情報バラエティ番組『ラヴィット!』の視聴率が大コケしており、9日放送回で過去最低視聴率記録を更新したことが判明し、早くも大幅テコ入れによって司会者交代説まで浮上しています。
発表によると、10回目の放送となった9日の世帯平均視聴率は1.1%で、1日と7日に記録した平均1.8%からさらに数字を下げ、番組ワースト記録を更新していました。
『ラヴィット!』は、『グッとラック!』の後番組として3月29日から放送がスタートし、初回の世帯平均視聴率は2.7%、翌30日の第2回は平均2.1%、第3回は2.2%、第4回で1.8%まで落ち込み、第5回は2.1%、第6回は2.4%、第7回は2.0%と2%台をキープしていましたが、第8回で再び1.8%まで落ち込み、第9回は2.0%でした。
そして、10回目となる9日放送回は過去最低の1.1%まで落ち込んでおり、この日の放送には、ジャニーズの人気9人組グループ『Snow Man』が出演したほか、『ジャングルポケット』の太田博久さんと妻でモデル・近藤千尋さん、『野性爆弾』のくっきー!さん、人気お笑いコンビ『EXIT』らが登場したのですが、番組の視聴率はワースト記録となっていました。
なお、12日は『マスターズゴルフ2021』の放送によって50分遅れでスタートし、番組の世帯平均視聴率は5.6%まで急上昇しましたが、14日は2.0%、15日は1.7%となっています。
<↓の画像は、『ラヴィット!』レギュラーメンバーの写真>
視聴率が低迷し大コケ状態が続く『ラヴィット!』に対してネット上では、
- 朝からお笑い芸人のギャーギャーした叫び声なんて聞きたくない。コンセプトというより、出演者の選択ミスだと思う。
- バラエティかよくわからない中途半端なのは馬鹿げて見たくなくなる。
商品を宣伝してくれるからスポンサーはつくかもしれないけど、視聴者のことを考えていない、プロデューサーの考え方がそもそも意味不明な感じ。
あと、吉本芸人ばかりでもう朝から吉本芸人は見たくない。もっとまともな番組になってほしい - 朝から食べ物ランキングなんてやって誰が見んねんって話。
いい加減目を覚まして一刻も早く『はなまるマーケット2』のようなネーミングで再編し直した方が良い - ライバルは、何の変哲もない単なるワイドショーなんだから、その道のプロ達がちょっと知恵を絞ればいつだって形勢逆転出来そうなもんだけど。要は知恵を絞ってないんだろうな。
- 番組のコンセプトがなってないはなまるマーケットみたいな番組にするかtheワイドショーにするかのどっちかしか生き残りはないと思う。
- ランキングとみせてただの企業の宣伝番組。CMをずっとやってるのと変わらない。
人気ドラマの再放送したらいいのに。過去に視聴率いいドラマいっぱいあるだろうに。 - 今朝のラヴィットは、松山英樹喜びの声を伝えたまではよかったのに、その後は本題のコンビニスイーツ特集が始まって完全に引いた。やっぱりこの番組は大失敗だ。
などの声が上がっています。
『ラヴィット!』は番組がスタート以来、視聴率が大コケし一人負け状態が続いており、ニュースサイト『日刊サイゾー』は早くも司会者交代説も浮上していることを伝えています。
記事では民放関係者が、「『ラヴィット!』はすでに、番組リニューアルやMCである川島のクビも囁かれ始めています。というのも、この番組はTBSが目玉として改変した番組で、進行役の女子アナにもエースの田村真子アナを投入している。失敗できない番組と言われていたんです。視聴率の悪かった『グッとラック!』よりは数字も良くなるだろうと言われていただけに、現在の低迷は許されない状況。バラエティ路線で差別化を図るはずだったのに、すでにニュースも扱った方が良いのではないかと会議で議論されているようです。また、今更ながら、川島が地味すぎてCMも取りづらいと言われているようです」
と語っています。
『ラヴィット!』のテコ入れは、前時間帯に放送されている『あさチャン!』の終了も大きく関係しているようです。
元日本テレビでフリーの夏目三久アナウンサーが司会を務める『あさチャン!』は、2014年3月末から『朝ズバッ!』の後番組としてスタートしましたが、9月末をもって終了することが先日発表されました。
『あさチャン!』の終了について民放関係者は、「『あさチャン!』が打ちきりになることは、『ラヴィット!』のスタッフには直前まで知らされていませんでした。『あさチャン!』の代わりとなる番組ですが、まだ何も決まっていないとか。なんでも『あさチャン!』の打ち切りは、有吉弘行と結婚したばかりの夏目三久が『妊活のため降板したいと言い出したのが原因だそうです。夏目の所属する田辺エージェンシーには半沢直樹でおなじみの堺雅人がいますし、TBSもワガママを飲み込むしかなかった。」
と説明しています。
『あさチャン!』の後番組については、「この時間帯にないバラエティ路線にしようという案もあり、そうなるとコンセプトが被る『ラヴィット!』は方向性を変えないといけなくなります」
とし、『ラヴィット!』は今年夏以降に番組内容が大きく変わる予定だそうです。
『グッとラック!』も放送開始当初は平均視聴率が2%前後で推移し、1%台まで落ち込む日もあったので、『ラヴィット!』が異常に低いというわけではありませんが、現在の内容では1%を切るのも時間の問題とみられます。
特に番組で多くの時間を割いているランキング企画が不評で、番組スタートから1時間近く、他番組でもやっているようなランキングをだらだらと紹介していることに多くの苦言が寄せられています。
また、番組には多くの若手~中堅の人気お笑い芸人が複数出演していますが、朝から騒がしい番組は観る気がおきないといった声が多く、番組でニュース・ワイドショーを扱わないにしても、かつて同枠で放送していた『はなまるマーケット』のような番組にしてほしいとの要望もあります。
TBSは『はなまるマーケット』が終了後に、TOKIO・国分太一さん司会の生活情報番組を放送したのですが、視聴率が1~3%台で推移していたことによって、情報ワイドショー番組『ビビット』を放送するも数字が伸びず、『グッとラック!』も他局に惨敗し放送から1年半で打ち切りとなりました。
そのため、『ラヴィット!』の番組内容などを大幅リニューアルするにしても、他局と差別化を図らない限りは同じ轍を踏み、視聴率低迷は続くかと思いますが、とりあえず現在の内容を続けても固定視聴者はなかなか増えないとみられるので、今後のテコ入れに期待したいですね。