生放送の情報バラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系 平日午前8時)がスタートしてから1ヶ月半以上が経ち、番組の視聴率は現在も大コケ状態となっており、業界内からは番組MCの麒麟・川島明さん(42)について「才能のムダ使い」として、怒りの声が噴出していることを『東京スポーツ』(東スポ)が伝えています。
『ラヴィット!』は、落語家・立川志らくさん司会の情報番組『ビビット』の後番組として3月末からスタートし、「日本でいちばん明るい朝番組」をキャッチフレーズに、「ニュースなし、ワイドショーなし」という新たな方針で制作されており、番組MCは麒麟・川島明さんと田村真子アナウンサーが務め、曜日レギュラーとして複数のお笑い芸人やタレントを起用しています。
<↓の画像は、『ラヴィット!』レギュラーメンバーの写真>
初回の世帯平均視聴率は2.7%、個人平均視聴率は1.3%と同時間帯最下位の数字でスタートし、4回目の放送で世帯平均が1%台まで落ち込み、10回目でワーストの1.1%を記録しました。
その後も1~2%台の数字で推移を続けており、ゴールデンウィーク中にはわずかに数字が上昇、6回続けてダウンなしと『デイリースポーツ』が報じていましたが、その期間中の視聴率は4月27日が1.5%、28日が1.6%、29日が2.1%、30日が2.2%、5月3日が2.5%、4日が2.5%、5日が2.6%で、同時間帯に他局で放送の番組に倍以上の差を付けられています。
こうした状態にあるため、東スポによればバラエティ番組関係者から「そんな低迷している番組に、川島を帯で使わないでくれ!」との悲鳴が上がっているそうです。
あるバラエティ番組のスタッフは川島明さんについて、「川島さんの実力は、本当に高く評価されている。バラエティに引っ張りダコなのは、どんな状況でも的確にツッコんでくれるし、場合によってもボケ役もできる。居るだけ安心感があるので、どのバラエティ番組でも川島さんをブッキングしたがるんです」「若手がMCを務める場合、どうしても不慣れな点が出てくるが、そういう時に川島さんがいるとフォローしてくれるから安心できる。」
と語っています。
こうした実力によって業界内でも高く評価されているという川島明さんですが、朝の帯番組で司会を務めていることにより、以前のようにブッキング出来なくなっているそうで、「バラエティーの収録は深夜に及ぶケースが多いですからね。平日は毎日、早朝に起きなければならないから、これまでのようには川島さんを起用することができなくなる」
と、前出のバラエティ番組スタッフが明かしています。
川島明さんは深夜バラエティ番組『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に度々出演し、3月25~4月29日に放送された6回のうち5回に登場していましたが、今後は出演数が減るだろうとテレビ局関係者も語っています。
そして、『ラヴィット!』の視聴率低迷を受けて「あんな番組に川島を使う必要があるのか?」との声が上がっているそうで、「暮らしに役立つ情報といっても、コンビニのスイーツとか家庭用のドレッシングのランキングとか、企業とタイアップする企画だけなら、MCは川島さんじゃなくてもいいでしょ?才能のムダ使いになるし。夜のバラエティに戻してほしいですよ」
とバラエティ番組スタッフは訴えています。
東スポはこのように報じているのですが、『ラヴィット!』の視聴率低迷や、川島明さんの無駄使いとの声に対してネット上では、
- 川島は漫才はもちろん、MCもトークもひな壇もボケもツッコミも運動以外は全てできるから、確かに朝のつまらない帯番組に起用するのは勿体ない
- 朝から癒し系というか不快ではない番組なのでラヴィット好きです。ただ他にもメインMCレギュラー番組がある川島さんが倒れないかと心配にはなる
