テレビ朝日系の金曜ゴールデン帯(19~22時)の改編が正式発表され、10月から『ザワつく!金曜日』は19時枠、『ミュージックステーション』は21時枠へ移動し、20時枠には有吉弘行さんとマツコ・デラックスさん出演の深夜番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』が放送され、ゴールデン昇格を果たすことが明らかになりました。
金井大介プロデューサーは『マツコ&有吉 かりそめ天国』のゴールデン昇格について、「マツコさんと有吉さんの痛快で毒のある、だけれども、どこか優しく包み込んでくれるコメントが最大の売りです。ゴールデンでも、お茶の間の皆さまの心をキッチリつかむトークを楽しんでください。また“欲望”VTRコーナーもさらにパワーアップします。」
などとコメントしています。
<↓の画像は、ゴールデン昇格の『マツコ&有吉 かりそめ天国』出演者の写真>
マツコ・デラックスさんと有吉弘行さんは現在複数のレギュラー番組を持っていますが、マツコさんの方は以外にもゴールデン帯の冠番組は少なく、『マツコの知らない世界』(TBS系 火曜20時57分)に次いで、『マツコ&有吉 かりそめ天国』が2本目の冠ゴールデン番組となっています。
そんなマツコ・デラックスさんは、14日放送の『志村けんのだいじょうぶだぁ たのしい夏休みスペシャル』(フジテレビ系)にゲスト出演した際に、「リーマンショック後にブレークした芸能人は上がり幅が少ない設定になっている」などとギャラの上昇が少ないことを嘆いていたのですが、マツコさんのギャラ金額が現在、芸能界最高額にまで上昇していることを週刊誌『女性自身』が報じています。
記事によると、2005年からコメンテーターとして出演している『5時に夢中!』(TOKYO MX)は、制作費の都合からギャラは当初からほとんど上がっていないというものの、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系 月曜23時59分)は1本200万円、『マツコ&有吉かりそめ天国』はゴールデン昇格によって、これまでの300万円から400万円にまで上昇すると制作会社関係者が明かしています。
『マツコの知らない世界』は、現時点で芸能界最高額となる1本500万円のギャラが支払われているといい、明石家さんまさんですら1本300万円台ということから、マツコ・デラックスさんがいかに高い評価を受けているかが分かるといいます。
<↓の画像は、マツコ・デラックスさん出演番組ギャラ一覧の写真>
芸能事務所関係者はTBSの『マツコの知らない世界』のギャラが高い理由について、「“ドラマのTBS”といわれるように日テレやテレ朝に比べてバラエティ番組の数字が弱いんです。そのため、TBSでは視聴率のとれるバラエティ番組は貴重。冠番組を持つタレントさんには他局よりも高額ギャラを払うようにしています」
と語っています。
また、『マツコの知らない世界』のギャラ内訳について別のテレビ局関係者は、「マツコさんのほかの番組では、有名人が共演することが多いです。『ホンマでっか!?TV』ではさんまさん。『月曜から夜ふかし』では関ジャニ∞の村上信五さん。ただ、『マツコの知らない世界』はマツコさんがメイン。そこでギャラは300万円ですが、『事務所協力費』という名目で200万円が追加され、合計500万円になっているんです」
と明かしています。
実際に『マツコの知らない世界』では、マツコ・デラックスさんの所属事務所『ナチュラルエイト』が「企画協力」としてクレジットされており、「番組がより面白くなるように、事務所サイドも制作に積極的に携わり企画の提案などをしています。ただ、実際には局がマツコさんを確保するためのギャラの上乗せといえます」
と同制作関係者が語っています。
ちなみに、4年前に『女性自身』が報じた記事では、マツコ・デラックスさんのギャラは1本30万円としており、当時すでにブレーク中だったものの、タレント枠ではなく文化人枠だったことでギャラが低く抑えられていたとのことです。
この報道に対してネット上では、
- さすがに明石家さんまより高いっていうのはあり得ない
- それなりに態度も増額分増したよね
- 最近、コメントにキレがなく、守りに入っているように感じていましたが、その理由がわかったような気がします…
- いろんな番組で庶民派を出してますが、この額を聞くと庶民派トークも嫌味くさい。
まあ、かなりもらってるだろうなとは思ってましたが。
あと マツコは最近 謙虚じゃなくなった。自分が正しい的な発言態度に嫌気を感じる - ギャラが上がり、保身に走り、体制に阿る発言が目立つようになり、視聴者に飽きられ(イマココ)、消えていく、その流れに乗った感はあります
- 面白ければいくら貰っていても良いんだけど、発言のちょっとしたところに忖度を感じられるようになってからは何かモヤモヤする
ちょっと見ない番組も最近あります、かりそめがつまらなくなりそうなのも残念…
しがらみがあるのはわかるけど、テレビ番組見る時はしがらみとか忘れたいのです - こんだけギャラ貰ってて芸能界至るところの大御所に知り合いがいて、関係各所に気を遣いながら、番組に出演して、スタッフも頭が上がらない。ジャニーズや吉本に忖度ばかり。
完全にテレビ局側の人間になってしまったのが残念。。最後の砦のゴジムももうどうしようもない。。
などのコメントが寄せられています。
マツコ・デラックスさんがテレビで絶賛した商品は爆発的に売れるなど、芸能界でもトップクラスの訴求力を持っていると言われているので、ギャラが芸能界最高額まで上昇していたとしても不思議ではありません。
今年4月に『フラッシュ』が報じたCMギャラランキングでも、男性タレント部門でマツコ・デラックスさんは比較的上位にランクインしており、CM1本あたりのギャラは3500万円とされ、これは出川哲朗さん、明石家さんまさん、所ジョージさん、役所広司さん、内村光良さん、堺雅人さん、高橋一生さん、草彅剛さん、江口洋介さん、本木雅弘さん、真田広之さん等と同額となっています。
現時点で8本のレギュラー番組を持ち、7社とCM契約をしていることから、年収は億単位であることは間違いないでしょうね。
そんなマツコ・デラックスさんに対してネット上では、露出が増えたことで言葉にキレが無くなった、周囲の顔色をうかがい、忖度した発言が目立つようになったという指摘も多く、マツコさんの人気も一時に比べて落ち着き始めているようにも感じられますが、レギュラー番組やCM本数、ギャラなどから、マツコさんはまだまだ非常に大きな影響力を持っていることが分かります。
最近では、『NHKから国民を守る党』(略称:N国党)の立花孝志代表とのトラブルや、元SMAPのメンバーに対する言動などによって、ネット上では批判が殺到する事態となりましたが、マツコ・デラックスさんの言動を擁護する人も多いようなので、今後も芸能界トップクラスの活躍が続きそうですね。