことです。

『テレビ朝日』の発表を受けて21日放送の番組最後に、司会の大下容子アナウンサーがヤラセ問題に言及し、「番組では、この時間に視聴者の皆様から番組にお寄せ頂いた質問をご紹介して参りました。その質問内容を番組スタッフがあらかじめ用意し、視聴者の皆様からの質問であるかのように放送していたケースがありました。本当に申し訳ございませんでした」「番組を信頼してご覧頂いている皆様に、大変申し訳ない思いで一杯です。二度とこの様なことが起きないよう再発防止を徹底します。失ってしまった信頼を取り戻すべく、一日一日の放送を、より真摯に行って参ります」と謝罪していました。

そして、『大下容子ワイド!スクランブル』での不適切演出に対してネット上では、

などの批判が噴出しており、炎上状態になっています。

『テレビ朝日』では2019年10月に『スーパーJチャンネル』で、ヤラセ行為をしていたことが発覚し謝罪しました。

ヤラセがあったのは、業務スーパーの買い物客の人間模様を追った企画で、主要部分を構成していた客4人がコーナーを担当するディレクターの知人だったとし、番組では密着に当たり初対面を装っていたものの、事前に取材日程を教えるなどの仕込みをしていたとのことです。

このコーナーを担当していたのも『テレビ朝日映像』だったほか、ヤラセ発覚も匿名での情報提供があり、内部調査を行ったところ不適切な演出をしていたことが判明したといい、この問題で『テレビ朝日』の常務と広報局長は緊急記者会見を開いて謝罪していました。

それからたった2年後に再びヤラセが発覚し、『テレビ朝日』は再発防止の徹底、信頼回復に努めるとしていますが、同局では今年この他にも様々な問題が発生し、局のイメージが著しく悪化しているだけに、信頼回復は容易ではないでしょうね。

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