かまいたち、モグライダー、見取り図、ニューヨークが出演の新バラエティ番組『ジョンソン』(TBS系 月曜21時)が23日からスタートし、初回2時間スペシャルの視聴率が発表され、初回の数字や番組内容にネット上では様々な声が上がっています。
『ジョンソン』は、ダウンタウン、さまぁ~ず、雨上がり決死隊、キャイ~ンがレギュラー出演していた『リンカーン』(2005~2013年までレギュラー放送)の後継番組で、「本気の先に笑いがある」をモットーに掲げており、初回2時間スペシャルではリンカーンがレギュラー終了後も2019年まで年1回放送するほど人気だった芸人大運動会を放送しました。
<↓の画像は、リンカーンメンバーの写真>
初回にはレギュラーメンバーの他に、ジャングルポケット、マヂカルラブリー、おいでやす小田さん、パンサー・尾形貴弘さん、三四郎・小宮浩信さん、鬼越トマホーク、蛙亭、Aマッソ、宮下草薙、きしたかの、やす子さん、みなみかわさん、ZAZYさん、お見送り芸人しんいちさん、ザ・マミィ、トム・ブラウン、なすなかにし、ネルソンズ、ぱーてぃーちゃん、ランジャタイなど、約60人の芸人が登場し番組を盛り上げました。
しかし、番組の視聴率は伸び悩み、初回の平均世帯視聴率は4.6%、平均個人視聴率は2.8%(共に関東地区)でした。
同時間帯放送の月9ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~第3話』(フジテレビ系)の世帯視聴率は5.3%、個人視聴率3.2%を記録していました。
この他に同時間帯には、『しゃべくり007』(日本テレビ系)、『10万円でできるかな』(テレビ朝日系)、『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系)が放送されており、3番組の視聴率はまだ明らかになってませんが、各番組の平均と比較すると『ジョンソン』はテレ東と最下位争いという厳しいスタートになっています。
この結果に対してTBS関係者は週刊誌『フラッシュ』の取材に、「企画力がない、昔の焼き直しで新しいことが何もない……。『人気のお笑い芸人だけ集めれば面白くなる』という時代は終わったんです。そのことに気づけない制作局に絶望している局員が多数いますよ」
と語っています。
視聴者からも初回の内容に対して、
- しんどいくらいグダグダ、アドリブ力がなさすぎる。リンカーンの後継番組とか言わない方がよい
- リンカーンをそのままパクっただけの内容。より一層リンカーンの面白さを感じた
- リンカーンの二番煎じの大運動会、出演者が違うだけでこうも違うのかと思わされた。芸人の経験不足なのか実力不足なのか、とにかく見ててつまらなさが際立った。リンカーンの名を借りて箔をつけたかったのだろうが今のところ逆効果
- 運動会なのに競技以外のトークラッシュが多すぎ。まともに競技がオンエアされたのはリレーのみ。
競技で起きるハプニングも含めて面白いのに、それを編集するスタッフも変だし、トークラッシュはリンカーンに演者が合わせに行ってるような気がした。次の通常放送に期待 - 大運動会はリンカーンの特番という形でやってほしかったなぁ、というのが正直な感想
ジョンソン自体、メンバーは良いし、面白いバラエティになりそうだけど、一発目で大運動会を持ってきたせいでどうしてもリンカーンと比べてしまう
などと、不満の声で溢れかえっています。
『ジョンソン』に酷評が相次いでいる原因についてお笑いライターは、「レギュラーメンバーと先代のキャリアの差」「時代の変化」「レギュラー以外の芸人の経験不足」を挙げています。
<↓の画像は、ジョンソンのレギュラーメンバー写真>
リンカーンのメンバーとジョンソンのメンバーに大きな力の差があることは素人でも分かり、ジョンソンレギュラーの4組は現在複数の番組に出演し、活躍しているのは事実ですが、かまいたち以外はゴールデン・プライム帯(19~23時)のレギュラー番組は少なく、芸人としての実力や人気・知名度もまだまだこれからといった状態なので、初回の世帯視聴率が5%を切ったのは仕方がないと思います。
とにかくいま重要なのはコア層(13~49歳)の視聴率で、ジョンソンの初回コア視聴率はまだ分かっていませんが、見逃し配信サービス『TVer』のお気に入り登録者数や再生回数等も指標となっており、月曜21時台の激戦区でこれからどれほど人気を伸ばすことが出来るのか見ものですね。