4月期に日本テレビ系の土ドラ10枠(土曜22時)で主演予定だった俳優・ムロツヨシさん(本名非公表 48歳)が、様々な騒動を受けて出演を辞退し、降板していたことを週刊誌『週刊文春』が報じています。
週刊文春によれば、日本テレビは土ドラ枠で4月期に、3月で連載が終了する漫画家・西炯子さん(にし・けいこ 57歳)の作品『たーたん』(小学館)を実写ドラマ化し、主演にはムロツヨシさんを起用していたそうです。
しかし、日本テレビが昨年10月期に実写ドラマ化した漫画『セクシー田中さん』(小学館)の原作者・芦原妃名子さん(あしはら・ひなこ 享年50)がブログやX(旧ツイッター)で、ドラマ化の条件として提示した「必ず漫画に忠実に」といったことが守られず、脚本で大幅な原作改変が行われたことでトラブルに発展していたことを告白しました。
これが大きな波紋を広げる中で芦原妃名子さんが自ら命を絶ち、この騒動によって『セクシー田中さん』と同じく小学館から出版され、同じチーフプロデューサーが制作を手掛ける予定だった『たーたん』の実写ドラマ化は見送られ、別のドラマを放送することが決定しました。
週刊文春の取材によれば、実写ドラマ『たーたん』の主演にはムロツヨシさんが起用され、その他に月島琉衣さん、ディーン・フジオカさん、吉岡里帆さん、野呂佳代さん、吉川愛さんが出演予定だったそうです。
<↓の画像は、実写ドラマ『たーたん』に出演予定だったムロツヨシさんらメインキャストの写真>
また、『週刊女性』のWeb版『週刊女性PRIME』は、「『たーたん』でキャスティングされていた出演者の方々に、引き続き新ドラマの方に出てもらうことで決まっているそうですよ。スタッフの方々やプロデューサーなど、制作チームにも変更はありません。」
と、日本テレビ関係者が明かしたと2月末に報じていました。
ですが、週刊文春が改めて制作スタッフに取材したところ、「ムロツヨシさんが新ドラマから“自主降板”されたのです。理由は現場にも伝えられていません」
と明かしたとしています。
週刊文春は真相を確かめるため、ムロツヨシさんの所属事務所『ash&A』と日本テレビに取材を行ったそうですが、期限までに回答が得られなかったとのことです。
そして、ムロツヨシさんの降板報道を受けてネット上では、
- 内容変わるのに出演者はそのままって無理がある
- 俳優側からしたら、いわく付きの制作部とドラマ作りなんて出来んわな。
- 当たり前。前予定したドラマが中止になって、代わりの作品でまた主演お願いします、って言われてホイホイ引き受ける方がどうかしてる。
- もうさ、その枠はなんか再放送でもしようよ。今は無理だよ。
- 仲の良い木南晴夏さんがあんな状況になっているのを知ってるのに、同じプロデューサーのドラマに出られる訳ないよね。
- キャストそのままって、作品を舐めているとしか思えないというか、見方を変えればキャストは誰だっていいってテレビ局の人間が言っているようなもの。
関係事務所やスケジュールを押さえていた方々に配慮した結果なのだろうけど、一視聴者としてはドラマのクオリティが下がるくらいなら、キャストは選び直した方がいいと思う - 前から進んでたんだろうけど、同じチーフプロデューサーでよくやるね。炎上必至でしょ。そんなドラマに出演したくないだろ、普通。
などの声が上がっています。
ムロツヨシさんが出演を辞退した理由は定かではありませんが、ムロさんは実写ドラマ『たーたん』の主演オファーを受け、撮影に向けて役作りなどをしていた中で突然、日本テレビサイドの都合で全く別のドラマに変更され、そのまま主演を引き受けて欲しいと頼まれても受けられないとなるのは当然といえば当然の話です。
また、『たーたん』のチーフプロデューサーは『セクシー田中さん』も手掛けていた方で、ドラマの脚本について小学館サイドと色々とやり取りしていたにも関わらず、一連の騒動に対しては現在も沈黙を続けていることで世間から猛バッシングを浴びていますし、一連の問題に関する調査も終了していない状況から、新たなドラマ制作を手掛けることを巡って物議を醸していますし、出演者にも様々な悪影響が及ぶことが懸念されるだけに、出演辞退は賢明な判断と言えそうです。
その他の出演者は降板することなく出演という形になるのかは不明ですが、4月期の土ドラ10は一連の騒動によって曰く付きの作品となりますし、制作時間も少ないことから無理に新たなドラマを作るのではなく、同枠で過去にヒットしたドラマ等の再放送でもいいのではと思います。