ポップUP!内容に酷評の嵐、フジテレビ史上最悪の黒歴史番組に? 笑っていいとも!終了後に再び民放最下位まで低迷し…

坂上忍さん司会の『バイキングMORE』の後番組として、4日からスタートした3時間生放送の情報バラエティ番組『ポップUP！』（フジテレビ系 月～金曜午前11時45分）の視聴率が、大方の予想通り見事な大コケとなっており、早期打ち切り説も浮上しています。

佐野瑞樹アナウンサーと山崎夕貴アナウンサーが司会の『ポップUP！』は、話題のニュースや最新ファッション、グルメ、美容ダイエットなど、旬のエンタメ・カルチャーを取り上げながら、視聴者が見たい、知りたい、聞きたい、と思うことを掘り下げていく内容となっています。

＜↓の画像は、『ポップUP！』レギュラーメンバーの写真＞

番組は4日からスタートし、月曜パーソナリティーの俳優・小泉孝太郎さんのほか、月曜レギュラーコメンテーターの女優・佐藤仁美さん、工藤美桜さん、『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳さん、ゲストとして上白石萌音さん等が出演し、番組の平均世帯視聴率は3.2％、個人視聴率は1.6％となっていました。

1日に放送された『バイキングMORE』の最終回は、平均世帯視聴率が4.8％、個人視聴率は2.4％を記録しており、前4週の平均世帯視聴率は3.8％、個人視聴率1.9％となっていて、『ポップUP！』の初回は『バイキングMORE』の数字を下回る結果となっていました。

初回放送後の視聴者の感想を見てみると、

• 味のない蒸しパンを食べているような番組
• 目新しい企画はほぼゼロ。他の情報番組がやっている様な企画を寄せ集めて、ダラダラ3時間やってる印象。
  これならバイキングの方がまだ良かった
• 内容が「ヒルナンデス!」「ラヴィット!」「ノンストップ!」などの企画・コーナーの寄せ集めのような感じ
• ホントにつまらない。内容も出演者もつまらなさ過ぎる。
  どうしたら、どこもかしこも同じタレント、同じような内容のものを新番組として作るのか不思議でならない。
• ダラダラと時間だけ長くて全く面白くなかった。ドラマの再放送でもしてくれた方がマシ。

などと辛辣な声が多く上がっていました。

そして、5日放送回には火曜パーソナリティーの俳優・三浦翔平さん、火曜レギュラーコメンテーターのタレント・アンミカさん、『3時のヒロイン』のツッコミ担当・福田麻貴さん、モデルの井手上漠さん、ゲストとして社会学者の古市憲寿さん等が出演したのですが、平均世帯視聴率は2.1％、個人視聴率は1.0％となっていました。

その後も視聴率は低迷し、『おぎやはぎ』や元『AKB48』の前田敦子さん、『オズワルド』等が出演した6日は、前日と同じく平均世帯視聴率が2.1％、個人視聴率が1.0％。

東野幸治さん、小倉優子さん、“ゆうちゃみ”こと古川優奈さん、『氣志團』のボーカル・綾小路翔さん等が出演した7日放送回は、平均世帯視聴率が自己最低の1.6％、個人視聴率も0.8％となっていました。

ニュースサイト『日刊大衆』の記事では、制作会社関係者が『ポップUP！』の視聴率について、「このペースで落ちて行けば来週には世帯でも0％台に突入する可能性もある」「世帯視聴率が0％台の3時間の生番組なんて地獄ですよね。巻き返しが図れなければ、『ポップUP！』はフジテレビ開局以来の最悪の“黒歴史番組”になってしまいそうな勢い」と語っています。

『ポップUP！』は、テレビ東京系で同時間帯に放送の『昼めし旅 〜あなたのご飯見せてください!〜』の視聴率をも下回っていて、フジテレビ内ではすでに「傷が深くなる前に打ち切るべきだ」との声も上がっているといい、「冗談抜きで秋の改編でヤバいのではないかと。そして、テレ東に負けた今、NHK Eテレの視聴率を下回ったら、いよいよ本当に終わりとなっています」としています。

このように早くも打ち切り終了の話も出てきているのですが、『バイキングMORE』も放送開始当初は視聴率が低迷を続け、このままだと1年も持たない可能性もあると言われていました。

ちなみに、『バイキングMORE』がスタートする前に放送されていた『笑っていいとも！』は、1989年に現在の視聴率計測方法になってから25年連続で、同時間帯の民放年間視聴率1位を獲得しており、2011年の年間視聴率が7.3％、2012年が6.5％、2013年が6.1％となっていました。

そして、2014年4月からスタートした『バイキング』は、初回こそ世帯平均視聴率は6.3％で同時間帯トップだったものの、放送開始から2週間後には、世帯視聴率が2％台まで低迷、5月には1％台まで落ち込んでいました。

その後何度もテコ入れが行われ、毎日様々な時事ネタを生討論する内容に変更してからは視聴率が上向き、同時間帯トップの数字を獲得する日も出てくるようになり、2020年には自己最高の世帯視聴率8.4％、個人視聴率4.7％を記録し、番組終了まで世帯視聴率は4％台、個人視聴率は2％台をキープしていました。

こうした例もあることから『ポップUP！』もしばらくは様子見で、さすがに半年程度で打ち切りとなる可能性は低いのではと思うものの、テコ入れ後も『バイキングMORE』の半分程度で推移するようであれば、早期打ち切りの現実味が帯びてきそうですが、果たして今後どうなるでしょうか…。