3月29日からスタートした新情報バラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系 平日午前8時)の視聴率が“大爆死”し、見事な惨敗が続いていることを『東京スポーツ』(東スポ)が報じています。
麒麟・川島明さんと田村真子アナウンサーが司会を務める『ラヴィット!』は、落語家・立川志らくさんが司会の『グッとラック!』の後番組として3月29日から放送がスタートしました。
<↓の画像は、『ラヴィット!』司会の田村真子アナ&麒麟・川島明さんの写真>
3月26日放送の『グッとラック!』の最終回は、世帯平均視聴率が2.8%を記録していましたが、『ラヴィット!』の初回世帯平均視聴率は2.7%、個人平均視聴率は1.3%(共に関東地区)となっていました。
月曜日・同時間帯の前4週間の世帯平均視聴率は3.5%を記録しており、1%近く下がっています。
『ラヴィット!』の視聴率低迷は続き、2回目の3月30日は2.1%、同31日の3回目は2.2%、そして4回目の4月1日は自己最低の1.8%(個人平均視聴率は0.9%)まで数字を落としています。
なお、同時間帯に放送の『スッキリ』(日本テレビ系)は世帯平均視聴率が7~8%台、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)は10%台、『めざまし8(エイト)』は5~6%台で推移しており、『ラヴィット!』の一人負け状態が続いています。
東スポの記事では制作会社関係者が、『ラヴィット!』の視聴率が大爆死している原因について、「まず企画が微妙ですね。例えば、1日放送では超一流料理人が選ぶ一番おいしい無印良品のごはんものを特集していましたが、夕方放送ならともかく、朝8時のバタバタしている時に誰が悠長に見るのかと。それなら、みんなが心配なコロナを扱う他局に移るでしょう。そもそもなぜMCに川島明を起用したのか疑問。主婦層や年配層に強い支持があるとも思えませんし…」
と指摘しています。
『ラヴィット!』の視聴率が大コケしていることに対して安堵しているとされるのが、『スッキリ』で司会を務める極楽とんぼ・加藤浩次さんとし、「吉本興業とのエージェント契約が3月末で終了。しかも裏番組に吉本興業所属の川島がMCで送り込まれたため、『川島は加藤を“粛清”するための刺客ではないか』と取り沙汰されました。ところが、刺客になるどころか自爆しています(笑)。加藤としては、ホッとしているのでは?」
と同関係者は語っています。
<↓の画像は、『スッキリ』司会の岩田絵里奈アナ、加藤浩次さん、森圭介アナの写真>
スタートから視聴率が大コケしている『ラヴィット!』は、「今の暮らしが10倍楽しくなるライフアイデア発見バラエティ!」をコンセプトに、「ニュース・ワイドショーを扱わない」内容でライバル番組との差別化を図り、番組レギュラーも半数以上がお笑い芸人となっています。
<↓の画像は、『ラヴィット!』レギュラー陣の写真>
番組の内容は、メインコーナーとして「プロのお気に入り教えます!ラヴィットランキング」を約40分にわたって放送し、その後は曜日対抗のクイズコーナー「勝つのは何曜日?値段見極めクイズ!ラヴィット9」、その他に曜日別コーナーを放送しています。
そんな番組の内容に対して視聴者からは、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)、『ジョブチューン』(TBS系)、『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)などと似ている、パクリとの指摘も少なくありません。
<↓の画像は、『ラヴィット!』で紹介のランキング写真>
番組の内容に目新しさがなく、加えて朝から長々とランキングを伝える内容によって視聴者離れが進んでいる様子で、『グッとラック!』の方が良かったとさえ言われています。
そんな『ラヴィット!』に出演しているレギュラー陣のおよそ半分は吉本興業の芸人たちで、事務所から完全独立した“加藤浩次潰し”を狙っているのではとも囁かれていました。
しかし、現時点では『スッキリ』に大差を付けられて惨敗しており、個人視聴率の内訳を見てみると、同時間帯に放送の番組の中では、『スッキリ』が最も生活情報に関心が高い49歳以下の視聴者が多く、一方の『ラヴィット!』は、それらの数字が『グッとラック!』よりも低下していることが判明しています。
それによって『ラヴィット!』は早急な番組内容の変更、企画のテコ入れが必要な状態となっており、ネット上でも番組の出演者ではなく、内容に問題があるとの声が多く見受けられます。
また、帯番組に関しては視聴習慣が定着するまである程度の時間が必要で、昼の時間帯で現在トップクラスの視聴率を記録している『ヒルナンデス!』や、現在は再び低迷している『バイキング』(現・バイキングMORE)も、当初は視聴率が大コケしており、早期の打ち切りが囁かれるレベルでした。
そのため、『ラヴィット!』も長い目で見る必要があるとされていますが、前番組の『グッとラック!』は1年半の放送で打ち切られており、『ラヴィット!』も今後2~3%台で推移を続けるようだと2年は続かないかもしれませんね…。