女優・歌手の西内まりやさんが主演の月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系 月曜21時)がスタートし、第1話で月9史上最低の初回平均視聴率8.5%を記録、第2話で早くも6.9%にまでダウンしています。
幸先の悪いスタートで視聴者からの評判も良くないことから、全話の期間平均視聴率についても月9ワースト記録を更新することになるのではないかという予想や、打ち切り終了となるのではないかという声も出ています。
ちなみに、1月期はもともと竹野内豊さんが主演の作品を予定しており、瑛太さんも出演するという話になっていたものの、竹野内さん側と監督が話し合いをしていくなかで折り合いがつかずに白紙となり、急遽ドラマの内容も変えて西内さんらをキャスティングしたとされています。
月9枠はかつて、30%台の視聴率を記録するようなヒットドラマを数多く生み出し、フジテレビの看板ドラマ枠として知られていましたが、近年はテレビドラマ離れのほか、フジテレビのイメージが悪化していること、作品の質が低下していることなどが原因で、10%以上の数字を獲得することすら難しいという悲惨な状態にあります。
そのため、同枠の有力スポンサーだった『TOYOTA』がスポンサーを降りてしまい、月9ドラマが終了を迎えるという話も出ているのですが、1日に生放送された情報番組『バラいろダンディ』(TOKYO MX)では、「フジテレビの月9はなくなってもいいと思いますか?」という視聴者アンケートを実施。
その結果、「なくなってほしくない」が1,046ポイントだったのに対して、「なくなってもいい」が6,973ポイントと、月9枠廃止に賛成という人が圧倒多数という結果が出ています。
世間からこうした声が上がっており、実際に視聴率も下がる一方となっているのですが、フジテレビの亀山千広社長は昨年10月の定例会見にて、月9ドラマの撤退について聞かれると「みじんも考えていません」と完全否定。
タイムシフト視聴率(録画視聴率)と総合視聴率(リアルタイムとタイムシフトの合計、重複は除く)について言及した上で、「話題作りを含め、数字以外にも見られている」と語り、今後も月9ドラマを続けていくとしています。
1月期には西内さんの『突然ですが、明日結婚します』が放送され、恐らく月9ワーストを更新するだろうとみられていますが、4月期には嵐・相葉雅紀さんが主演のミステリー、10月期には木村拓哉さんの主演作が予定されていると言われています。
この2作は、注目を集めるのはほぼ間違いたいため、4月以降には数字が上向くことになるかもしれませんが、もしこれでも大コケが続いた場合には、フジテレビも月9ドラマの廃止について検討した方が良いでしょうね。