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ポップUP!低視聴率で打ち切りの裏にフジテレビ社員のパワハラトラブル…劣悪な労働環境で局側にも問題か

ポップUP!のチーフプロデューサーがパワハラで懲戒休職処分。自殺未遂騒動から半年後にフジテレビが違反行為認める

低視聴率により年内での打ち切り終了が決まった情報バラエティ番組『ポップUP!』(フジテレビ系)の前チーフプロデューサーが、パワハラ問題によって懲戒休職処分を受けていたことが週刊誌『週刊女性』の報道で判明しました。

プロデューサーによるパワハラ問題は、番組スタートから2ヶ月後に週刊誌『週刊文春』の報道で表沙汰となり、フジテレビの情報制作局に所属する『ポップUP!』のチーフプロデューサー(CP)だったX氏が、番組制作会社の社員で同い年のアシスタントプロデューサー(AP)のA氏を馬鹿にする言動を取るなどし、X氏から「仕事もろくにしてないのに帰るの?」などと言われたA氏は、しばらく局に寝泊まりしていたそうです。

そうした中でX氏は5月にA氏が作成した番組表の原稿が気に入らず激怒し、「入稿先業者に電話しろ!」と言って、業者の営業終了後に何度も電話をかけさせるなどし、こうしたパワハラを苦にA氏は2度にわたり大量の錠剤を服用し、自殺未遂を図ったとのことです。

異変を察知した局員がすぐに救急車を呼んだことで、幸い命に別状は無かったものの、A氏はその後も仕事復帰できずに休職しているとし、この問題についてフジテレビは週刊文春の取材に対して、御誌の質問には当社の認識と異なる内容が含まれていますが、ご指摘があった番組CPの言動等に関しては、当時の状況など詳細を確認しているところです。社員・スタッフが働きやすい環境を整えることは、すべての番組や職場において重視しており、当該番組についても改めて適切なあり方を検討しておりますと回答していました。

週刊文春によると、パワハラ記事が出た直後に情報制作局の局長が番組スタッフを集めて会議を開き、「記事の当事者になっているCPのXさんは一旦、番組の実務から距離を置いてもらうことになりました。明日から当面の間、情報企画開発部長にCP代行をしてもらうことになります」と説明し、X氏を制作現場から外したそうです。

こうした問題で番組のイメージは悪化し、さらにスタート以来視聴率が3%前後で推移していたことでスポンサーが集まらず、年内をもって番組は打ち切り終了となり、来年1月からは『ハライチ』と元NHKでフリーの神田愛花アナウンサーがMCの新バラエティ番組『ぽかぽか』が放送されます。

そして、『週刊女性』はチーフプロデューサーのパワハラ問題のその後を追ったところ、11月にX氏が懲戒休職処分を受けていたことが判明したそうで、記事では芸能プロダクション関係者が、「当時のCPは懲戒休職となりました。さらに、上長に当たる役員と情報制作局長にも減俸の処分が下ったようです」と証言しています。

真相を確かめるためフジテレビに事実関係の確認をしたところ、パワーハラスメントに該当する行為等、社員就業規則に違反する行為が認められたため、前『ポップUP!』チーフプロデューサーを11月15日付で懲戒休職処分といたしました。また、担当役員ら上長2人を同日付で減俸処分としておりますと回答し、パワハラ問題で処分を下したことを認めたとのことです。

懲戒休職処分を下したというものの、出勤停止期間はどれほどなのかは定かではなく、パワハラ被害を受けたA氏はその後どうなったのか詳細は不明です。

また、X氏に処分を下したことでパワハラ問題は一段落した一方で、トラブルの要因として挙げられていた労働環境の改善には至っていないといい、週刊文春によると前番組『バイキングMORE』のスタッフは約150人いたものの、『ポップUP!』では約100人で番組を制作し、それによって長時間労働が当たり前という状態が続いているとのことでした。

その後、『ポップUP!』の打ち切り決定でスタッフはさらに減り、最小限の人数で番組制作をしていることで現場からは現在も悲鳴が上がっているとのことから、今後またトラブルが発生しないよう労働環境の改善にも取り組んでほしいものです。

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