久本雅美さん等が司会を務めるトークバラエティ番組『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系 土曜正午)が、来年3月をもって打ち切り終了することが分かったと『スポーツニッポン』(スポニチ)が報じています。
スポニチによれば、メレンゲの気持ちの終了理由は「視聴率が苦戦しての終了ではない」といいます。
メレンゲの気持ちは現在も平均視聴率が7~8%台で推移し、土曜正午の時間帯では毎週トップの数字を獲得しているものの、日本テレビ関係者は、番組を終了させる理由について、「節目の25年を前に、新鮮さを求めての決断。番組としての役目は十分に果たした」「形式を大きく変えずにここまで24年間やってこられた。数字が良いうちに終わるのも一つの手」「新たな番組に良い形でバトンを渡したい」
などと話しているとしています。
メレンゲの気持ちは1996年4月からスタートし、スタート当初は久本雅美さん、高木美保さん、菅野美穂さんが司会を務め、その後も久本さんのみ総合司会として出演、ナレーションも清水ミチコさんがスタートから現在まで担当を続けています。
<↓の画像は、『メレンゲの気持ち』初期に司会を務めた3人の写真>
高木美保さんと菅野美穂さんが1998年12月に番組を降板後は、水野真紀さん、松本明子さん、浅野美代子さん、若槻千夏さん、相田翔子さん、松浦亜弥さん、高畑淳子さん、芦田愛菜さん、ももいろクローバーZ・百田夏菜子さん、元フジテレビ・高橋真麻アナウンサー、三吉彩花さん等が司会に起用され、現在は久本さんのほか、いとうあさこさん、村上佳菜子さん、Hey! Say! JUMP・伊野尾慧さんが司会を務めています。
番組内容は、毎週様々なゲストを迎えてのトークコーナーのほか、ホンジャマカ・石塚英彦さん出演の人気グルメコーナー「通りの達人」などがあり、土曜正午のバラエティ番組として定着していました。
しかし、放送開始から25年でついに終了となることが明らかとなりネット上では、
- 最近はほとんど見なくなってた。ゲストがよっぽど気になってたら見る程度。
- 昔は毎週見てた。しかし、ここ最近はキャストやコーナーもマンネリ化があった
- 王様のブランチがつまらなくなってからずっと見ていたので残念。この時間帯ではゲストに左右されることなく一番面白い。。
理由はどうあれコロナ禍で長寿番組がどんどんなくなるのは寂しい - わからなくも無いかな。最初の頃の菅野美穂や高木美保の頃の3世代トークが新鮮だった。
最近はマチャミとあさこの中年トークによるゲストいじり。まあ、そろそろ感はあったかな。役目は終えたよね。 - 石ちゃんの「まいう~」もマンネリ化し、飽きられてしまったのかな。
カメラ回ってないところでは厳しい顔してると言うし、そろそろ世代交代なのかも。
コロナで食べ歩きみたいなロケもしづらいんでしょうし、時代の変化ということか。 - 正直MCの久本がだいぶ前から鼻についてきていた。テコ入れするつもりがあったら、久本を変えていればもう少しやりようがあったのにと思う。
- 久本さんの今さら感、石塚さんの品が良いとは言えない食べ方…時代に置いていかれた番組だと思う。
久本さんへのギャラで複数人のタレントが呼べるだろうしね - 「新鮮さを求めての決断」という言葉通り、久本のトークと石塚の食レポが飽きられたのは否めない。
しかし、番組が25年続いたというのは凄い。最終回は大物ゲストを呼んで、盛大に締めくくってほしい - 毎週土曜日のお昼、仕事の休憩時に流すメレンゲはとても楽しかった。終わってしまうのは純粋に寂しい…後番組も楽しい番組であってほしいな
などの声が上がっています。
土曜正午には現在、日本テレビでメレンゲの気持ち、TBSで『王様のブランチ』、フジテレビで『有吉くんの正直さんぽ』or『タカトシ&温水の路線バスの旅』、テレビ朝日で『中居正広のニュースな会』が放送されており、土曜正午もなかなかの激戦区となっています。
そうした中で、メレンゲの気持ちは番組開始から20年以上経った現在も同時間帯トップの視聴率を記録しており、突然の終了報道には視聴者かから残念という声も多く上がっている一方で、長く続いていたことでマンネリ化を指摘する声も多く、いいタイミングでの終了なのかもしれません。
メレンゲの気持ちが終了するかもとの話は、今年夏ごろからニュースサイト『日刊大衆』などが報じており、その理由として挙げていたのは「高額な制作費」で、10年以上続いている旧制作体制の番組は、新たに作られている番組と比較すると制作費が「倍近く高い」といいます。
中でも日本テレビは老舗番組が多く存在するため、出演者のリストラや番組リニューアルをするぐらいだったら、番組を終了させる覚悟で改革に臨むと言われているとし、メレンゲの気持ちの他に、『世界まる見え!テレビ特捜部』や『スクール革命!』といった番組も、出演者の人数を減らすなどのテコ入れ候補となっているようです。
新型コロナウイルスの流行による不況によって、各テレビ局は来年春以降も大胆な改革を行っていくと予想されており、メレンゲの気持ちだけでなく、番組制作費が高い割に視聴率の伸びが悪い、低迷している番組に関してはどんどん打ち切り、もしくは出演者を大幅カットして縮小する形になっていくのかもしれないですね。