今年も大晦日に生放送される『NHK紅白歌合戦』に出場する歌手に注目が集まっていますが、4年ぶりに演歌歌手の小林幸子さん(61)が復帰することが分かったと『日刊スポーツ』が報じています。
同紙によると、現時点では紅組の歌手として出場するのか、企画コーナーでの出場かは不明であるものの、すでにNHKの関係者が小林さんサイドと接触している模様で、小林さんにとって紅白復帰は悲願であることから快諾する見込みとなっており、紅白の風物詩だった豪華衣装での出場は確実のようです。
小林さんが1979年に紅白初出場を果たして『おもいで酒』を歌唱し、それから2011年まで33回連続で出場。
1985年に豪勢な十二単で出場をしてからは、出場歌手の中で最もド派手な衣装にこだわり、さらに衣装というよりも巨大なセット、舞台装置も呼べるような大掛かりなものを用意。
1992年には、推定4億円、約6万2500個の電飾衣装を披露し、本番で半分以上が点灯しないといったハプニングを起こすなどして話題になりました。
また、白組の常連歌手だった美川憲一さんとの豪華衣装対決も紅白の風物詩となり、視聴者の注目を集めていました。
そんな小林さんでしたが、2012年に長年のビジネスパートナーだった個人事務所『幸子プロモーション』の女性社長と専務を突如解雇し、この主な原因は2011年末に小林さんと結婚した実業家の林明男さんと事務所社長の口論だと考えられており、このケンカ別れ騒動によってレコード会社『日本コロムビア』とも契約解除。
一連の騒動によって小林さんは紅白への出場を逃し、それ以降一度も出場していません。
小林さんがこの騒動以降に一度も出場出来ていない大きな原因は、個人事務所の元社長と元専務の後ろ盾に大手芸能事務所『バーニングプロダクション』の周防郁雄社長がついており、敵に回してしまったことにあるという噂もあり、周防社長は紅白の歌手選考にも影響力を持っていると言われていることから、小林さんが紅白に復帰するのは難しいと思われていました。
そうした中で小林さんは紅白落選後の2013年大晦日にインターネット動画サービス『ニコニコ生放送』(通称:ニコ生)に「ラスボス小林幸子」として登場し、同サイトのユーザーを中心とした若者から“ラスボス”の愛称で親しまれるようになりました。
また、2014年にはデビュー50周年として日本武道館で初ライブ、今年4月にはプロレス参戦をしたりと幅広く活動。
さらに、昨年に引き続き世界最大の同人誌即売会『コミックマーケット』(通称:コミケ)にブースを出展し、ミニアルバム『さちへんげ』を手渡し販売をしたところ、開始から約2時間40分で昨年より1000枚多い2500枚を完売させました。
<↓の画像は、コミケでCD販売を行った小林幸子さんの写真>
『日刊スポーツ』が報じている記事によると、一度落選させた小林さんを復帰させるのはNHKとしては異例であるものの、その背景には苦しい台所事情があり、今年は音楽業界全体としてヒット曲が無く、流行曲も無いという不作の年で、さらに目玉となる大物歌手やサプライズ歌手の交渉も難航しており、話題性で小林さんに頼りたいという思惑もあったそうです。
そして、これに対してネット上では、
- 小林幸子が出場するのであれば、入れ代わりで不仲の和田アキ子の落選に期待
- 若者にまでラスボスとして歌を聞かせた人が出場しないで、音楽活動が全然話題にならない人が出場するのは おかしい
- 和田や森進一あたりが出るよりよっぽど納得
- 和田が日曜昼の番組でまた何か余計なことをいいそう。自分は出て当たり前と思っているからな。
- 紅白に落選してからの若年層向けの活動が非常に精力的で、地道に好感をもぎ取りました。和田アキ子との交代が妥当だと思います。
- 正直新人みたいに仕事も場所も客も選ばずに頑張った結果だと思う。千本桜を聴いた時は鳥肌もたったけど、紅白出場したら何を歌うのか楽しみだ
などのコメントが寄せられていました。
売れていない演歌歌手等が毎年紅白に出場していることに対して批判が寄せられていますが、小林さんの場合は地道な活動を続け、きっちりと結果を出していることから、紅白への出場は当然なのではないかと思いますね。
そして、小林さんが4年ぶりに紅白出場と今回報じられた事に対してネット上では、小林さんの事をこれまで痛烈に批判してきた和田アキ子さんのことを落選させるべきといった声が上がっているのですが、紅白をPRする『紅白宣伝部』を昨年に引き続き、お笑いコンビ・バナナマンが担当することが先日発表され、バナナマンは和田さんと同じくホリプロに所属していることから、今年もヒット曲が無いにも関わらず和田さんは出場するのではないかとみられています。
出場歌手は26日にも発表予定といわれており、果たして小林さんは出場となるのか、また和田さんも出場をするのかどうか注目したいですね。