- あの番組内容は朝ではなくお昼前の方がハマったのではないだろうか…良いとか悪いとかより、まず朝に見たいと思わない企画が盛りだくさんという感じで、方向性を見誤ってる感があります。
仮にワイドショー系の部分を残す番組だったらば、私的には川島よりロンブー敦を起用した方が結構観てたかも… - 同じような企画を土曜日の『サタプラ』でやってるけと、まだそちらの方が面白く見てる。週1だから見てられるのか、やり方が面白いのか。
川島さんだけでなく、馬場ちゃんの料理も数分でやっつけ仕事で、中途半端な使い方。
コロナ情報ばかりは滅入るので初めは見てたけど、流石に飽きて『あさイチ』に乗り換えました。 - 半年か一年は様子みないと分からんよ。視聴習慣がつくまで、それくらいはかかるし。視聴率低い分、これから色々試せるし。
- 生放送のメリットを感じませんね。暮らしに役立つ情報なら、VTRで十分伝わりますよ。
麒麟の川島さんは、頭がいいからトークにしてもコメントにしても安定感があります。
同じTBSで松山選手のマスターズ制覇の放送をした直後でも、スルーして、生活情報を優先しましたが、機転の効く川島さんなら、上手く放送したと思いますよ。何か宝の持ち腐れ感が否めません。 - こうなる事が分かっていて、吉本も川島もMCの仕事受けたんじゃないの?苦戦は誰にでも予想は出来ていた。
TBSと川島とゲスト芸人が頑張って視聴率上げていくしかないよ。
などの声が上がっています。
民放各局が同時間帯に、新型コロナウイルスに関連する情報や時事ネタを伝える中で、『ラヴィット!』は毎日のように食べ物等のランキング紹介などに時間を割いており、毎日朝から生放送するような内容ではないとの声が多く上がっております。
また、スタジオでは川島明さんが出演者たちのボケにツッコミを入れながら、MCとして上手く回してはいるものの、才能の無駄使いとの声が上がるのも分かる気がします。
放送開始早々からニュースサイト『日刊サイゾー』は、『ラヴィット!』の内容をリニューアルするとの情報や、川島明さんの番組降板が囁かれていると伝えており、視聴率の低迷を受けてTBS内では「ニュースも扱った方が良いのではないか」と議論されているそうで、そうしたこともあって川島さんの降板説も浮上しているそうです。
しかし、4月末に行われたTBSの定例社長会見では『ラヴィット!』について、「他局との差別化を図るため、企画をバラエティ方向にシフトしました。」「今後も『ニュースなし、ワイドショーなし』の方針は変わりません」と話し、番組がターゲットにしているF1層(女性20~34歳)の視聴率は、民放2位に浮上することもあるとしています。
実際に視聴者の反応を見てみると、他局との差別化を評価する声もチラホラと上がっており、今後のテコ入れ次第では視聴者が多少増える可能性はありますが、番組の司会者は川島明さんではなくてもいいと思います。
川島明さんは芸人からの評価も非常に高く、『アメトーーク!』などで共演していた雨上がり決死隊・宮迫博之さんも昨年、YouTubeへ投稿した動画の中で「いてくれると助かる芸人」について、「麒麟の川島くんです。1~2年前からずっと言ってた。裏で俺とかプロデューサーが、『川島がおったら助かるよな。あいつに振っておけば何とかなる』って。超万能タイプですから」「ひな壇芸人として完璧すぎるくらい完璧。本当に助かってた」
と語っていました。
他の芸人や有名プロデューサーたちも川島明さんの巧みなトーク力を高く評価しており、低視聴率の『ラヴィット!』の司会を務めていることによって、他の仕事が制限されてしまうのはもったいない気がします。
また、低視聴率の『ラヴィット!』で司会を務めていることで、川島明さんのイメージが悪化、評価がダウンする可能性もあり、この仕事を引き受けたのは失敗だったのではとも思いますが、果たして今後のテコ入れで数字を上げることはできるのか、川島さんはこのまま司会を続けるのか、引き続き今後の展開に注目したいですね。