宮迫博之出演のアメトーーク、世界の何だコレミステリー放送継続。詐欺グループのパーティー出席で炎上騒動も…

吉本興業所属の芸人等が2014年に、大規模振り込め詐欺グループのパーティーに闇営業で参加していた問題で、NHKが今後事実関係の調査を行う方針を示しました。

NHKの木田幸紀総局長は19日に開いた総局長会見で、問題のパーティーに参加していた芸人の出演番組を次々に放送中止としている事実を明らかにし、ロンドンブーツ1号2号の田村亮さんのレギュラー番組『ラン×スマ』（NHK BS1 水曜21時）は、15日に予定していた再放送を中止とし、次回26日の本放送は現時点で保留としているとのことです。

また、レイザーラモンのレイザーラモンHGさん出演の『にっぽんぐるり 北陸スペシャル』は13日に放送予定でしたが、こちらも放送を中止としたことを発表しています。

＜↓の画像は、『ラン×スマ』出演者の写真＞

NHKは問題発覚当初、「特別の対応はない」とコメントしていたのですが、急遽方針転換して番組の放送中止、保留とした理由について、「我々のほうでも正確な事実関係が把握できないので、調査中であるという段階であるので、編成としてそういう措置を取っている。」と説明し、「今後、事実関係を把握できたところで改めて判断したい」としています。

パーティーに参加していた芸人たちの番組起用を控える可能性については、「今後、事実関係が把握できたところで改めて判断したい。事実関係次第です」と話し、「現状、あのような報道があったわけですから、タレントさんたちが色々と主張をされている。どちらがどうなのかというのは把握したうえでないと、正確な判断ができないと思います。もう少し調査をしっかり行っていくというのが現状です」と説明していました。

NHKはこうした対応をしているのですが、民放局の対応はというと、雨上がり決死隊・宮迫博之さんのレギュラー番組『世界の何だコレ！？ミステリー』（フジテレビ系 水曜19時）は、19日も予定通り番組が放送され、フジテレビ企業広報部はスポーツ紙の取材に「予定通り放送します」と回答しています。

また、レギュラー番組『アメトーーク！』（テレビ朝日系 木曜23時20分）も放送継続で、スポーツ紙の取材にテレビ朝日は「現時点では、放送予定に変更はありません」と回答しているのですが、番組の一部スポンサーがCM放映を取りやめ、『ACジャパン（旧公共広告機構）』のCMに差し替えられています。

テレビ朝日広報部はニュースサイト『J-CASTニュース』の取材に対して、「個別のスポンサー契約に関しましては、従来お答えしておりません」と回答を避けており、『ACジャパン』のCMに差し替えられた理由を明らかにしていません。

そうした中で、まずNHKが番組放送を中止とするなど、大きなアクションを起こしたことに対してネット上では、

• 当然の対応と思う。アメトークもスポンサーが降板の動きを見せているし、それだけ社会問題となっている。
  吉本も入江の尻尾切りではなく、本質的な問題として対応すべきだ。
• ジワジワと追い詰められて来たね。早く本当の事を話した方が良いと思うけどね。
  宮迫もだけど番組が無くならないとダンマリなのかな
• あの関係者は全員、調査し結果出るまでは出さない方がいい。
• 普通に考えて振り込め詐欺組織の忘年会に参加してたタレントをNHKが使うわけにはいかないよね。
  吉本も他の芸人も擁護してたけど不倫とはわけが違うと思う。
• NHKが動いたよー。民放はどうするの？てか、これだけ問題が大きくなってるのに、宮迫を出させるテレビ局側の意図がわからない。
  逆に理由を視聴者に説明して欲しいよね。
• フジにしても朝日にしても、悪行を見て見ぬ振りとはね。
• これで民放も大きく動くんじゃないかな。それにしても対処が遅いね。

などのコメントが寄せられています。

吉本興業はカラテカ・入江慎也さんの契約解消処分のみで沈静化を図り、他の芸人たちはギャラを受け取っていないということで厳重注意処分のみとし、これを押し通そうとしていましたが、これが裏目に出て次から次へと週刊誌などに新たな情報を投下され、被害がより拡大しており、状況がさらに悪化する結果となっています。

カラテカ入江慎也さん以外の芸人に重い処分を下さないなど、初動対応のミスによって、ネット上などでは各芸人が出演する番組のスポンサーに電話やメールなどでクレームを入れ続けています。

現時点ではNHKのみ番組放送中止などの対応を取っていますが、このままスポンサーへのクレームなどが続けば、民放各局で放送の番組も放送中止や、番組への起用を避けざるを得なくなるとみられ、NGT48もこうした形でテレビやラジオのレギュラー番組を全て失いました。

特に批判の声が上がっている雨上がり宮迫博之さん、ロンブー亮さんあたりはテレビなどから姿を消すのは時間の問題とも囁かれていますが、今後民放各局はどういった対応をするのか、引き続き動向を見守りたいですね。