モーニングショーの視聴率に異変、あさイチに抜かれた原因は…玉川徹ら出演者の問題、内容のマンネリ化指摘も

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モーニングショー司会の羽鳥慎一アナ&松岡朱里アナ

昨年まで5年連続で同時間帯トップの高視聴率を獲得している情報ワイドショー番組『モーニングショー』(テレビ朝日系 月~金曜午前8時)で、気になる異変が起きていることを週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』が伝えています。

モーニングショーは、羽鳥慎一アナと赤江珠緒アナが司会の『モーニングバード』(2011年4月~2015年9月放送)の後番組として2015年10月からスタートし、2016年9月には週平均の世帯視聴率が『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)や『スッキリ』(日本テレビ系)を抜いて初めて民放トップとなり、その後も好調をキープして2016・2017年度の平均視聴率が民放トップとなりました。

2018年には『あさイチ』(NHK)を抜いて全局1位になり、昨年の年間平均世帯視聴率は9.9%、個人視聴率は5.5%で、2020年から5年連続で同時間帯トップ(民放のみでは8年連続1位)と、今年で放送から10年となりますが、非常に高い人気をキープしています。

デイリー新潮は、モーニングショーが支持されている理由の1つとして、番組の顔である羽鳥慎一アナの好感度やアナウンス力の高さを挙げ、羽鳥アナは2011年3月をもって日本テレビを退社、フリー転身後も活躍を続け、オリコンの好きな男性アナウンサーランキングでは、昨年2年ぶり8回目の1位を獲得するなど、男性アナの中ではダントツトップの人気を誇っています。

また、コメンテーターを務める長嶋一茂さん、石原良純さん、元テレビ朝日・報道局員の玉川徹さんといった個性的な出演者のトークも魅力的とし、裏番組の『ZIP!』や『DayDay.』(日本テレビ系)、『めざまし8』(フジテレビ系)、『ラヴィット!』(TBS系)は全く歯が立たず、民放では長らくモーニングショーの1人勝ち状態が続いているといいます。

<↓の画像は、モーニングショーのレギュラーメンバー>
羽鳥慎一モーニングショー出演者

しかし、モーニングショーの世帯視聴率が4月以降に減少傾向にあるといい、それまでは10%超えも珍しくなったものの、新年度に入ってからは1ケタが目立ち、5月28日には7%台まで視聴率が落ちていたとしています。

これについて民放のプロデューサーは、「裏番組の視聴率には大きな変化はありませんでした。『モーニングショー』だけ急激に数字が下がった」「この日はNHKの『あさイチ』が世帯8.5%でトップ、『モーニングショー』は全局1位を逃しています」と指摘しています。

モーニングショーの視聴率低迷の要因として考えられることとして、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あんぱん』の視聴率が好調なことを挙げ、朝ドラの数字上昇により、その後続くあさイチの視聴率も1%ほど伸びているそうです。

ただ、あんぱんについても特に視聴率が高いわけでもなく、あくまでも前作『おむすび』と比較すると2%ほど高いだけで、昨年前期放送の『虎に翼』などの方が高い視聴率を記録していました。

<↓の画像は、NHK朝ドラ直近10作の平均世帯視聴率まとめ>
NHK朝ドラ最新視聴率まとめ

そのため、今年に入ってモーニングショーの視聴率が急激に下がった原因は特定できておらず、業界関係者たちも首を傾げているといい、長く同時間帯トップの視聴率をキープしてきたテレビ朝日を代表する情報ワイドショー番組なだけに、業界人たちも今後の視聴率の行方に注目しているそうです。

この報道を受けてネット上では、

  • 偏向報道とあんなコメンテーターがいるのに高視聴率って、世も末だわ
  • 番組始まりすぐ犬やネコの話いらない
  • 石原・一茂・玉川がうざくなってまったく観なくなった。まあ、番組そのものに飽きてしまったという感じもある。
  • 毎朝モーニングショーにチャンネル合わせるけど、大谷の話題になったらチャンネル変える。過剰報道で大谷嫌いになった。
    メジャーの音楽が流れ始めるとうんざりする。大谷さんは悪くないんですけどね。
  • 羽鳥のモーニングショーもマンネリだね。フジテレビの顧問弁護士が出る日と、一茂の知ったかぶりの長話の日はNHKにチャンネル変える
  • コメンテーターの見直しが必要だと思う。石原良純はただの頑固ジジィだし、長嶋一茂は王様化しているし、シェアハウスおばさんは中身の無い長いコメントが不快
  • いつも見てるけど、とにかく余計なことは扱わないのがいい。
    芸能ニュースやグルメ、エンタメ系は扱わない。仕事に使える時事ニュースを知りたいので、他は見ない。めざましはエンタメ多いし、DayDay.もグルメばっかり。
  • 野球、特に大リーグが多ぎるから私もチャンネル変える。しつこ過ぎる。野球やるなら最近日本プロ野球は人気下降気味だからこそ、もっともっと日本プロ野球を!
    長嶋さん悲しんでるよ。わざわざアメリカの野球をしつこく放映する必要ないと思うけど
  • 数年前から見てるが最近は面白くない。大谷、インバウンド、米の話題ばかり。直近は長嶋で時間をベッタリ使っているように思える。
    こういうのに興味がない人達に配慮してないから必然的に見なくなる
  • テレビ自体を見る人が減ってきてるのでは? 朝からワイドショーを毎日見られる人って決まってるだろうし、その人達が生活スタイルの変化などでいなくなってるのかも。
    あとは毎日毎日同じ内容を延々と放送するのに嫌気がさしたのかも

などの声が上がっています。

モーニングショーは、石原良純さん、長嶋一茂さん、玉川徹さんらの好き勝手なトークと、それを取りまとめる羽鳥慎一アナとのやり取りなどが視聴視にウケ、さらに裏で放送の番組はエンタメ系の話題を取り上げることが多い一方で、モーニングショーは比較的硬派な時事ネタを取り扱うことが多いため、特に高齢の視聴者から支持を集めています。

その一方で、民放各局がいま重要視しているコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)は低く、『ZIP!』や『めざまし8』の方がコア視聴率が高い状態が続いています。

それでもモーニングショーは世帯・個人視聴率ともにダントツトップの視聴率を獲得していて、あさイチを除く裏番組に倍近い差をつけており、今後しばらくトップの座は安泰かと思われましたが、ネット上での反応を見てみると、番組に対してマンネリ化を指摘する声だったり、『ロサンゼルス・ドジャース』の大谷翔平選手に関する話題に時間を割きすぎだと不満の声も多くみられ、そうしたことも視聴者離れに繋がっているのかもしれません。

現時点では、モーニングショーの視聴率が低下している一方で、他の民放番組の視聴率が上昇しているとの情報は特にないので、この時間帯にテレビを視聴している人自体が減少傾向にあるとも考えられますが、とりあえず今後どのように数字が推移していくのか、引き続き動向に注目していきたいですね。

参照元
  • https://www.dailyshincho.jp/article/2025/06090600/
  • https://mantan-web.jp/article/20250106dog00m200015000c.html
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